GadgetDrop
CPU・GPUリーク注目

アサシン クリード ブラックフラッグ リシンク試遊レポート——パルクール全面再構築も「垂直登攀」の問題は残ると報告

GadgetDrop 編集部8
アサシン クリード ブラックフラッグ リシンク試遊レポート——パルクール全面再構築も「垂直登攀」の問題は残ると報告

2013年の名作『Assassin's Creed IV: Black Flag』のリメイク版『Assassin's Creed Black Flag Resynced』について、WccftechがサンフランシスコでUbisoftが開いた試遊イベントの内容を報告しました。パルクールのモーションは全面的に作り直されたものの、シリーズに長年つきまとってきた「垂直登攀の引っかかり」は依然として残っていると伝えられています。

ハンズオンで確認されたこと——本作はあくまで「試遊段階」の情報

今回の報告は、Wccftechがサンフランシスコにあるイベント会場でUbisoftから招待を受けて行われた早期試遊に基づくものです。Wccftechの記者Kai Tatsumoto氏が、製品版より前の段階のビルドをプレイした感触をまとめており、最終製品の仕様は変わる可能性があります。本作の存在は事前にリークされていましたが、Ubisoftが正式に発表したのは4月末で、発売は今夏予定とされています。

試遊で確認された主な変更点は次のとおりです。

  • モダンデイ(現代パート)の Abstergo Entertainment に関する描写は本作から削除
  • 代わりに Edward Kenwayの物語に焦点を当てた新規Rift要素 を追加すると説明された(試遊では未公開)
  • マルチプレイヤー要素も削除され、完全なシングルプレイヤー体験として再構成

Desmond Milesの三部作の終盤を彩った現代パートを惜しむ声は同氏も認めており、Rift要素がどこまで穴埋めできるかは現時点では不明だと報じられています。

パルクールは全面再構築、ただし「垂直登攀」の問題は残るとの報告

開発チームはEdwardのパルクールのモーションを すべて見直し、トランジションを滑らかにする調整を加えた と説明したとのことです。

その一方で、Tatsumoto氏は試遊中に 原作と同じ「垂直登攀の引っかかり」 を確認したと書いています。建物の窓の間隔が登攀用に整っていない場合、長い縦ジャンプが必要になりモメンタムが失われる現象で、シリーズの多層建築物で長年指摘されてきた問題です。今回のリメイクでもこの課題は完全には解消されていないと報告されています。

戦闘面はEdwardの荒々しいスタイルを踏襲し、スキルツリーは採用されない ことが明言されました。代わりに アンロック可能な剣装備可能なトリンケット によってパッシブ能力が付与される設計です。ディレクターRichard Knight氏は、アーマーセットは純粋にコスメティック扱い になると説明したと伝えられています。

船舶戦の刷新——Skull and Bonesのクリエイティブディレクターが指揮

ブラックフラッグの代名詞である船舶戦は、本作の見どころのひとつとして大きく作り変えられていると報告されています。

  • 各種大砲(cannonery)の解禁タイミングが早まる、もしくは新規追加
  • セカンダリ射撃モードが追加され、攻撃手段ごとのインパクトが増す
  • 士官(オフィサー)ごとに固有のブースト効果を付与する仕組み
  • 象徴的なキャラクターAdewaleは、舷側砲(broadside cannons)に 連射型の加熱弾 を与える

Wccftechは、本作のクリエイティブディレクターが『Skull and Bones』のリードを務めていた人物であると指摘し、海戦面の刷新には期待が持てるとの見方を示しています。さらに、スイベルガン はクイックタイムイベントから『Assassin's Creed Rogue』方式のフリーエイミングに変更されたとのことです。

ビジュアルとロード——Anvilエンジンとレイトレーシングを採用

本作のグラフィックは、『Assassin's Creed Shadows』で使用された更新済みの Anvilエンジン によって支えられているとされています。

レイトレーシングによるグローバルイルミネーション、波が桟橋や船にぶつかる物理表現、悪天候の描写などがハイライトとして挙げられました。最も体感差が大きいのは 航海中の島々がシームレスにつながっており、Havanaのような居住地に入る際にロード画面が挟まらない 点だと報告されています。具体的な推奨スペックや動作要件については、現時点では公表されていません。

発売情報と読者の判断材料

『Assassin's Creed Black Flag Resynced』は 2026年7月29日PC で発売予定であると伝えられています。価格や対応プラットフォームの詳細については、本試遊レポートでは明らかにされていません。

試遊段階の手応えとしては、船舶戦と海上の世界表現は明確な強化が見て取れる一方、パルクールの根本的な引っかかりは引き継がれているという両面が示されました。原作のリマスター以上のリメイクを期待していた層にとっては期待材料が多い一方、シリーズに不満を持っていた層には決定打にならない可能性もある——というのが現時点での妥当な見方です。最終的な品質判断は、発売後のレビューや製品版での挙動を見てから行うのが安全でしょう。

対応プラットフォームとエディション構成——価格・予約特典の最新整理

販売面の情報も公式発表で出揃っており、購入検討の判断材料が明確になっています。Ubisoftは本作がPlayStation 5、Xbox Series X|S、およびUbisoft Store・Steam・Epic Games Storeを通じたWindows PCで世界同時発売されると発表しました。さらにNvidia GeForce NowとBlacknut経由のストリーミングプレイにも対応するとされており、ハードウェアを問わずアクセスできる体制が用意されています。

エディション主な内容
Standard59.99ドルの基本版
DeluxeMaster Assassin Character PackとMaster Assassin Naval Packを同梱
CollectorEdwardフィギュア、金属製ブローチ、SteelBook、布マップなどを追加

加えて予約購入者にはBlackbeard's Crimson Packが付属し、Edward Kenway専用コスチューム、剣、ピストルが含まれます。コレクター志向と実プレイ重視で選択肢が明確に分かれた構成です。

ゲームプレイ拡張の細部——新キャラクター・音楽・UI刷新の中身

物量面の追加要素にも具体的な情報が出てきています。

  • Lucy Baldwin、The Padre、Dead Man Smithという3名の新オフィサーが導入され、それぞれ固有の能力とナラティブクエストラインを持つ仕様です
  • 作曲家Brian Tylerが復帰し、追加楽曲と10曲の新規シーシャンティを提供するほか、GRAMMYノミネートアーティストのWoodkidもリイマジン楽曲で参加します
  • 新規シーシャンティ、ペット、フォトモードなどが追加され、Jackdaw上に猫や猿を連れて航海できる演出も加わります
  • 海戦時のミニマップは廃止されコンパスに置き換えられ、開発側はプレイヤーの視線を画面本体に集中させる狙いがあると説明しています
  • Kenway's Fleetは復活しますが、今回はスマホアプリ連動を廃して完全にゲーム内のみで完結する仕様に変更されています
  • 街中にジップラインが配置され、高所から地上への素早い移動手段が追加されました

細部の積み重ねによって、原作の手触りを残しつつ現代的なクオリティ・オブ・ライフが導入されている形です。

Q&A

Q. 『Assassin's Creed Black Flag Resynced』はいつ発売されますか? 2026年7月29日にPCで発売予定であると報じられています。価格や他プラットフォームでの展開については、本試遊レポートでは明らかにされていません。

Q. 原作との違いはどこにありますか? モダンデイのAbstergo Entertainment要素とマルチプレイヤーが削除され、代わりにEdward Kenwayの物語に焦点を当てた新規Rift要素が追加されると説明されています。船舶戦は大砲のセカンダリ射撃モードや士官システムが導入され、スイベルガンはQTEからフリーエイミングに変更されました。スキルツリーは採用されず、剣とトリンケットでパッシブ能力を付与する設計です。

Q. パルクールは改善されているのですか? 開発チームはEdwardのモーションをすべて見直しトランジションを滑らかにしたと説明していますが、Wccftechの試遊では原作と同様の「垂直登攀の引っかかり」が依然として発生したと報告されています。建物の窓の間隔が登攀向きでない場合に縦ジャンプでモメンタムが落ちる現象で、本作でも完全には解消されていないようです。

出典

ポストLINEで送るはてブ
GD

GadgetDrop 編集部

スマホ・PC・AI・XRなど幅広いテクノロジーを、スペックの行間まで読む視点で解説します。速報から深掘り分析まで、テック選びと業界理解に役立つ情報をお届けしています。