Intel 0製品 vs AMD 15製品——Amazon USのCPUベストセラー上位15枠をAMDがほぼ独占する状況が報じられました。Ryzen 7 9800X3Dは$449(約6万7千円)で首位を維持。X3Dシリーズへの選好がランキングに表れています。
「15 out of 15」——AMDがAmazon USのCPUランキングを独占
WccftechによるとAMDのSenior Director of MarketingであるSaša Marinković氏が2026年6月10日、「15 out of 15 incredible CPU line up @AMD」と投稿し、Amazon USのCPUベストセラー上位15製品すべてがAMD製であることを示すスクリーンショットを共有しました。これに先立ち、AMDはSteam Hardware SurveyでのCPUシェアが45%に達したことも公表しており、市場での存在感アピールを連続して打ち出すかたちです。
Amazon上位10位がAMDで占められる状況自体は以前から続いていますが、今回は15位までAMDが押さえた点が特徴的です。ただしランキングは頻繁に変動しており、Wccftechの確認時点ではIntel Core Ultra 7 270K Plusが13位に位置していたとされ、AMDが「top 15を支配している」と表現することに違和感はないと報じられています。
Ryzen 7 9800X3Dが$449で首位、Ryzen 5 5500が同等の売れ行き
上位ラインナップで目立つ動きは以下のとおりです。
- 1位: Ryzen 7 9800X3D($449・約6万7千円)。継続的に高い販売ペースを維持
- 2位: Ryzen 5 5500。Ryzen 7 9800X3Dと同等の販売数で長期間2位をキープ
- 上位15位内にはRyzen 7 5800XT、Ryzen 5 5600、Ryzen 5700XなどのRyzen 5000シリーズも複数ランクイン
- Ryzen 7800X3D、Ryzen 9 9950X3DなどX3Dモデルはトップ10入り。一方で非X3D版は上位15位圏外
注目すべきは、「best gaming processor」を掲げて投入されたRyzen 7 9850X3Dが17位にとどまっている点です。発売後たびたび値下げが行われているものの、上位への食い込みは限定的な状況と伝えられています。さらに新型のRyzen 9 9950X3D2は25位と苦戦。これは従来のRyzen 9 9950X3Dから大きな性能向上を実現できなかった一方で価格が大幅に高いことが理由とされています。
13位が最高——IntelはCore Ultra 7 270K Plusで反撃なるか
Intel側はArrow Lake Refresh世代の投入で一定の手応えを示しているものの、トップ15からは姿を消しました。確認時点でIntel製品の最上位はCore Ultra 7 270K Plusの13位です。
Core Ultra 7 270K PlusはフラッグシップとなるCore Ultra 9 285Kと同じコア/スレッド構成を備えつつ、Core Ultra 9 285Kよりも低価格でゲーミング性能では上回るとされており、価格性能比を武器に巻き返しを狙う製品といえます。とはいえ、ベストセラーチャートを動かすほどの影響力にはまだ届いておらず、AMDのX3D勢に対する明確な対抗軸を打ち出せるかが当面の焦点です。
なお参考指標として、AMDはSteam Hardware Survey上のCPUシェア45%到達も公表済み。Amazon上位15枠独占と合わせて見ると、自作ユーザーが集まる市場でX3D系への選好が当面続く構図と読めます。ただしランキングは流動的で、Intelの新製品投入や値下げ施策次第で構図が変わる余地は残ります。
Q&A
Q. なぜRyzen 7 9850X3Dは「best gaming processor」とされながら17位にとどまっているのですか? 発売後にたびたび値下げが行われているにもかかわらず、$449(約6万7千円)で首位を走るRyzen 7 9800X3Dに対する価格・性能面での優位性を示しきれていないことが、購買行動につながりにくい要因とされています。
Q. Intelに上位入りのチャンスはありますか? Arrow Lake Refresh世代のCore Ultra 7 270K Plusは、Core Ultra 9 285Kと同じコア/スレッド数を備え、Core Ultra 9 285Kよりも低価格でゲーミング性能に優れるとされています。現状13位ですが、価格性能比を訴求できれば上位に食い込む余地はあります。
Q. このランキングは恒久的なものですか? Amazon US限定かつ変動の激しいランキングであり、固定的な市場シェアを示すものではありません。Steam Hardware Surveyでの45%といった別指標と合わせて見るのが妥当です。