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セルフィー動画ブラインドテスト:3万円台のGalaxy A37がUltra勢を破る——GSMArena読者投票で1位

GadgetDrop 編集部6
セルフィー動画ブラインドテスト:3万円台のGalaxy A37がUltra勢を破る——GSMArena読者投票で1位

GSMArenaが実施したセルフィー動画のブラインドテストで、欧州ストリートプライスで€300(約4万8千円)未満で買えるSamsung Galaxy A37(米国参考価格$374.99/約5万8千円〜)が、最大€2,000(約32万円)クラスのUltra級フラッグシップを抑えて読者投票1位を獲得しました。さらに意外なことに、最下位もまた同じSamsung、Galaxy S26 Ultra(256GBで$1,099.99/約17万円〜)という結果になっています。前面カメラ用途を重視するユーザーにとっては、エントリーミドルでもUltra級を上回る満足度が得られる可能性があるということです。

€300未満のGalaxy A37がフラッグシップを打ち負かす

GSMArenaは2026年5月16日付の記事で、5機種のセルフィー4K動画を機種名を伏せて比較するブラインド投票の結果を公開しました。投票はTikTok・Instagram・YouTube・GSMArenaトップページのアンケートを通じて集計されたものです。

投票結果は以下の順位になりました。

順位機種参考価格
1位Samsung Galaxy A37$374.99〜(約5万8千円〜)/欧州€300未満
2位Samsung Galaxy A57(128GB/8GB RAM)$549.99/€349.00(約8万5千円/約5万6千円)
3位Oppo Find X9 Ultra
4位vivo X300 Ultra(1TB/16GB)€1,999(約32万円)
5位Samsung Galaxy S26 Ultra$1,099.99〜(約17万円〜)

Galaxy A37は最多得票で1位を獲得しただけでなく、「最悪の動画」として挙げられた票も最も少なく、GSMArenaは「完璧な勝利(flawless victory)」と表現しています。Galaxy Aシリーズに「フラッグシップキラー」という呼び方が使われることはこれまでありませんでしたが、4Kセルフィー動画に限れば、A37はUltra勢と十分に渡り合える実力を持っていることになります。

なぜA37の画質がここまで良いのか

Galaxy A37のセルフィーカメラのハードウェアは、決して派手なものではありません。12MPで1/3.2インチセンサーという控えめなスペックで、SoCはExynos 1480を搭載しています。

GSMArenaは、A57ではなくA37が首位に立った理由について興味深い考察を示しています。同じフロントカメラを搭載し、より新しいExynos 1680を採用するA57ではなく、なぜA37が1位だったのか――。

GSMArenaによれば、Exynos 1480は2024年のGalaxy A55でデビューして以来、A37はこのチップを採用する4機種目にあたるとのこと。Samsungはその間に画像処理を磨き上げる時間があった一方、Exynos 1680は登場したばかりだと指摘しています。

GSMArenaは「内部情報があるわけではない」と断りつつも、画像処理の熟成度の差ではないかと推測しています。新しいシリコンより、枯れたシリコン+磨き上げたチューニングのほうが結果を出すという、カメラ画質ではよくあるパターンと言えます。

Ultra勢の明暗とS26 Ultraの「謎の失速」

3位のOppo Find X9 Ultraは50MP・1/2.75インチのフロントカメラとSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載しますが、その動画処理は「好き嫌いがはっきり分かれる」傾向だったと評されています。4位のvivo X300 Ultraは50MP・1/2.76インチのカメラとSnapdragon 8 Elite Gen 5というほぼ同等のハードウェアながら、「嫌い」票のほうが多く集まる結果になりました。

最大の驚きは、最下位となったGalaxy S26 Ultraです。S26 UltraはPhase Detection Autofocus(位相差オートフォーカス)を備えており、固定焦点のA37・A57よりハードウェア面で有利なはずでした。さらに、搭載されている12MP ISOCELL 3LU(S5K3LU)センサーは新しいものではなく、S25・S24・S23シリーズで――しかも無印・Plus・Ultraを通じて――3年間にわたって使われてきた、十分に枯れたセンサーです。

GSMArenaは「何が悪かったのかは推測しない」としつつも、新チップセットに伴う画像処理の作り直しが影響している可能性に言及しています。同じSamsungでありながら、エントリーミドルが最上位を上回るというのは、画像処理チューニングの優先順位を考えるうえで象徴的な結果と言えそうです。

A37を買う前に知っておくべきこと

今回の結果はあくまで「セルフィー4K動画」というピンポイントな比較における読者ブラインド投票の結果で、写真画質・背面メインカメラ・低照度性能・動画手ぶれ補正など他の要素は対象外です。S26 Ultraがすべての面で劣るという話ではありません。

ただし、Vlog・SNS用途で前面カメラを多用する人にとっては、$374.99(約5万8千円)から買えるA37がUltra勢を上回ったという事実は無視できないインパクトを持ちます。前面カメラの用途がセルフィー動画中心という人にとっては、Galaxy A37は価格性能比の観点で十分に検討に値する選択肢と言えるでしょう。

Q&A

Q. Galaxy A37はGalaxy S26 Ultraより総合的に優れているのですか? 今回のテストはセルフィー4K動画のブラインド比較に限定されたものです。背面カメラ・写真画質・処理性能・ディスプレイ・防水など他の要素は比較対象に含まれていないため、総合的にA37がS26 Ultraを上回るというわけではありません。

Q. なぜA57より旧チップのA37のほうが高評価だったのですか? GSMArenaは内部情報がないと断ったうえで、A37が搭載するExynos 1480は2024年のGalaxy A55から使われてきたチップで、Samsungが画像処理を磨いてきた時間があるのに対し、A57のExynos 1680は登場したばかりで処理が成熟していない可能性があると推測しています。

Q. Galaxy A37のストレージ・RAM構成と価格は? GSMArenaの価格情報では、128GB/6GB RAMモデルが$374.99(約5万8千円)から、256GB/8GB RAMモデルが$494.99(約7万7千円)からとされています。欧州ではストリートプライスで€300(約4万8千円)未満との記載があります。日本での正式発売情報や日本国内価格、詳細な仕様については詳細は出典元を参照してください。

出典

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