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LIAN LI、Computex 2026でLANCOOL 4発表——前面ガラスのエアフロー問題を解決、$129.99で2026年Q3発売

GadgetDrop 編集部5
LIAN LI、Computex 2026でLANCOOL 4発表——前面ガラスのエアフロー問題を解決、$129.99で2026年Q3発売

「前面ガラスのケースは冷えない」という長年の定説を、LIAN LIがComputex 2026で覆しにきました。注目はガラス前面パネルとエアフローを両立させた「LANCOOL 4」、デュアル4スロットGPUに対応する大型ワークステーションケース「V2000」、そしてO11シリーズの2つの新顔です。Wccftechの報道をもとに、価格と発売時期を整理します。

LANCOOL 4:ガラス前面のエアフロー問題を解く新しい解

ガラス前面パネルのケースは通気性が落ちる、というのが定説でした。これまでメーカーはファンとガラスの間に隙間を空け、側面に通気孔を設けるという対処をしてきましたが、ケース全長が間延びし、メッシュ前面ほどの吸気効率にはなりません。

LANCOOL 4はこの問題に正面から取り組みました。湾曲した前面ガラスに、プリインストールの140mmファン3基ぶんの開口部を設け、上から防塵メッシュフィルターを被せる構造です。背面パネルにも強化ガラスを採用し、湾曲した前面と合わせて「巻き込むようなガラスデザイン」を実現しています。

電源チャンバーはモジュラー設計で、8.8インチLCD、追加HDDマウント、あるいはGPU向けの斜め配置ファンへと構成を変えられます。価格はMSRP $129.99(約2万円)で、発売時期は2026年Q3頃の予定です。

V2000:デュアル4スロットGPU対応のワークステーション怪物

巨大な「V2000」は、GPU向けに8基の拡張スロットを備え、4スロットGPUを2枚同時搭載できる仕様です。LIAN LIのショーケースビルドでは、実際に4スロット版のRTX 5090と4スロット版のRTX 5080を同時に組み込んで展示していました。

項目V2000の対応
拡張スロット8基
GPU最大デュアル4スロット
電源デュアルPSU対応
ラジエーター最大420mm
HDDマウント最大6台(側面ブラケット)
価格$239.99(約3万7千円)

前面パネルにはCPU・GPUの温度や使用率を映すデジタル表示が付き、レトロケースを思わせる意匠です。「Omni」キャスター対応で、発売は2026年Q3頃の予定です。

O11シリーズに2つの新顔

長年人気のO11ラインアップには「O11D EVO RGB V2」と「O11D VISION-M Digital」が加わります。

  • O11D VISION-M Digital:独特なデュアルチャンバー構造のmATXケース。上部チャンバーに最大360mm(厚さ57mmまで)のラジエーターと9.2インチLCDを格納できます。前面・側面・上面に強化ガラスを採用し、背面チャンバーには140mmファンをプリインストール。価格は$129.99(約2万円、9.2インチスクリーン込み)で、ブラックとホワイトを用意します。
  • O11D EVO RGB V2:AIO専用のサイドチャンバー、リバースコネクター対応の可動式マザーボードトレイ、GPUエアフロー向けの斜め配置ボトムファンマウントを追加した正統進化版。発売予定は2026年Q4で、価格は$169(約2万6千円)と高級帯に位置付けられます。

そのほかWccftechの報道では、LANCOOL 207XLが標準版の140mmファン×2から170mmファン×2にサイズアップされ、底面に側面から吸気してGPU方向へ送る「ダブルバレル」クロスフローファンを備えることにも言及がありますが、詳細スペック・価格・発売時期の公表情報は限定的です。

どれを選ぶべきか

価格とコンセプトが大きく分かれるラインアップです。前面ガラスの見た目と冷却を両立したい一般ゲーマーにはLANCOOL 4が第一候補ですが、3面ガラス構成のため重量や設置スペースを気にする方には扱いづらい面もあるでしょう。デュアルハイエンドGPUを積みたいAI・クリエイティブ層にはV2000が魅力的ですが、$239.99という価格と巨大な筐体は一般用途にはオーバースペックです。O11D EVO RGB V2は$169と高価で、コスト重視の自作派には妥協が必要となります。発売時期が2026年Q3〜Q4に集中しているため、夏以降の自作計画を立てる方は登場を待つ価値のあるラインアップと言えます。

Q&A

Q. LANCOOL 4はメッシュ前面のケースと同等のエアフローが本当に得られますか? LIAN LIは、湾曲ガラスにファン位置の開口部とメッシュ防塵フィルターを組み合わせた構造により、メッシュ前面に匹敵するエアフローが得られるとアピールしているとWccftechは報じています。実測値は公表されていないため、レビューを待つのが妥当です。

Q. V2000で本当に4スロットのハイエンドGPUを2枚同時に積めるのですか? LIAN LIのComputex 2026ショーケースビルドでは、4スロット版のRTX 5090と4スロット版のRTX 5080を2枚実際に搭載して展示されました。8拡張スロットとデュアルPSU対応により、構成上は対応可能です。

Q. 日本での発売時期と価格は決まっていますか? 日本市場向けの価格・発売時期は現時点で明らかにされていません。

発売時期一覧

製品価格(米国MSRP)発売時期
LANCOOL 4$129.992026年Q3
O11D VISION-M Digital$129.99未公表
O11D EVO RGB V2$1692026年Q4
V2000$239.992026年Q3

出典

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