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サブウーファーなしで$999のPCスピーカーが9.0点——OXS Thunder Duo Xが鳴らす5.1.2ch Dolby Atmos

GadgetDrop 編集部5
サブウーファーなしで$999のPCスピーカーが9.0点——OXS Thunder Duo Xが鳴らす5.1.2ch Dolby Atmos

サブウーファーなしの$999(約15万円)スピーカーに、Wccftechが9.0点を付けました。ブックシェルフ2基とワイヤレスのネックサテライトスピーカーで5.1.2chのDolby Atmosをデスクトップ上に成立させ、空間音響が勝敗を分ける『CS2』でも敵の足音方向を把握できる——というのが、レビュアーのSarfraz Khan氏が示した結論です。本記事では、なぜ独立サブウーファーなしでこの評価に至ったのか、構成・スペック・接続性・実プレイ時の聞こえ方まで整理して解説します。

5.1.2ch Dolby Atmosをデスクトップに完結させる構成

OXS Thunder Duo Xは、デスクトップでのゲーミングおよびエンタメ向けに設計された5.1.2chのDolby Atmosスピーカーシステムで、価格は$999(約15万円)です。ブックシェルフ2基がフロント・センター・ハイトを担当し、ワイヤレスのネックサテライトスピーカーが5.8GHzの超低遅延接続でリアの2chを受け持つことで、コンパクトな筐体ながら前後・上方向まで含む空間オーディオを成立させる設計になっています。

セット内容は以下の通りです。

  • Thunder Duo Xスピーカー本体(ブックシェルフ2基)
  • ワイヤレス ネックサテライトスピーカー
  • ツイーター用 USB Type-C to Cケーブル×1
  • PC接続用 USB Type-C to C/Aケーブル×1
  • HDMI ARCケーブル×1
  • 光デジタルケーブル×1
  • リモコン/電源アダプター

サブウーファー不要を実証した3ドライバ構成

ブックシェルフスピーカーは1基あたり3ドライバ構成で、以下のドライバーを搭載します。

  • 3.5インチ コンポジット素材ウーファー × 1
  • 1.5インチ フルレンジドライバー × 1
  • 20mm シルクドーム ツイーター × 1

さらに天井反射でオーバーヘッド効果を生むアップワード型のDolby Atmosハイトドライバーを内蔵します。アロイマグネットドライバー、デュアルDSPオーディオ処理、振動低減筐体、拡大されたバスポート構造を採用し、OXSによれば歪み率は最小0.5%まで抑えられているとされています。

項目
チャンネル構成5.1.2ch(Dolby Atmos)
出力110W RMS/ピーク最大220W
歪み率最小0.5%(OXS公称)
ワイヤレス5.8GHz 超低遅延接続
空間処理Xspace Spatial Audio/Dolby Atmos

なお、より深いシネマティックな低域を求めるユーザーは別売の「Thunder Sub」拡張で補える設計とされていますが、レビュアーのSarfraz Khan氏は3.5インチウーファーだけでも低域の量感は十分であり、独立サブウーファーが必須か再考させられたと評価しています。

HDMI eARC/USB-C/Bluetooth 5.3に対応する接続性

接続インターフェースはきわめて幅広く、PC専用にとどまらない汎用性があります。

  • HDMI 2.1(eARC対応)
  • HDMI入力
  • USB-Cオーディオ
  • Bluetooth 5.3
  • 光デジタル入力
  • ネックスピーカー用USB-Aドングル
  • 各種有線オーディオ入力

セットアップ手順は次の通りです。

  1. ブックシェルフ同士をUSB Type-C to Cケーブルで接続する
  2. ネックスピーカー用のドングルをPCに挿す
  3. ネックスピーカーの電源ボタンを約3秒間長押しする
  4. 右側ブックシェルフのペアリングボタンを長押しする
  5. ネックスピーカー側のLEDが白く点灯すればペアリング完了
  6. HDMI/光/USBのいずれかでPCに接続する

ネックスピーカーは定期的な充電が必要で、かつゲーミングチェア型のセットアップにのみ対応するとされています。

CS2で足音の方向が分かる——音質と総合評価

Wccftechのレビューでは、5.1.2ch Dolby Atmosの実装によって低域・中域・高域いずれもクリアで、コンテンツの細部まで聞き取れたと評価されています。空間音響が勝敗を左右する『Counter-Strike 2(CS2)』においても、敵の足音の方向を正確に把握できるレベルで、ヘッドホンを置き換えうる選択肢になり得るとの所感が示されています。競技性の高いゲームでは依然としてヘッドホンが第一候補としつつも、スピーカーで実戦に臨めるという評価です。

Wccftechは総合9.0点を付け、長所として「優れた5.1.2ch Dolby Atmos実装」「ネックスピーカーの完成度」「クリアで詳細な音質」「プレミアムなビルドクオリティ」「多彩な接続性」を挙げています。一方、短所としては「価格の高さ」「ネックスピーカーの定期充電」が挙げられています。

サブウーファーなしでDolby Atmosと真のサラウンドをデスクトップで完結させたい人にとって、Thunder Duo Xは$999(約15万円)に見合う実力を備えた一台です。小型ホームシアターに近い体験をデスク上で得たいなら有力な選択肢になります。一方、純粋に競技用途で勝率を最優先するなら、ヘッドホンを選ぶ判断が依然として合理的です。

Q&A

Q. ヘッドホンからThunder Duo Xに置き換えるべき人は? ヘッドホン装着の負担を減らしつつ、ゲーム・映画・音楽を1セットで楽しみたいPCユーザーに向いています。ただしWccftechは「競技性の高いゲームではヘッドホンが第一候補」と明記しており、勝率を最優先する競技ゲーマーが完全に置き換える前提では推奨しにくい位置付けです。

Q. ネックスピーカーはどのような環境向けですか? ネックスピーカーはリア2chを担う構成上必須で、ゲーミングチェア型のセットアップにのみ対応するとされています。それ以外の環境での適合性については現時点では明らかにされていません。

Q. サブウーファーなしで低音は不足しませんか? 3.5インチのコンポジット ウーファーを各ブックシェルフに搭載しており、Wccftechのレビューでは独立サブウーファーがなくとも低域の量感は十分との評価でした。より深いシネマティックな低音を求める場合のみ、別売の「Thunder Sub」で拡張する選択肢があります。

出典

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スマホ・PC・AI・XRなど幅広いテクノロジーを、スペックの行間まで読む視点で解説します。速報から深掘り分析まで、テック選びと業界理解に役立つ情報をお届けしています。