E-inkタブレットを手がけるBOOXが、Bluetoothページターナーリモコン「Tappy」を発表しました。本体に触れずにページめくりやスクロール、音声再生のコントロールができる小型アクセサリで、価格は$25.99(約4,000円)。Kindleユーザーが長年純正アクセサリとして望んでいながら、Amazonが今も提供していないジャンルの製品です。
Tappyとは——読書・ブラウジング・音声再生の3モードに対応
Tappyは、BluetoothでBOOXのタブレットやスマートフォンと無線接続するリモコンです。画面に物理的にクリップ留めするタイプの汎用アクセサリとは異なり、ワイヤレス接続で動作します。今年(2026年)先行して発売されたKoboのリモコンと同様の方向性ですが、Tappyはより遊び心のあるデザインに仕上げられている点が特徴です。
対応するモードは以下の3つです。
- Reading Mode:対応する読書アプリでページめくり操作
- Browsing Mode:記事やフィードを縦方向にスクロール
- Listening Mode:オーディオブックや音楽再生のトラック操作
ワイヤレス通信の到達範囲は約32フィート(約9.7メートル)。ベッドの中やトレッドミル上でも、本体から離れた状態で操作できる距離感です。
デザインと電源仕様
形状は丸みを帯びていて、デスクトイとワイヤレスイヤホンの中間のような印象とAndroid Authorityは表現しています。ピクセル風アイコンが描かれた交換用キーキャップも同梱されており、シンプルなアクセサリにアクセントを加えられる仕様です。
電源面では95mAhのバッテリーを内蔵し、数週間のバッテリー持続をうたっています。充電はUSB-Cで行います。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 価格 | $25.99(約4,000円) |
| 通信 | Bluetooth |
| 通信範囲 | 約32フィート(約9.7メートル) |
| バッテリー | 95mAh/数週間持続 |
| 充電端子 | USB-C |
| 対応モード | 読書・ブラウジング・音声再生 |
| 対応機器 | BOOXタブレット/スマートフォン |
Kindleにはまだ純正リモコンがない——Amazonの遅れが浮き彫りに
注目したいのは、TappyがBOOX製品だけでなくスマートフォンともペアリングできる点です。BOOXの説明によれば、対応プラットフォームは同社タブレットに限定されません。
一方で、Kindleユーザーは依然としてAmazonの純正ページターナーを手に入れられない状況が続いています。ベッドでの読書やトレッドミル上での「ハンズフリー読書」のために、サードパーティ製のクリップ式リモコンや画面タップ用ガジェットを買い足しているユーザーは少なくありません。
E-Reader市場では、ケースやスタンドと並んでページターナーがアクセサリの定番ジャンルになりつつあります。Kobo・BOOXが相次いで純正リモコンを投入する中で、Amazonの動きの遅さが目立つかたちです。読書体験全体のアップデートでは、Kindle以外のメーカーのほうが速いペースで進化しているという見方が示されています。
入手方法
Tappyは現在発売中で、購入方法はモデルによって分かれます。
- Sage(セージ)モデル:Amazon経由で販売
- Citrus(シトラス)モデル:BOOX公式サイト経由で販売
価格はいずれも$25.99(約4,000円)です。日本市場での取り扱いについては、ソース記事内に記載がありません。BOOXタブレットを使っている人はもちろん、スマートフォンでの読書・記事閲覧を快適にしたい人にとっても、価格と機能のバランスは検討に値するアクセサリです。
先行するKobo Remoteとのスペック比較——価格・電源方式で差別化
E-Reader向けBluetoothリモコン市場では、Kobo Remoteが2025年11月に$29.99で発売されており、Tappyはその対抗馬として位置づけられます。両者の違いを整理すると、Tappyの特徴が見えてきます。
| 項目 | BOOX Tappy | Kobo Remote |
|---|---|---|
| 価格 | $25.99 | $29.99 |
| 電源 | 内蔵バッテリー/USB-C充電 | 単4電池1本/数か月持続 |
| 通信範囲 | — | 約20メートル |
| デザイン | レトロタイプライター風の2キー | キーフォブサイズの2ボタン |
| カラー | グリーン/オレンジ | ブラック/ホワイト |
TappyはKoboより$4安価で、Koboのゲームコントローラ風デザインに対しレトロタイプライターのような外観を採用しています。Kobo RemoteはClara Colour、Libra Colour、Elipsa 2Eなどに対応し、ランヤードループ付きのキーフォブサイズで、クリップ不要で使える設計です。電池駆動で数か月持続するKoboに対し、Tappyは充電式という点も対照的で、ユーザーの好みによって選び分けられる構図になっています。
Tappyの技術仕様と対応機種——Bluetooth 5.4採用の細部
Tappyは見た目のかわいらしさと裏腹に、無線仕様はやや先進的です。Bluetooth 5.4接続に対応し、約33フィートの通信範囲を備えています。
対応機種とハードウェア構成
互換性については明確に条件が示されています。Note Air5 CやPalma 2 Proのほか、ファームウェアV4.2以降でBluetoothをサポートするBOOX機種で動作します。古いBOOX端末を使っている場合は、ファームウェア更新の可否を事前に確認しておくと安心です。
本体構成も実用性に配慮されています。2つのボタンに加え、電源スイッチ、インジケータライト、ランヤードホール、充電用USB-Cポートが備わっています。インジケータライトは動作中のモードを表示し、読書・ブラウジング・リスニングの切り替えを混乱なく行えるよう設計されています。カラーバリエーションはグリーンとオレンジの2色展開で、予備キーキャップ2個が同梱されます。記事冒頭で触れた「Sage」「Citrus」というモデル名は、それぞれグリーンとオレンジに対応していると考えられます。
Q&A
Q. Tappyを Kindle で使うことはできますか? ソース記事ではBOOXタブレットおよびスマートフォンとのペアリングが対応として明記されています。Kindle端末との互換性については記載がありません。
Q. バッテリーはどのくらい持ちますか? BOOXによれば95mAhのバッテリーで数週間持続するとされており、充電はUSB-C経由で行います。
Q. 価格と購入先は? 価格は$25.99(約4,000円)です。SageモデルはAmazon、CitrusモデルはBOOX公式サイトで購入できます。