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Apple値上げか——メモリ高騰でMac・iPad先行、iPhone 18 Proも対象の可能性

GadgetDrop 編集部6
Apple値上げか——メモリ高騰でMac・iPad先行、iPhone 18 Proも対象の可能性

メモリチップ価格の高騰を背景に、Appleが一部製品の値上げに踏み切る可能性が浮上しました。GSMArenaは、The Wall Street Journal(WSJ)によるApple CEO Tim Cook氏への単独取材を基に、同社が近く一部製品の価格を引き上げる見通しだと報じています。Mac購入を検討中の読者は、正式発表前に動くかどうかの判断を急ぐ価値がある状況です。

何が報じられたのか

GSMArena(2026年6月18日付)は、WSJがTim Cook氏への単独取材を基に「Appleが近い将来、一部製品の価格を引き上げる見込み」と伝えたと報じています。ここで重要なのは、値上げ自体はWSJの解釈・予測("the company is expected to raise the prices")であり、Cook氏が値上げを明言したわけではない点です。Cook氏は具体的な実施時期も対象製品も明らかにしていません。

背景にあるのは、RAMおよびフラッシュストレージ(NAND)といったメモリチップの価格上昇です。これまでAppleとSamsungは部品コストの上昇を自社で吸収してきたものの、その余地が乏しくなりつつあるとの見方が示されています。

Mac・iPadが先行、iPhone 18 Proも対象に

GSMArenaによると、AppleのMacおよびiPadラインナップが、他のポートフォリオに先行して値上げ対象となる見込みです。加えて、来年登場予定のiPhone 18 Proシリーズも、現行のiPhone 17 Proシリーズより高価格になる可能性が指摘されています。具体的な値上げ幅は公表されていません。

参考までに、GSMArenaのコメント欄では一部読者が「1,200ドル(約18万8千円)プラス税はもはや家賃並み」と反応しており、Pro系の上位構成が既に高価格帯であることへの不満も示されています。

業界全体に広がる値上げ圧力

メモリ高騰によるスマホ値上げはAppleに限った話ではありません。GSMArenaの関連記事では、Huaweiが値上げの実施が間近であることを公式に認め、Samsungも値上げを余儀なくされていると伝えられています。複数メーカーが既に価格改定に動いている中で、Appleがどこまで自社吸収を続けられるかが焦点となっていました。

情報の信頼性をどう見るか

今回の情報源は、WSJがCook氏に直接取材した記事をGSMArenaが引用した二次情報です。CEO本人への取材という点で匿名リークよりは確度が高い一方、値上げの確定アナウンスではなくWSJ側の予測・解釈が含まれている点に注意が必要です。Cook氏自身は時期も対象も明言していません。

  • 実施時期: Cook氏は明らかにしていない
  • 対象製品: Mac・iPadが先行する見込み
  • iPhone 18 Pro: 現行iPhone 17 Proシリーズより高くなる可能性
  • 値上げ幅: 公表されていない

メモリ価格上昇の規模感と供給側の事情

メモリ高騰の規模は四半期単位で見ても異例の水準に達しています。TrendForceの集計をTom's Hardwareが伝えたところでは、2026年第2四半期のDRAM契約価格は前四半期比58〜63%、NAND Flashは同70〜75%の上昇が見込まれています。さらにGartnerは2026年通年でDRAMが125%、NANDが234%上昇するとの見通しを示しています。

指標見通し
DRAM契約価格(Q2 QoQ)+58〜63%
NAND契約価格(Q2 QoQ)+70〜75%
DRAM年間(2026)+125%
NAND年間(2026)+234%

供給側でも緩和の兆しは乏しい状況です。DRAM世界シェアの約7割を占めるSamsungとSK Hynixは積極的な増産計画を打ち出しておらず、意味のある生産能力拡張は2027年後半以降との見方が伝えられています。サプライヤーがAIサーバー向け案件を優先していることもあり、コンシューマー向けメモリ調達の逼迫が長引く構図となっています。

スマホ製造原価に占めるメモリ比率の急上昇

メモリ高騰は、スマートフォン1台あたりのコスト構造そのものを変えつつあります。Neowinの報道によれば、2026年半ばにはメモリが廉価スマホで製造原価の3分の1超、プレミアム機でも約2割を占めると試算されています。2026年初頭のメモリ価格は前四半期比で約90%上昇し、DRAM供給は需要の約6割しか満たせない需給ギャップが指摘されています。

  • Samsung: モバイル部門トップのTM Roh氏が、スマホ販売で損失計上の可能性を社内に警告したと報じられています
  • Huawei: 2026年7月1日から「intelligent collaboration products」を含むスマホ・タブレット等の値上げを公式通知で予告しています
  • 業界全体: AIメモリ需要が消費者向け供給を圧迫し、メーカー側の自社吸収余地が急速に失われています

半導体部門は高値で潤う一方、モバイル部門は同じコストに圧迫されるという構造的なジレンマがSamsungで顕在化しており、価格転嫁が「不可避」と認識されている点が、今回の値上げ観測を補強しています。

Q&A

Q. 値上げ幅はどの程度になりそうですか? 具体的な金額・パーセンテージは公表されていません。WSJ・GSMArenaいずれも数値には踏み込んでおらず、現時点では推測の域を出ない状況です。

Q. iPhone 18 Proシリーズの値上げ報道は他の情報と一致していますか? 過去には「iPhone 18 Pro / Pro Maxは積極的な価格設定になる」「iPhone 18のRAM増強と価格に関する朗報」といった、今回とは方向性が異なる報道もありました。価格戦略については情報が一致していない側面があります。

Q. なぜApple単独で吸収できなくなったのですか? RAM・NANDフラッシュ価格の上昇局面が長期化しており、Huawei・Samsungといった競合も既に値上げに踏み切っています。Appleだけが部品コスト上昇を吸収し続けるのは難しくなっているとの見方が示されています。

Q. 今、Macを買うべきか待つべきか? 正式な値上げ時期・幅は不明ですが、Mac・iPadが先行対象とされている以上、購入を検討中であれば現行価格のうちに動くという選択肢は合理的です。一方でモデルチェンジを待つ余裕がある場合、価格と新機能を天秤にかけて判断する必要があります。

出典

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