GadgetDrop
AI注目

ChatGPTにタスクスケジューリング機能が登場——リマインダー・定期実行・トピック監視に対応、無料ユーザーは対象外

GadgetDrop 編集部6
ChatGPTにタスクスケジューリング機能が登場——リマインダー・定期実行・トピック監視に対応、無料ユーザーは対象外

ChatGPTに、ワンタイムタスクと定期タスクをスケジュール実行できる機能が追加されました。指定タイミングでChatGPT側からプッシュ通知が届く仕組みで、リマインダーや定例の問い合わせ自動化、特定トピックの監視・通知までチャット内で完結します。ただし無料ユーザーは対象外で、同時に保持できるアクティブタスク数はGoが3件、Plusが5件、Business/Eduが10件、Pro/Enterpriseが最大15件と、プランごとに明確な上限が設けられています。

チャットボットが「軽量パーソナルアシスタント」に近づく

Android Authorityによると、新しいスケジューリング機能は段階的に展開が始まっています。ユーザーが指定したタイミングでChatGPTがアクションを実行し、その場で回答するだけでなく、後からChatGPT側から能動的に通知を送ってきます。

同記事で挙げられている想定ユースケースは、両親の誕生日にお祝いを送るためのリマインダー、製品発表のウォッチ、お気に入りアプリのアップデート追跡、近づくイベントのステータス確認などです。「意味のある変化があったときに通知する」という、トピック監視型の使い方が新規性の核です。

通知を切っているとリマインダーは届かない——管理ハブの場所と設定の前提

スケジュールしたタスクは専用の管理ハブから一覧・編集できます。Webアプリ・モバイルアプリのいずれもサイドバーからアクセスでき、既存タスクの確認、変更、一時停止、削除が可能です。

通知設定は使いこなしの前提条件です。リマインダー目的でChatGPTを使うのであれば、スマートフォン側とブラウザ側の両方で通知を有効にしておく必要があります。これを怠ると、せっかくスケジュールしたアラートに気付けないとAndroid Authorityは伝えています。

プラン別のアクティブタスク上限——無料プランは利用不可

最大の制約は、この機能が無料ユーザーには提供されない点です。利用には有料のChatGPTサブスクリプションが必要で、同時にアクティブにできるタスク数もプランによって異なります。

プラン同時アクティブタスク数
Go3件
Plus5件
Business / Edu10件
Pro / Enterprise最大15件

上限に達した場合は、既存のタスクを完了・一時停止・削除しないと新しいタスクを作成できません。プランごとの通常の利用上限も引き続き適用されます。

軽量な定型業務をAIに任せたいユーザーにとっては、Plusの5件で足りるのか、Proの15件まで必要なのかが選択の分かれ目です。複数トピックの継続監視や定例レポートまで自動化したい場合は上位プランが向いていますが、まずは手元のPlusや、より下位のGoで使い勝手を確かめてから上位プランへ移るという段階的な使い方が無難でしょう。

6月17日リニューアルで何が変わったか——Pulse廃止と信頼性刷新

今回のスケジューリング機能は、2026年6月17日にWeb・iOS・Android・macOSで提供が始まり、Windows版は今後対応予定です。単なる機能追加ではなく、過去の不安定さを解消する大規模な刷新として位置づけられています。

旧実装の課題と今回の改善点

  • 配信が安定せず、タイムゾーン計算のミスやサイレント失敗が発生していました
  • バックエンド刷新により、粒度の細かい通知設定とWebhook対応が新たに加わっています
  • 朝・昼・夕といった広めの時間帯指定や、Webや連携アプリの変化を検知して通知するモニタリングタスクにも対応しています

加えて、Pro向けに提供されてきたパーソナライズドデイリーサマリー「Pulse」は廃止が決まっており、Proユーザーは14日間の移行期間を経て、Scheduled Tasks側で同等のサマリー生成を組み立てる形に置き換えられます。日次ブリーフをPulseに頼っていた場合は、移行期間内に自前のスケジュールタスクとして再設計しておく必要があります。

競合との立ち位置——GeminiのDaily Brief、Claudeのスケジュール機能

プロアクティブにAIが動く流れは、ChatGPTだけではありません。同じ「スケジュール実行・能動通知」のカテゴリで、各社の動きを並べると現在地が見えやすくなります。

プロダクト関連機能投入時期
ChatGPT Tasksリマインダー寄りのベータ提供開始2025年1月
GeminiScheduled Actions2025年6月
GeminiDaily Brief(受信トレイ・カレンダー・タスクを朝に集約)Scheduled Actions以降に追加
ClaudeScheduled Tasks2026年3月時点で提供中

ChatGPTは先行してベータを公開したものの、初期実装はリマインダー特化に近く、その後Geminiが朝のブリーフィングというユースケースを切り拓きました。Claudeは2026年3月時点でScheduled Tasksを提供しており、競合の弱点を踏まえた実装と評価されています。リマインダー、朝のサマリー、能動的なモニタリングという各社の重点の違いを踏まえて使い分けを検討する価値があります。

Q&A

Q. 無料プランでもタスクスケジューリングは使えますか?同時に動かせるタスク数の上限は? 無料プランでは使えません。利用には有料サブスクリプションが必要で、同時アクティブ数はGoが3件、Plusが5件、Business/Eduが10件、Pro/Enterpriseが最大15件です。上限に達した場合は既存タスクを完了・一時停止・削除する必要があります。

Q. スケジュールしたタスクの編集や一時停止はどこからできますか? Webアプリ・モバイルアプリのサイドバーからアクセスできる専用の管理ハブで、既存タスクの確認、変更、一時停止、削除が行えます。

Q. リマインダーを受け取るために必要な設定はありますか? スマートフォンとブラウザの両方で通知を有効にしておく必要があります。通知をオフにしているとスケジュール済みのアラートに気付けない可能性があります。

出典

ポストLINEで送るはてブ
GD

GadgetDrop 編集部

スマホ・PC・AI・XRなど幅広いテクノロジーを、スペックの行間まで読む視点で解説します。速報から深掘り分析まで、テック選びと業界理解に役立つ情報をお届けしています。