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Google Health 5.01が配信開始——ランの誤分類・歩数二重計上・睡眠スコア欠落をまとめて修正し「データの正確さ」を取り戻す

GadgetDrop 編集部7
Google Health 5.01が配信開始——ランの誤分類・歩数二重計上・睡眠スコア欠落をまとめて修正し「データの正確さ」を取り戻す

Googleは、ヘルスケアアプリ「Google Health」のバージョン5.01の配信を開始しました。アプリの名称変更と大幅リデザイン以降では初のアップデートで、栄養トラッキングのテコ入れに加え、ランニングの誤ラベルや歩数の二重計上、睡眠スコアの欠落といった旧バージョンで指摘されていた不具合がまとめて修正されています。ランが正しく「ラン」として記録され、歩数が二重に膨らまず、睡眠スコアもきちんと表示される——派手な新機能はないものの、「データの正確さ」を取り戻す安定化アップデートとして位置づけられる内容です。

配信は段階的、端末・キャリアごとに順次

Googleのコミュニティ投稿によれば、バージョン5.01は本日(2026年6月5日)から配信が始まり、今後1週間にわたって対象が広がる見込みです。展開タイミングは端末やキャリアによって異なるとされています。リデザイン後のGoogle Healthには「タイル数が少ない」「AI機能が前面に出すぎている」といった声も寄せられており、今回の5.01は新機能の追加よりも、まず使い勝手の安定化に重きを置いた内容です。

栄養トラッキング:カスタムフード閲覧・ログが復活、サードパーティ連携も改善

栄養まわりでは、過去に作成したカスタムフードを再び閲覧・記録できるようになりました。ただし新規のカスタムフード作成は今回の5.01ではまだサポートされておらず、今後のアップデートで対応される見込みと伝えられています。マクロ栄養素(PFC)目標を設定する際のガイダンスも追加され、何をどの数値で設定すべきかが分かりやすくなりました。

サードパーティ連携の不具合修正も目立ちます。

  • MyFitnessPal、Cronometer、Lose ItからApple Health経由で取り込んだ食事ログが「Other(その他)」カテゴリに誤分類されていた問題を修正
  • 同じサードパーティアプリをHealth ConnectとGoogle Healthの両方に接続した場合の重複ログを、よりインテリジェントに処理
  • Apple Healthから取り込んだ際に名前が付いていなかった食品エントリに、デフォルト名を自動付与
  • iOSでは、検索結果から食品を記録する際に計量単位を切り替えやすく改善
  • 栄養・カロリーのチャート表示を、Today・Health・栄養詳細ビュー間で統一

フィットネスと睡眠:ランの誤ラベル、GPSマップ、iOSの歩数二重計上を修正

フィットネス領域では、Google Healthの中核機能であるアクティビティ計測の信頼性を取り戻す修正が入りました。一部のランが別のワークアウト種別として誤って記録されていた問題が解消され、新規・過去のランの両方が正しく「ラン」として表示されるようになります。抜け落ちていたスプリットデータが該当ランのサマリーに復元されるほか、GPSベースのワークアウトマップの読み込みも改善されました。

iOS側では、Apple HealthとMobile Trackの両方をオンにしていたユーザーで歩数が二重にカウントされていた不具合も修正されています。睡眠スコアまわりも一部ユーザーで「Sleep」タブにスコアが表示されなかった問題が解消され、計測値が正しく反映されるようになりました。

Fitbit移行失敗がついに解消、Today表示も鮮度改善

ホーム画面相当の「Today」タブ(Android版)では、情報が古いまま表示される問題が修正されました。新規ユーザー向けにCardio Load対応端末のデフォルト設定も更新されています。

iOS版に関しては、長らく一部ユーザーを悩ませてきたFitbitアカウントからGoogleアカウントへの移行失敗を解消し、移行フローを再実行すれば完了できるようになりました。Friends and Familyスクリーンの読み込みが遅い・読み込めない問題、そしてVoiceOverやTalkBackといったスクリーンリーダー向けのボタン・チャートのアクセシビリティ強化も含まれています。

旧バージョンの不具合に悩んでいたなら、即適用したい安定化アップデート

新機能の量で見れば派手な内容ではありませんが、リデザイン後のGoogle Healthでランの誤分類・歩数二重計上・睡眠スコア欠落といった「データの正確さ」に関わる不具合に悩まされていたユーザーには、即座に適用すべき安定化アップデートと言えます。配信は段階的なので、現時点でアップデートが見えない場合も、今後1週間ほどは待ってみる価値があります。

リデザイン後のGoogle HealthについてはUI面の不満も伝えられてきましたが、今回の5.01はその不満の根本(タイル構成・AI機能の出方)に踏み込むものではなく、まずは土台の信頼性を整える性格の更新です。

バッジ・Sleep Profile廃止と39件以上のロードマップ

Google Healthへの移行に伴い、旧Fitbitアプリの一部機能は5.0の段階で姿を消しています。バッジは新規生成が停止され、過去に獲得したバッジも削除対象に含まれます。月ごとの「スリープアニマル」を含むSleep Profileも提供終了となり、関連データは2026年7月15日までダウンロード・削除が可能で、その後Googleのシステムから順次削除されます。Sleep Profileの代替として、PremiumユーザーはGoogle Health Coachに自身の睡眠タイプを質問し、パーソナライズされた回答を得る形へと変わりました。

加えてGoogleは移行直後の反発を受け、39件以上のバグ修正・新機能を含むロードマップを公表しています。

  • 24時間トータルの睡眠ビューを追加し、メイン睡眠と仮眠を一画面で把握できるよう改善
  • 仮眠(ナップ)データへのアクセス導線を整理
  • アプリ各所で欠落していた睡眠スコア表示の修正

Premium改称・年額値上げとFitbit Air同時投入

2026年5月19日のGoogle Healthへの一斉移行に合わせ、サブスクリプションも「Fitbit Premium」から「Google Health Premium」へ改称されています。

項目Fitbit PremiumGoogle Health Premium
年額79.99ドル99.99ドル
月額9.99ドル9.99ドル

年額プランは20ドル値上げされた一方、月額は据え置きです。Premium限定機能としてはGemini搭載の「Google Health Coach」が同日にローンチされ、適応型フィットネスプラン、より踏み込んだ睡眠インサイト、マルチモーダルなロギングが含まれます。さらに30か国以上で、Google One AI ProおよびUltraプランにGoogle Health Premiumがバンドル提供される点も発表されました。アプリ刷新と同じタイミングで、100ドルの画面なしトラッカー「Fitbit Air」も投入されており、ハードウェアとサービスを束ねた再編が進んでいます。

Q&A

Q. Google Health 5.01はいつから使えますか? 2026年6月5日から配信が始まり、今後1週間ほどかけて対象が広がる予定です。展開タイミングは端末やキャリアによって異なるため、すぐに更新が見えなくても少し待つ必要があります。

Q. 新しいカスタムフードを今回から作れるようになりますか? いいえ。5.01では過去に作成済みのカスタムフードを閲覧・記録できるようになりましたが、新規のカスタムフード作成は今回はまだサポートされていません。今後のアップデートで対応される見込みと伝えられています。

Q. iOS版とAndroid版で修正内容に違いはありますか? あります。主な違いは以下のとおりです。

  • iOS版固有:歩数の二重計上修正、Fitbit→Google移行失敗の解消、Friends and Family画面の読み込み改善、VoiceOver対応強化
  • Android版固有:Todayタブで情報が古いまま表示される問題の修正
  • 両OS共通:ランの誤ラベル修正、スプリット復元、GPSマップ改善、睡眠スコア表示の修正

出典

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