GadgetDrop
スマートフォン注目

Android AutoでGeminiの通話発信が不具合——「Something went wrong」エラー多発、Assistantへの一時切替が回避策に

GadgetDrop 編集部6
Android AutoでGeminiの通話発信が不具合——「Something went wrong」エラー多発、Assistantへの一時切替が回避策に

Android Authorityには数十人規模のAndroid Autoユーザーから、Geminiを使った通話発信ができないという報告が寄せられています。運転中のハンズフリー通話が機能しないという深刻度の高い不具合で、代替策としてGoogle Assistantへ戻すユーザーも出ており、Googleの正式対応が待たれる状況です。

ハンズフリー通話が機能しない——Geminiが「Something went wrong」エラーを返す

Android Authorityによると、数十人規模のAndroid Autoユーザーが、Geminiを使って車内から通話を発信しようとした際にエラーに遭遇していると報告されています。画面には「Something went wrong. Please try again.(問題が発生しました。もう一度お試しください)」というポップアップが表示され、発信処理がそこで止まってしまうとのことです。

運転中に「電話をかけて」と音声で指示するシーンはAndroid Autoの中核的なユースケースの一つであり、ここがブロックされると、結局スマートフォンを手に取らざるを得なくなります。ハンズフリー前提の運用において、安全面でも見過ごせない種類の不具合です。

定番の対処法が全滅——データ消去も再起動も効かない

通常のトラブルシューティングとして定番のアプリデータの消去や、車載インフォテインメントシステムのリセットを試しても、症状は解消していないと報じられています。ユーザー側で完結する一次対応では復旧できていないため、サーバー側または最新のアプリ更新に起因する問題である可能性が高そうです。

なお、先週にはGeminiのプラットフォーム自体が部分的にダウンし、エラーメッセージを返す事象が発生していました。そちらはすでに解消済みとのことですが、今回のAndroid Auto側での不具合は、その直後に週末をまたいで浮上したかたちです。

回避策はGoogle Assistantへの切り替えとアップデートのアンインストール

現時点で有効とされる回避策は次の2つです。

  • Google Assistantに戻す: Android Autoのアシスタントを従来のGoogle Assistantに切り替えると、通話発信が正常に動作するとの報告が出ています。Geminiへの移行を進めていたユーザーにとっては一歩後退になりますが、確実な選択肢です。
  • 直近のアップデートをアンインストールする: 最新アップデートを取り除くことで通話機能が復旧したという報告もあります。ただしこの手段は推奨されていないと注記されており、自己責任での対応となります。

Android AuthorityはGoogleにコメントを求めており、新たな情報が入り次第、記事を更新するとしています。

今週中にAndroid AutoでGemini経由の通話を使う予定がある人は、出発前に設定からアシスタントをGoogle Assistantへ戻しておくのが現実的な備えになります。Googleからの公式アナウンスが出るまでは、無理にGeminiで通話を試みず、Assistant運用に一時的に切り替えておくことで、運転中に発信できないリスクを避けられます。

2026年大型アップデートで広がるGeminiの対応機能

Geminiは2025年11月20日にAndroid Autoへの展開を開始し、初日から45言語に対応、250百万台以上の対応車両へ広がっています。2026年のアップデートでは、対応機能のロードマップが示されています。

2026年に追加・拡張される主な機能

  • 動画アプリ対応: YouTubeなど60fps・FHDに対応した動画アプリが追加されます。
  • Google Mapsの3Dビジュアル: ナビ表示に3Dビジュアルが導入されます。
  • Magic Cue: 関連情報をタップ可能な提案カードとして提示します。
  • メッセージ操作: メッセージ要約、40以上の言語翻訳、ETA付きの返信を自然言語で実行できます。

メッセージ要約や多言語翻訳、ETA付き返信といった自然言語ベースの処理が中核に据えられており、対応言語数と対応車両規模の広さと並行して、ユーザーが日常的に触れる機能領域も拡張されています。動画アプリの解禁やマップの3D化は、これまで運転支援に寄っていた体験を、停車中や同乗者向けの利用まで広げる方向性として位置づけられています。

Google Assistant終了は2026年3月予定——「戻す」回避策の時限性

回避策として案内されているGoogle Assistantへの切り替えには、時限性があります。GoogleはサポートドキュメントでAndroid AutoにおけるGoogle Assistantを2026年3月まで利用可能と明記しており、Geminiへの移行は2025年11月20日に正式に開始され、数ヶ月かけて段階的に進行するスケジュールが示されています。

項目内容
移行開始2025年11月20日
Google Assistant利用期限2026年3月
移行ペース数ヶ月かけて段階的に進行

Android Centralは、Google Duoの2025年9月終了が延期された前例を挙げ、3月という期限も延長される可能性があると指摘しています。一方でサポート文書には3月の区切りが示されているため、Assistantに戻して運用を続けても、現行スケジュール通りであれば数ヶ月内にGeminiへの一本化を迫られる構図です。延長の有無に関わらず、Assistantへの切り替えは恒久的な解ではなく、一時的な避難先として捉えておく必要があります。

Q&A

Q. 自分のAndroid Autoでも影響を受けますか? Android Authorityには数十人規模からの報告が寄せられている段階で、全ユーザーで再現するかは明らかになっていません。Gemini経由で通話を試した際に「Something went wrong」が出る場合は、本件の影響を受けている可能性があります。

Q. いつ頃修正される見込みですか? 現時点でGoogleからの公式コメントや修正時期のアナウンスは出ていません。Android AuthorityがGoogleに問い合わせ中で、回答があり次第続報が出る見込みです。

Q. すぐに通話を使いたい場合はどうすればいいですか? アシスタントをGoogle Assistantに切り替える方法が有効と報告されています。直近のアップデートをアンインストールする方法でも復旧したケースがありますが、こちらは推奨されていません。

出典

ポストLINEで送るはてブ
GD

GadgetDrop 編集部

スマホ・PC・AI・XRなど幅広いテクノロジーを、スペックの行間まで読む視点で解説します。速報から深掘り分析まで、テック選びと業界理解に役立つ情報をお届けしています。