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OnePlus 15/15Rが米Best Buy店頭から撤去か——Nothingに置き換え、米国事業の先行きに憶測

GadgetDrop 編集部7
OnePlus 15/15Rが米Best Buy店頭から撤去か——Nothingに置き換え、米国事業の先行きに憶測

OnePlusの米国事業の先行きに、新たな懸念材料が浮上しています。米家電量販店Best Buyの店頭から、OnePlus 15およびOnePlus 15Rのデモ機が姿を消し、代わりにNothingの端末が並べられている、との報告がRedditユーザーから相次いでいるとAndroid Authorityが報じています。インドでの経営陣交代、欧州でのレイオフに続く動きとして注目を集めていると伝えられています。

Best Buyの店頭から消えるOnePlus 15/15R、Nothingに置き換え

事の発端は、あるRedditユーザーによる投稿だと報じられています。地元のBest Buyを訪れたところ、これまで展示されていたOnePlus 15とOnePlus 15Rがいずれも展示エリアから撤去され、Nothingの端末に置き換わっていたといいます。

Android Authorityも自社で地元店舗を確認したところ、やはりOnePlus端末は展示されておらず、スマートフォン売り場には大きな空白スペースがあったとのことです。店員に確認したところ、OnePlus端末は最近撤去されたことが認められたと報じられています。

ただし、Best Buyのウェブサイト上ではOnePlus端末は引き続き購入可能で、上述の店舗でも店頭受け取り(in-store pickup)の選択肢として表示されている点は注目に値します。販売そのものが打ち切られたわけではなく、あくまで「店頭展示からの撤去」という段階のようです。

展示の質にも課題、ユーザーから不満の声

複数のRedditユーザーが同様の状況を報告するなかで、そもそもの展示の質に対する不満も挙がっていると報じられています。

  • 別のユーザーは、Best BuyのOnePlus 15展示棚に、同機のセールスポイントであるバッテリー容量がスペックカードに記載されていなかった点を指摘しているとされます
  • 南カリフォルニアのあるユーザーによれば、地元店舗にはOnePlus 15Rが1台展示されているのみで、しかもそのデモ機は電源すら入っておらず、顧客が触って体験できる状態ではなかったとのことです

店頭での存在感は、iPhoneやGalaxyという既存の選択肢を持つ一般消費者に対して、OnePlusという選択肢を認知してもらうための重要な接点です。そのリアル接点が失われれば、ブランドそのものの認知に直結するリスクがあるとの見方もあります。

インド・欧州に続く米国——縮小観測の連鎖

OnePlusをめぐっては、以前から「グローバル事業の縮小、あるいは撤退もあり得る」との憶測が流れていたと報じられています。報じられている経緯は次のとおりです。

  • OnePlus Indiaで経営陣を含む大きな組織変更があったと報じられています
  • 欧州ではレイオフが実施されたと報じられています
  • そして今回、米国でも店頭展示の縮小が確認されたかたちです

主要市場で動きが続いていることが、ブランドの将来に対する不安を増幅させていると伝えられています。

一方で、OnePlus North Americaは年初に公式声明を出していたとされており、その点は冷静に受け止める必要があります。同声明では、米国における事業継続と、ユーザーへのアフターサポート、ソフトウェアアップデート、各種コミットメントの履行を保証する旨が示されていたと報じられています。

Android Authorityは新たなコメントを求めてOnePlusに問い合わせ中で、回答が得られ次第記事を更新するとしています。

OnePlusユーザー・購入検討者はどう受け止めるべきか

現時点で報じられているのは、米Best Buyにおける「店頭プレゼンスの縮小」が複数の店舗で観測されているという点までです。販売停止やサポート終了といった公式アナウンスは出ておらず、むしろOnePlus North Americaは事業継続と、アフターサポート・ソフトウェアアップデート・各種コミットメントの履行を明言していると伝えられています。

新規購入を検討している方は、店頭での実機確認が難しくなっている点を踏まえ、Best Buyのオンラインや店頭受け取りを活用するか、グローバル戦略の動向が見えるまで様子を見るのが現実的でしょう。既存ユーザーについては、公式声明どおりソフトウェアアップデートとアフターサポートが継続されるかを引き続きチェックしていく必要があります。続報を待ちたいところです。

OnePlusの公式コメントと、長年指摘されてきた店頭プレゼンスの課題

今回のBest Buyの動きを読み解くうえで、OnePlus自身の最新コメントは重要な手がかりです。この騒動の数週間前、PCMagに対してOnePlusは「OnePlus North Americaは地域ロードマップと製品戦略を評価している」と回答していたと報じられています。さらに執筆時点で、OnePlusは米国小売戦略について正式な声明を出していない状況です。

展示品質の問題は今に始まった話ではない

注目すべきは、店頭プレゼンスの脆さが急に表面化した問題ではないという点です。OnePlusはそもそも実店舗での可視性が高くなく、Redditでは数年前から、ずさんなディスプレイ、欠落したデモ機、古くなったままの価格タグといった問題が継続的に記録されてきたと指摘されています。Apple・Samsung以外のブランドにとって、Best Buyの棚位置は米国の平均的な購入者から「気づかれるか、見えない存在になるか」の分かれ目になることが多いとされ、撤去の影響は単なる露出減にとどまらない可能性があります。

入れ替わりで攻勢を強めるNothing——2026年の米国・グローバル戦略

棚を埋める形となったNothing側の動きにも、撤去報道の背景を読み解くヒントがあります。CEOのCarl Pei氏によれば、Phone (3)が2026年を通じてNothingのフラッグシップであり続け、同社は「毎年フラッグシップを義務的に出す」ことをやめ、意味のあるアップグレードのためにサイクルをスキップする方針を取っています。

項目Nothingの2026年方針
フラッグシップPhone (3)を継続
本社Q1にロンドンで新グローバル本社を開設
実店舗ベンガルールに続きニューヨーク・東京を予定
累計売上10億ドル突破、2億ドル調達

米国市場における基盤整備も先行しています。Phone (3)は箱出しでAT&TとT-Mobileの4G/5Gマルチバンドをサポートし、従来モデルの限定的なキャリア互換性から一段進化しています。OnePlusが店頭から姿を消しつつあるタイミングで、Nothingが小売チャネルでの存在感を高めている構図が浮かび上がります。

Q&A

Q. OnePlus端末はBest Buyで買えなくなったのですか? 店頭展示からは撤去されたとの報告が複数あるものの、Best Buyのウェブサイトでは引き続き購入可能で、店頭受け取りも選択できる状態だと報じられています。販売自体が停止されたわけではありません。

Q. OnePlusは米国市場から撤退するのですか? OnePlus North Americaは年初に、事業継続とアフターサポート・ソフトウェアアップデート・各種コミットメントの履行を保証する旨の声明を出しているとされています。撤退は確認されていません。ただしインドでの組織変更、欧州でのレイオフに続き、米国でも店頭展示が縮小していると報じられていることから、グローバル規模での事業縮小を懸念する見方も広がっています。

Q. 影響を受けているのはどのモデルですか? 報告されているのはOnePlus 15とOnePlus 15Rのデモ機で、これらがNothingの端末に置き換えられているとされています。展示状況についても、スペックカードからバッテリー容量の記載が抜け落ちていた、唯一展示されていたOnePlus 15Rのデモ機が電源すら入っていなかったといった、撤去前の段階から展示の質に問題があったとの指摘がユーザーから寄せられています。

出典

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