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Claude CodeのAPI制限が大幅緩和——Tier 1は入力トークン上限が1500%増、SpaceXとの提携が背景に

GadgetDrop 編集部3
Claude CodeのAPI制限が大幅緩和——Tier 1は入力トークン上限が1500%増、SpaceXとの提携が背景に

AnthropicがClaude Codeの利用上限を大幅に引き上げると発表しました。Pro・Max・Team・Enterpriseプランを対象に5時間あたりの制限が2倍になるほか、Claude APIのレート制限も大幅に拡張されます。この強化の背景には、SpaceXとの大規模な計算能力確保の契約があります。

Claude Codeの5時間制限が2倍に——ピーク時間帯の制限も撤廃

今回の変更でまず目立つのが、Claude Codeの利用上限の引き上げです。Pro・Max・Team・Enterprise(シートベースプラン)の4プランを対象に、これまでの5時間あたりの利用制限が2倍に拡張されます。無料プランはこのアップグレードの対象外となっている点には注意が必要です。

さらに、ProおよびMaxアカウントに対しては「ピーク時間帯」の制限も撤廃されます。これまでは混雑する時間帯に利用が制限される場合がありましたが、今後はより安定した利用が可能になる見込みです。長時間のコーディングセッション中に途中で制限に引っかかることがなくなり、バッチ処理や自動生成・レビュー・リファクタリングなどの作業を中断なく完走できるようになるでしょう。

Claude APIのレート制限が大幅緩和——Tier 1は入力トークンが予想を大きく超える規模で拡張

Claude APIのレート制限も今回の発表の大きな柱です。Tier 1では1分あたりの最大入力トークン数が1500%増、最大出力トークン数が900%増となっています。他のTierについても大幅な引き上げが行われるとされています。

この変更は、APIを通じてClaudeを組み込んだサービスやツールを開発している企業・開発者にとって特に大きな意味を持ちます。これまでレート制限がボトルネックになっていたユースケースでも、より高いスループットでの処理が可能になる可能性があります。なお、Tier 1以外の各Tierの具体的な数値は現時点では明示されていません。

SpaceXのColossus 1データセンター——22万台超のNVIDIA GPUが背景に

今回の大幅な制限緩和を支えているのが、AnthropicとSpaceXの間で締結された計算能力確保の契約です。SpaceXの「Colossus 1」データセンターが持つ計算能力——300メガワット、22万台以上のNVIDIA GPU——の「すべて」が、Claude ProおよびClaude Maxの加入者向けの処理能力の改善に「直接活用される」とAnthropicは述べています。

Anthropicはさらに、SpaceXと協力して「複数ギガワット規模の軌道上AI計算能力」の開発に取り組むことに関心を示しています。ただし、これはあくまで関心表明の段階であり、具体的な計画が確定しているわけではありません。

計算能力の調達先はSpaceXだけではなく、Amazon・Google・Broadcomなどとの契約も活用しているとAnthropicは説明しています。

アジア・欧州への展開拡大も同時発表

今回の発表にはインフラ強化だけでなく、地域展開の拡大も含まれています。Anthropicはエンタープライズ顧客のニーズに応えるため、アジアおよびヨーロッパでの展開を拡大するとしています。


Q&A

Q. 今回の利用制限緩和は無料プランでも使えますか? いいえ、無料プランは今回のアップグレードの対象外です。対象となるのはPro・Max・Team・Enterprise(シートベース)プランのみです。

Q. Claude APIのレート制限はどのくらい増えましたか? Tier 1の場合、1分あたりの最大入力トークン数が1500%増(予想0.01ドル相当の処理量に対し0.29ドル相当を処理できる規模感)、最大出力トークン数が900%増となっています。他のTierについても大幅な引き上げが行われるとされていますが、Tier 1以外の具体的な数値は現時点では明示されていません。


出典

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