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PS2エミュ「ARMSX2 Refresh」公開、ネイティブArmコード化でAndroidの互換性と性能が向上

GadgetDrop 編集部5
PS2エミュ「ARMSX2 Refresh」公開、ネイティブArmコード化でAndroidの互換性と性能が向上

PS2の名作をAndroid上でネイティブ実行へ——PCSX2 2.7ベースの新エミュレーター「ARMSX2 Refresh」が公開されたと報じられています。従来版で発生していたx86→Arm変換のペナルティをゼロから書き直しで解消し、ハイエンドAndroid機なら『Shadow of the Colossus』『Gran Turismo 4』『Burnout 3』が動く水準に達しているとAndroid AuthorityのHadlee Simons氏が報告しています。「自分のスマホでどのPS2タイトルが快適に動くのか」を試したいユーザーにとって、注目すべきリリースです。

ネイティブArmコード化でパフォーマンスと互換性を改善

昨年リリースされたARMSX2は、PS2エミュレーションをAndroidに持ち込んだ意欲作でしたが、x86コードをArmに変換しながら実行する設計上、どうしてもパフォーマンスのペナルティが発生していたとされています。今回の「ARMSX2 Refresh」は変換を介さずネイティブArmコードで動作するため、より高速な実行と互換性の向上が期待できると説明されています。

エミュレーターのコアはPC向け定番エミュレーター「PCSX2」のバージョン2.7をベースに刷新されており、デフォルト設定の最適化、グラフィック・コア周りの一般的な修正、ゲームごとの個別修正、そして新しいUIなどが盛り込まれているとされています。

Snapdragon以外でも戦える:GPUプロファイル選択に対応

新しいUIはシンプルなつくりで、設定メニューを開くには画面端からスワイプではなく中央を長押しするという、やや直感的でない操作になっているとされています。ただし開発チームはUIの改善を継続する方針を示しているとされています。

設定メニュー自体は他のエミュレーターと比べて洗練されていると評価されており、項目も豊富です。とくに注目されているのがGPUプロファイルの選択肢で、Mali・Adreno・PowerVRから選べる点が挙げられています。Snapdragon搭載機以外でも調整しながら使えるのは、Androidユーザーにとっては地味に嬉しいポイントです。

実機テスト:vivo X300 Ultraでの動作レポート

Hadlee Simons氏はフラッグシップ機の「vivo X300 Ultra」で『Shadow of the Colossus』『Gran Turismo 4』『Burnout 3』の3タイトルを試しています。

  • 『Shadow of the Colossus』:要求の高いタイトルながら、期待できる範囲でスムーズに動作したと評価
  • 『Gran Turismo 4』:レース全体は良好なパフォーマンスで、車体にわずかなちらつきが見られたとのこと
  • 『Burnout 3』:スピード感のある演出も含めて良好な動作で、車体の軽微なちらつきが報告されています

起動直後にBIOSメニューで止まる現象も発生したものの、コントローラーを切り離して起動し直したところ問題なくゲームが動いたとのことで、偶然の可能性もあると述べられています。ハイエンド機での検証結果のため、廉価モデルでは体感が異なる可能性があります。

既存エミュとの位置づけと入手方法

現状では「AetherSX2」「NetherSX2」のほうが、より成熟したクセのないPS2エミュレーション体験を提供しているとされています。一方で、初回リリースの段階でARMSX2 Refreshはすでに有望に映る仕上がりで、他のエミュレーターで動作に難があるタイトルがある場合は試す価値があると評価されています。

入手経路はプロジェクトのGitHubページとDiscordチャンネルのみとされています。変換コードを使う標準版「ARMSX2」はGoogle Playに掲載されていますが、Refresh版のPlayストア配信については「近く」案内するとされており、具体的な時期は明らかにされていません。

噂ベースではなく実物が公開されたエミュレーターです。ハイエンドAndroid機を持つPS2ファンは、まずGitHubから導入してみる価値があるリリースと言えるでしょう。一方、エミュレーター導入に慣れていないユーザーは、Playストア版が登場するまで様子を見るのも妥当な判断です。

Q&A

Q. 標準版ARMSX2とARMSX2 Refreshの違いは何ですか? 標準版はx86コードをArmに変換して実行するため性能ペナルティがあったとされていますが、Refreshはネイティブ Armコードで動作するよう作り直されており、性能と互換性の改善が見込まれます。コアもPCSX2 2.7ベースに更新されているとされています。

Q. Google Playからインストールできますか? 現時点ではGitHubとDiscordでのみ配布されているとされています。Playストアでの提供については「近く」発表されるとされていますが、具体的な時期は公表されていません。

Q. Snapdragon以外のチップでも動きますか? GPUプロファイルとしてMali・Adreno・PowerVRが選択できる設計とされており、Snapdragon以外のAndroid端末でも調整しながら利用できるとされています。実際にレビューで検証されたのはvivo X300 Ultra(ハイエンド機)1機種のみで、Mali搭載機など個別チップごとの具体的な相性傾向については公開情報の範囲では明らかにされていないため、導入後にGPUプロファイルを切り替えて挙動を確認するのが現実的です。

出典

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