Google Photosが「Create」タブを刷新し、AI生成コンテンツを集約する拠点として再設計を進めている可能性があります。Android Authorityが、アプリの未公開コードを解析した情報として報じました。あわせて11種類の新しい動画フィルターも準備中とされており、編集機能のSNS志向が一段と強まる可能性があります。
なお、本記事の内容はAPK解析(teardown)に基づく開発途中のコードを情報源としており、最終製品の仕様や提供時期は変わる可能性があります。Googleからの公式発表ではない点にあらかじめご留意ください。
「Create」タブに「New for you」セクションが追加される可能性
Android Authorityは、最近のアップデートに含まれていたコードから、Google Photosが「Create」タブ内に「New for you」セクションを追加しようとしている兆候を確認したと伝えています。このセクションには、コラージュ、リミックス画像、アニメーション、シネマティックフォトなどのAI生成コンテンツが自動的に表示される見込みだと報じられています。
重要なのは、これが新しい生成機能の追加ではない点です。これらのAI編集は、すでに「Memories」カルーセル経由で提供されているもので、今回の動きは表示場所の再編成にあたると伝えられています。Memoriesを延々とスワイプしなくてもAI生成コンテンツに辿り着けるよう、「Create」タブを専用のハブとして整理し直す狙いがあるとの見方もできます(Googleからの公式説明ではありません)。
情報源はAPK解析(teardown)であり、開発途中のコードに基づく予測のため、最終的に公開版に到達しない可能性がある点には注意が必要です。
11種類の新しい動画フィルターも準備中と報じられる
Android Authorityによると、同じ解析からは動画エディタおよびHighlight videos向けに新しいフィルター群が用意されている兆候も確認されたとされています。報じられたフィルター名は以下の11種類です。
- Aura
- Linen
- Amber
- Thrift
- Glow
- Candy
- Pacific
- Reel
- Petal
- Warm
- Silver
「Reel」「Candy」「Glow」といった命名から、SNS共有を意識した手早い色味調整を狙ったラインアップではないかとの見方もできます。専用の編集アプリを立ち上げずに、Google Photos内だけで雰囲気重視の仕上げを済ませたいユーザー層を意識したものと読む余地もありますが、Googleからの公式説明はありません。
AI生成編集の表示制御を一元化する動きとされる
Android Authorityの解析では、ユーザー側のコントロール強化も含まれている可能性が指摘されています。Memoriesと「Create」タブの設定が統合され、いずれか一方で自動生成コンテンツをオフにすれば、もう一方にも反映される仕組みが採用される見込みだと伝えられています。
AI生成編集がギャラリーに頻繁に表示されることを煩わしく感じていたユーザーにとっては、設定が分散していた状況が改善される可能性があります。一方で、Google Photosが「クラウドバックアップサービス」から「軽量なAI編集プラットフォーム」へと役割を広げる流れの一環であるとの見方もあり、AI機能と距離を置きたい層には引き続き能動的な設定変更が求められそうです。
リーク段階の情報として現時点の妥当な見方
Android Authorityによると、これらの機能はAPK解析で見つかった開発中のコードに基づくものであり、Googleからの公式発表ではないと伝えられています。実際の提供時期や、すべての対応端末で同じ形で展開されるかも現時点では明らかにされていません。最終製品の仕様は変わる可能性があります。
現時点では、「Create」タブの位置づけが変わる兆候として受け止めつつ、正式アナウンスを待つのが妥当な判断と言えます。続報を待ちましょう。
Pixel限定「AI Enhance」が2系統に分割テスト中
画像エディタ側でも周辺機能の再編が進行しています。Android Authorityによると、GoogleはPhotosアプリのPixel限定機能「AI Enhance」を2つのバリアントに分割する拡張をテストしており、機能強化ではなく分割という形を取っています。
新旧バリアントの違い
現行のAI Enhanceは写真にかけると自動でクロップや構図変更、色・照明補正を行い、完了時に3つの結果を提示する仕様ですが、新しいバージョンは3案ではなく1案だけを生成する形へ変更される見込みです。既存のオプションは「AI Enhance II」、新しいオプションは「AI Enhance I」へとリネームされています。分割版はすでに限られたユーザーでテストされており、Android Authorityはバージョン7.69.0.890655694をリバースエンジニアリングしてインターフェースの変更を確認したと伝えています。出力候補を絞ることで、選択疲れを避け編集を素早く終えたい層に応える狙いがうかがえます。
動画フィルターの系譜と復活した「Effects」
11種類の新フィルター報道の背景には、動画編集UIの整理と再投入の流れがあります。Google Photosはバージョン7.71.0.895417930で、いったん削除されていた動画エディタの「Effects」オプションを復活させています。Effectsでは、Dust mix、paper tear、light leakといったスタイル系フィルターを動画に適用できます。
| 時期 | 動画編集まわりの主な動き |
|---|---|
| 2025年12月 | ユニバーサルタイムライン搭載の新動画エディタ、テンプレート、音楽、テキストオーバーレイなど計5機能を追加 |
| バージョン7.71.0.895417930 | Effectsオプションが復活 |
2025年12月にユニバーサルタイムライン搭載の新動画エディタを軸にテンプレートや音楽、テキストオーバーレイを含む5機能が追加された経緯があり、そこへ既存機能の復活と新フィルターの投入が重なる形となっています。Google Photos単体で動画仕上げを完結させる方向性が一段と鮮明になっています。
Q&A
Q. 「New for you」セクションでは新しいAI機能が追加されるのですか? 新しい生成機能の追加ではなく、すでにMemoriesで提供されているコラージュ・リミックス画像・アニメーション・シネマティックフォトといったAI生成コンテンツを「Create」タブに集約する再編成だと報じられています。ただしAPK解析に基づく情報のため、最終仕様は変わる可能性があります。
Q. 新しい動画フィルターはいつ、誰でも使えるようになりますか? 正式な提供時期は公表されていません。情報源はAPK解析であり、開発途中のコードに基づく予測のため、公開版に到達しない可能性もあります。
Q. AI生成コンテンツを表示したくない場合はどうすればよいですか? 今回の変更ではMemoriesと「Create」タブの設定が統合される見込みで、どちらか一方で自動生成コンテンツをオフにすれば全体に反映されると報じられています。実装は正式提供後に確認するのが確実です。
出典
- Android Authority — Google Photos could finally be giving its automated edits a proper home
- Android Authority — Google Photos could limit Pixel-exclusive AI editing features for your own good
- Android Authority — Google Photos video editor just regained a fan-favorite tool