2013年の「Call of Duty: Ghosts」以来、実に13年ぶりにシリーズがNintendoプラットフォームへ復帰するかもしれません。Wccftechは、インサイダーのNate the Hate氏の発言として、2026年の新作「Call of Duty: Modern Warfare 4」がSwitch 2にも投入される最初のタイトルになるとの観測を報じています。同時にこの作品は、Microsoftによるサブスクリプション戦略の方向転換を象徴する一本にもなる可能性があるとされ、Nintendoユーザーにとっても、Xbox/Game Passユーザーにとっても無視できないリーク情報となっています。なお、Wccftech自身はこの噂の信頼度を85%(Highly Likely)と評価しています。
13年ぶりのNintendo復帰——Switch 2版MW4のリーク内容
Call of DutyシリーズがNintendoハードから姿を消したのは、2013年に発売された「Call of Duty: Ghosts」(Wii U版、移植はTreyarchが担当)が最後でした。それ以降、シリーズはPlayStation・Xbox・PCに集中してきました。
そのブランクを終わらせる可能性を指摘しているのが、Nate the Hate氏のリーク情報です。Nate the Hate氏によると、Modern Warfare 4が13年ぶりにNintendo機(=Switch 2)に投入される最初のタイトルになるとの観測が示されています。背景には2023年2月にMicrosoftとNintendoが結んだ、Call of DutyをNintendoプラットフォームに提供するという合意があります。これは、Activision Blizzard買収を巡る英国競争・市場庁(CMA)の審査を通すための施策の一環として結ばれたものでした。
加えて、データマイナーがCall of Duty HQのアップデートからNintendoプラットフォームに関する新しい参照を発見していたとも伝えられており、Switch 2対応の準備がすでに進んでいるとの指摘もあります。
噂の信頼度評価——Wccftechは「Highly Likely(85%)」と判定
Wccftechは独自のRumor Assessmentフレームを使い、本件の信頼度を以下のように整理しています。
| 評価項目 | スコア |
|---|---|
| 総合判定 | 85%(Highly Likely) |
| Source(情報源) | 5/5 |
| Corroboration(補強情報) | 4/5 |
| Technical(技術的整合性) | 4/5 |
| Timeline(時期整合性) | 4/5 |
Wccftechの基準では、81〜100%は「Multiple reliable sources(複数の信頼できる情報源あり)」に該当する最上位帯です。あくまで同メディアの主観評価ではあるものの、単発リークではなく複数の補強がそろっているという見立てが示されています。
誰の発言を信じるべきか——4つの情報源を仕分け
今回のリーク情報は、性質の異なる複数の情報源が組み合わさっている点に特徴があります。
- Nate the Hate氏:今回の「Switch 2対応」の主張を出した著名インサイダー。
- billbil-kun氏:前日にModern Warfare 4のカバーアートをリーク済み。発表が間近であることを間接的に裏付ける動きとの指摘があります。
- Call of Duty公式アカウント:朝鮮半島が舞台になるとの噂を受け、その設定を裏付けるティザーを投稿したとされています(記事の[UPDATE]として追記)。
- データマイナー:Call of Duty HQのコード解析という、非公式の経路で得られた情報の一例です。
このうち、Switch 2対応に関する核となる主張は、あくまで匿名・非公式の情報源を含むインサイダー発言である点には留意が必要です。最終的なプラットフォーム構成は、Activision Blizzardの公式発表まで確定とは言えません。
舞台は朝鮮半島か——「Modern Warfare 사」と物語の方向性
ストーリー面でも複数のリークが出ています。報じられている内容は次のとおりです。
| 項目 | リーク内容 |
|---|---|
| 舞台 | 朝鮮半島との観測 |
| 公式表記 | 「Modern Warfare 사」(韓国語で「4」を意味する数字)との噂 |
| 物語 | Modern Warfare 3の直接の続編で、MakarovおよびKonni Groupとの抗争を継続 |
| トーン | 2019年のMWリブートのショック性を志向し、よりダークでモラル面でも妥協を強いられるTask Force 141像 |
メイン開発元のInfinity Wardは、PlayStation 4とXbox One(旧世代機)にも本作が登場するとの噂を否定しており、現行世代向けに「決定版のModern Warfare体験」を作っているとアピールしているとされます。「あらゆるディテールとシステムを限界まで押し上げる」とも語ったと伝えられており、フル世代に最適化したタイトルになる可能性があります。
一方で、これらの設定や物語の方向性はすべて「reportedly(と報じられている)」のレベルにとどまります。正式な仕様は発表まで変更される余地が残されている点には留意が必要です。
発売時期とGame Pass戦略の変化
スケジュール面でも気になる情報が出ています。
- 正式発表予想日:2026年6月4日(NBA FinalsのGame One中)が有力視されているとの観測があります。Activision Blizzardが新作Call of Dutyの発表に同枠を使うことが多いためです。
- 発売時期:報道によると2026年10月。Rockstarの「Grand Theft Auto VI」(2026年11月19日発売予定)に先んじてリリースする狙いがあるとの見方もあります。
- Game Pass展開:Microsoftによる買収後の作品で初めて、発売時点でGame Passに含まれないタイトルになるとの指摘があります。これはGame Pass料金の引き下げと合わせ、新作Call of Dutyをサブスクリプションのライブラリから外すというMicrosoftの判断によるものと読める動きです。
つまり今回のリークが正確であれば、「Nintendo復帰」という象徴的な動きと、「Game Pass戦略の方向転換」という商業面の判断が、同じタイトルで同時に表面化することになります。Switch 2ユーザーにとってはCall of Dutyを久々にNintendoハードで遊べる機会となる一方、これまでGame Pass Ultimateの月額の範囲で新作Call of Dutyを遊んできたXboxユーザーにとっては、発売直後に遊ぶには別途フルプライスでの購入が必要になる可能性が出てくる、という意味合いを持つリリースになりそうです。
現時点では、Switch 2対応も朝鮮半島の舞台設定もインサイダー情報の段階であり、Activision Blizzardからの正式発表は出ていません。6月4日とされる発表想定日まで、続報を待つのが妥当でしょう。
Game Pass戦略の転換とBlack Ops 7不振が示す市場文脈
MW4の販売モデルを巡る背景には、前作の商業的不振があります。Black Ops 7はSteamで前作比82%の販売減という壊滅的な落ち込みを記録し、発売後26日間で40万1,000本にとどまり、Black Ops 6の230万本と大きな差がついたとされています。さらにBattlefield 6はSteamでBlack Ops 7の5.7倍の速さで売れたとも報じられ、競合タイトルからのプレッシャーも強まっています。
こうした状況を踏まえたGame Pass戦略の見直しが進んでいます。
- 2026年4月にMicrosoftは新作CoDをDay 1でGame Passに投入しない方針を確認し、MW4はリリース後およそ1年後の2027年末頃に追加される見込みです
- Game Pass Ultimateは月額29.99ドルから22.99ドル、PC Game Passは16.49ドルから13.99ドルに引き下げられました
- Black Ops 6のDay 1投入はMicrosoftに推定3億ドルの売上機会損失をもたらしたと報じられています
Switch 2のサードパーティ攻勢の中での位置づけ
CoDの復帰観測は、Switch 2における第三者AAA作品の集中投入という大きな流れの中で語られています。Cyberpunk 2077、Star Wars Outlaws、Final Fantasy VII RemakeのSwitch 2版はプレイヤーから高い評価を得ており、2026年は第三者支援の連続性を確立する好機と見られています。
2026年の主要サードパーティラインナップ
- Resident Evil Requiem、Pragmata、007 First Lightは他機種と同日リリース予定です
- Final Fantasy VII Rebirth、Indiana Jones and the Great Circleなども投入予定です
- Madden NFLのような毎年恒例フランチャイズも復帰しています
アナリストのMat Piscatella氏は「GameCube以来、あるいはおそらく過去最大級の第三者支援水準」と評しており、独占枠ではFromSoftwareのThe DuskbloodsがSwitch 2独占で展開されています。
Q&A
Q. Call of Duty: Modern Warfare 4は本当にSwitch 2で発売されるのですか? Nate the Hate氏によるリーク情報として報じられている段階であり、現時点ではActivision Blizzardから正式発表はありません。正式発表は2026年6月4日のNBA Finals Game One中が有力視されているとの観測があり、それまでは確定情報とは言えない段階です。なお、2023年2月にMicrosoftとNintendoの間でCall of DutyをNintendoプラットフォームに提供する合意が結ばれており、Wccftechは本件の信頼度を85%(Highly Likely)と評価していると伝えられています。
Q. 旧世代機(PS4・Xbox One)でも遊べますか? Infinity Wardは旧世代機での展開を否定しており、現行世代向けに最適化された「決定版のModern Warfare体験」を目指しているとされています。
Q. Game Passで最初から遊べますか? 報道によれば、本作はMicrosoftによるActivision買収後の作品で初めて、発売時点でGame Passに含まれないタイトルになるとの指摘があります。Game Pass Ultimateの値下げと合わせて、新作Call of Dutyをサブスクから外すというMicrosoftの判断の一環との見方もあります。これまで月額で新作Call of Dutyを遊んできたユーザーは、発売直後に遊ぶ場合はフルプライスでの購入が必要になる可能性があります。