「GPU-eating monster(GPUを食い尽くす怪物)」——UL Solutions自らがそう表現する次世代3DMark GPUベンチマークの公式スクリーンショットが公開されました。フルパストレーシングによるライティングを採用し、ネイティブ4Kモードも計画されているとされます。ComputerBaseは、Computexで披露されたティザー映像のオリジナル版をUHD画質で入手したと報じています。
ULが認めた事実——フルパストレーシング採用の可能性
ULは、次期フラッグシップ3DMark GPUベンチマークが「fully path-traced lighting(フルパストレーシングによるライティング)」を採用することを認めているとされます。これは現行の3DMarkレイトレーシングテストよりも大幅に重い負荷をかける設計と示唆されています。Computex会場で配布されたフライヤーには、主要GPUメーカーすべてのAIアップスケーリングおよびフレーム生成機能への対応も明記されています。
先週、Thermal Grizzlyブースで披露されたティザーは「Next Gen Raytracing Test」と銘打たれており、シーンの内容からも従来テストを大きく上回る負荷が示唆されていました。今回の公式スクリーンショット公開で、その方向性がパストレーシング全面採用という形で裏付けられた格好です。
ネイティブ4Kモードと「GPU-eating monster」の意味
ULはさらに、フルネイティブ4Kモードを搭載する計画も明らかにしています。同社はこのモードを「最もパワフルなゲーミングPC向け」と位置付けており、Computex向けマテリアルで自ら使った「GPU-eating monster」という表現とも整合しています。
現行の3DMark Speed Wayなど既存テストとの定量的な比較データは公表されていませんが、パストレーシング全面採用という設計思想からは、ハイエンドGPUを所有するユーザーにとっての新しい指標となる可能性が読み取れます。必要となるGPUクラスについては、現時点で公表されていません。
わかっていること/わかっていないこと
このベンチマークはまだリリース準備が整っていないとULは明言しています。発売日、必要GPU、対応API、最終的なテスト構成については、いずれも公表されていません。ULは選定した技術の詳細について「今後数か月のうちに」追加情報を共有するとしています。
ベンチマークの初のスポンサーとしてはThermal Grizzlyの名前が確認されています。ティザー映像内に同社のブランディングが登場するほか、Computexのブースでは独占的な動画コンテンツやスクリーンショットも展示されていました。
読者が次に注目すべきポイント
現時点で示されているのは、フルパストレーシング採用の方針、AIアップスケーリングおよびフレーム生成対応、ネイティブ4Kモード搭載計画、Thermal Grizzlyがスポンサーとして関与という4点です。これらが計画通りに実装されれば、3DMarkはハイエンドGPUの実力を可視化する新たな基準を提供することになる可能性があります。
続報を待つ際に注目すべきは、ULが「今後数か月のうちに」共有するとした採用技術の詳細です。対応APIや必要VRAM、対応GPU世代の下限といったパラメータが明らかになれば、自分の手元のGPUで動かせるか、どの程度のスコアが期待できるかの判断材料になります。
Q&A
Q. 現行の3DMark Speed Wayと比べて、どの程度重い負荷になりますか? 具体的なフレームレートや負荷比較は公表されていません。ULが自ら「GPU-eating monster」と表現し、フルパストレーシングを採用するとしていることから、現行レイトレーシングテストよりも大幅に重くなる方向で設計されているとされます。
Q. 手持ちのGPUで動かせますか? 必要GPUの具体的なクラスは公表されていません。ULはネイティブ4Kモードを「最もパワフルなゲーミングPC向け」と位置付けており、AIアップスケーリングとフレーム生成への対応も明記されているため、これらの併用が前提になる可能性があります。
Q. 価格や発売日はいつ判明しますか? 発売日・価格ともに公表されていません。ULは「今後数か月のうちに」採用技術の詳細を共有するとしており、ベンチマーク自体もまだリリース準備が整っていない段階です。