AnTuTu約306万点、577gの軽量ボディ、10,420mAhの大容量バッテリー──Oppoが2026年5月25日に中国で発売するとされる新型タブレット「Oppo Pad 6」の主要スペックが、発売直前に同社公式から段階的に明かされたと報じられています。NotebookCheckはOppoのWeibo投稿を引用するかたちでこれらの数値を伝えています。前世代フラッグシップ並みの性能をうたう一方、価格だけは最後まで公表されていません。
Dimensity 9500S搭載でAnTuTu約306万点──前世代フラッグシップ並みの性能
Oppo Pad 6に搭載されるSoCは、MediaTekの「Dimensity 9500S」だと伝えられています。フラッグシップではなく、性能を重視しつつも価格を抑えた「サブフラッグシップ」帯のチップに位置付けられています。
Oppoの公式説明によると、このSoCを搭載したPad 6はAnTuTuで約306万点を記録するとされています。これは前世代のSnapdragon 8 Eliteを採用したタブレットと同水準のスコアであり、現行フラッグシップに迫る処理性能を比較的手の届きやすい価格帯で実現するポジショニングといえます。
メモリ・ストレージ構成は、最大16GB RAM・512GBストレージまで用意されると伝えられています。動画編集や複数アプリの同時利用といった重めの用途でも余裕を持って動作する構成です。
なお、ベンチマークスコアはメーカー自身が公表した数値であり、第三者による実機計測ではない点には留意する必要があります。
577g・5.99mmの薄型軽量と10,420mAhバッテリー
Oppoが公式に主張している本体寸法は、厚さ5.99mm・重量約577gとされています。577gは500mlペットボトル程度の重さに相当し、12.1インチクラスのタブレットとしては軽い部類に入ります。同社はこれを「薄くて軽い」設計だと位置付けていますが、13インチのiPad Pro M4を上回る薄さではないと報じられています。それでも12.1インチクラスのタブレットとしては十分に競争力のある数値です。
バッテリー容量は10,420mAhと大型で、67Wの急速充電に対応するとされています。10,420mAhは多くの12インチ級タブレットを上回る容量で、長時間駆動と短時間充電の両立を意識した構成です。
ただし、67Wという数値は充電速度の話であり、充電器をパススルーする「バイパス充電」については公式情報で触れられていません。長時間のゲームプレイ時に発熱を抑えたいユーザーには気になるポイントですが、現時点では対応の有無は明らかになっていません。
| 主要スペック | 公表値 |
|---|---|
| SoC | MediaTek Dimensity 9500S |
| AnTuTu(自社申告) | 約306万点 |
| メモリ/ストレージ | 最大16GB RAM/512GB |
| バッテリー | 10,420mAh |
| 充電 | 67W急速充電(バイパス充電は言及なし) |
| 厚さ/重量 | 5.99mm/約577g |
12.1インチLCDに非反射コーティング、144Hz・3,000×2,120
ディスプレイは12.1インチのLCDパネルが採用されるとされています。表面には非反射コーティングが施されており、Oppoの説明では画面の反射を87%、グレアを10%、光の干渉を97%それぞれ低減するとされています。
リフレッシュレートは144Hz、解像度は3,000×2,120ピクセルになる見込みです。これらの数値は公式の事前公開情報として伝えられていますが、最終仕様で変更がないかは発売日まで確定とは言い切れない部分があります。
LCDながら高リフレッシュレートと高解像度を両立する構成で、屋外や明るい室内でも見やすさを意識した設計といえます。
PC級アプリ対応とAI機能、価格は未公表
ソフトウェア面では、PC級アプリへの対応が公式にアナウンスされていると伝えられており、外出先での生産性向上が訴求されています。あわせて、複数のAI機能が搭載される見込みだと伝えられていますが、具体的な機能名やUIの詳細は今回の事前公開では明らかにされていません。
最大の未確定要素は価格です。Oppoは現時点で価格を公表しておらず、発売日とされる2026年5月25日の発表を待つ必要があります。サブフラッグシップSoC・大容量バッテリー・高精細ディスプレイをまとめた構成で、どこまで「手の届きやすい価格」を実現できるかが、競合タブレットとの差別化を分ける鍵となります。
なお今回の情報はOppo自身のWeibo投稿を起点とした公式事前公開だと報じられており、サプライチェーンや非公式リークと比べて精度は高いと考えられます。それでも正式発表前の段階的公開という性質上、最終製品の仕様や数値が一部変更される可能性はゼロではありません。5月25日とされる正式発表で、価格を含む全体像がどう着地するかに注目です。
同時発表は計4製品──Reno 16シリーズ・Enco Air 5s・Oppo Bubbleも登場
5月25日18:00(中国時間)のローンチイベントはPad 6単体ではなく、Reno 16シリーズ、Enco Air 5s、そしてOppo Bubbleを加えた計4製品の発表の場として位置付けられています。スマートフォン・タブレット・オーディオ・アクセサリーを一気に刷新する構成で、Pad 6はその中核を担う製品といえます。
同時発表される主な製品
- Oppo Bubble:スマートフォンにマグネティックでくっつくセルフィープレビュー用ディスプレイで、カスタム絵文字や画像にも対応します。
- Reno 16 Pro:6.78インチLTPOディスプレイ、Dimensity 9500sチップセット、7,000mAhバッテリーを搭載する見込みです。
- Pad Air 5:12.1インチIPS・2.8K・120Hzパネル、Dimensity 7300 Ultra、10,050mAhバッテリー、33W充電という構成です。
Pad 6本体のカラーは、Starlight Blue、Galaxy Silver、Deep Space Grayの3色展開とされています。Pad Air 5との二段構えで、価格帯を分けて選べるラインアップになっています。
Dimensity 9500Sの技術的位置付け──「オールビッグコア」3nm設計
Pad 6が採用するSoCは、2026年1月15日に発表されたばかりのDimensity 9500Sです。QualcommのSnapdragon 8 Gen 5への対抗チップとして位置付けられ、TSMCの3nm N3Eプロセスを採用しています。最大の特徴は効率コアを排した「オールビッグコア」構成で、Cortex-X925(3.73GHz)を1基、Cortex-X4を3基、Cortex-A720を4基という1+3+4のCPUクラスタを組んでいます。
| 項目 | Dimensity 9500S仕様 |
|---|---|
| プロセス | TSMC 3nm N3E |
| CPU構成 | Cortex-X925(3.73GHz)×1、Cortex-X4×3、Cortex-A720×4 |
| キャッシュ | CPU合計19MB/システム10MB |
| メモリ/ストレージ | LPDDR5X 9600MT/s、UFS 4.0 + MCQ |
| GPU | Immortalis-G925(ハードウェアレイトレーシング対応、対応ゲームで最大165FPS) |
発表から約4か月という早期のタイミングでタブレットへ載せ替えた事例となっており、Pad 6のサブフラッグシップという呼称の中身が、CPU・GPU・メモリ階層のいずれにも具体的な裏付けを持っていることが分かります。
Q&A
Q. Oppo Pad 6の日本での発売予定はありますか? 今回伝えられているのは2026年5月25日の中国発売のみで、日本市場での展開に関する情報は現時点で明らかにされていません。
Q. バイパス充電(直結給電)には対応しますか? 今回の事前公開では67W急速充電への対応のみがアナウンスされていると伝えられており、バイパス充電については公式に触れられていません。長時間ゲーム時の発熱抑制を重視するユーザーは、正式発表での明言を待つ必要があります。
Q. iPad Pro M4より薄いのですか? 13インチのiPad Pro M4よりは薄くないと報じられています。Pad 6の公称値は厚さ5.99mm・重量約577gで、12.1インチクラスとしては競争力のある数値です。