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RedMagic 11S Pro+がAnTuTuで441万点超か——Snapdragon 8 Elite Gen 5搭載ゲーミングスマホのスコアが公開

GadgetDrop 編集部8
RedMagic 11S Pro+がAnTuTuで441万点超か——Snapdragon 8 Elite Gen 5搭載ゲーミングスマホのスコアが公開

中国で発表されたばかりのゲーミングスマホ「RedMagic 11S Pro+」が、AnTuTu V11で4,416,758点というベンチマークスコアを記録したとAnTuTuが報告しました。前世代の無印「RedMagic 11 Pro」シリーズはベンチマーク検知時に安全な熱閾値を超える挙動が指摘されており、発熱で性能を出し切れない点が課題でした。今回はその課題を払拭しつつ月間フラッグシップ首位を上回るスコアを叩き出した点が大きな注目を集めています。グローバル版は「RedMagic 11S Pro」として展開される見込みです。

AnTuTu V11で441万点超——フラッグシップ首位を上回るスコア

AnTuTuがWeibo上で公開した情報を、NotebookCheckが報じました。RedMagic 11S Pro+はオーバークロックされたSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載し、AnTuTu V11で4,416,758点を記録したという。

このスコアは、AnTuTuが直近に公表した月間フラッグシップスマホランキングの首位機種を上回る数値です。さらに注目されているのが温度管理で、AnTuTuによれば「過度な発熱を伴わずにこのスコアを達成した」と説明されています。

もしこの結果が再現されるのであれば、前世代にあたる無印の「RedMagic 11 Pro」シリーズからの大きな前進になります。前世代はベンチマークアプリの実行を検知すると安全な熱閾値を超える挙動が指摘されていた経緯があり、発熱を抑えながらピーク性能を引き出せるのであればゲーミングスマホとしての完成度は一段上がる見込みです。

ゲーム実測値——『Honor of Kings』で平均145.5 FPS、Genshin Impactは144Hz非対応

スコアと合わせて公表されたゲーム実測値も興味深い内容です。Snapdragon 8 Elite Gen 5 Leading Editionを搭載した本機は、『Honor of Kings』で平均145.5 FPSを維持できたと報告されています。

一方で、『Genshin Impact』などほかの主要タイトルでは144Hzのリフレッシュレート対応はまだ提供されていないと伝えられており、ゲーミング体験はタイトル依存で差が出る点に注意が必要です。

ただしAnTuTuの計測では、これらタイトルでも「1% lowフレームレート」が良好だったという。1% lowはフレームレートの底値(カクつきの発生しやすさ)を示す指標で、ここが高い水準にあれば、最大フレームレートが頭打ちでも体感として滑らかなゲームプレイが期待できます。つまり、144Hz非対応タイトルでも瞬間的な落ち込みが少なく、カクつきの少ない快適なプレイが見込めるということです。

項目RedMagic 11S Pro+(報道値)
SoCSnapdragon 8 Elite Gen 5(オーバークロック / Leading Edition)
AnTuTu V11スコア4,416,758点
Honor of Kings(平均FPS)145.5 FPS
Genshin Impactの144Hz対応未対応
ディスプレイ144Hz AMOLED / ピーク輝度1,800 nits
バッテリー(グローバル版)7,500mAh
急速充電80W

7,500mAh+80W急速充電——ゲーミング機としても異例の大容量

ディスプレイは144HzのAMOLEDパネルを搭載し、ピーク輝度は1,800 nitsとされています。バッテリーはグローバル版で7,500mAh、急速充電は80Wに対応する見込みです。容量だけで見れば、ゲーミングスマホとしてもかなりの大容量クラスに位置づけられます。

なお、これらの仕様はグローバル版(「RedMagic 11S Pro」として展開される見込みのモデル)に関する情報として伝えられているもので、中国版の最終仕様や、地域ごとの差異については現時点で公表されていません。最終製品の仕様は変更される可能性があります。

買うべきか待つべきか——5月27日の発表を待つべき理由

今回の情報は、AnTuTuがWeibo上で公開したベンチマーク結果を一次情報としており、NotebookCheckがそれを引用するかたちで報じたものです。AnTuTu自身が運営するベンチマークでのスコア公開という性格上、第三者によるリークというよりは半ばオフィシャルに近い数値という位置づけになります。

ただし、ベンチマーク条件(テスト機の個体差、室温、起動アプリ)によってスコアは変動する余地があり、市販個体での再現性は別途の検証が必要です。AnTuTuによれば発熱を抑えたまま441万点を達成したとされていますが、この主張についても第三者レビューで確認されるまでは留保する余地が残ると言えるでしょう。

グローバル版に関する追加情報は、2026年5月27日に予定されているイベントの前にさらに明らかになる可能性が指摘されています。買い替えやハイエンドゲーミングスマホへの乗り換えを検討している場合、現時点では「Snapdragon 8 Elite Gen 5世代のゲーミングスマホで上位スコアを狙えるモデルが登場する可能性が高い」と判断するのが妥当です。確定的な購入判断は5月27日の発表内容と、第三者の実機レビューを待ってから下すのが安全と言えるでしょう。

24,000rpm物理ファン+脈動水冷——冷却機構の中身

441万点というスコアを発熱を抑えて達成できた背景には、新世代の冷却機構があります。「Wind Chaser 4.0」アクティブ冷却ファンは最大24,000rpmで動作し、スルーフロー設計とIPX8防水仕様を備え、動作音は30dB以下に抑えられています。液冷チャネルは再設計され、43枚ブレードの内部ファン構造と組み合わされており、ファン本体だけでなく端末そのものもIPX8等級を取得しています。

さらに上位の11S Pro+にはもう一段の冷却機構が追加されています。

Pro+専用の脈動水冷エンジン

新たに搭載された脈動水冷エンジンは、AIサーバーと同種のフッ素系液体を独自設計の液体流路に封入し、圧電マイクロポンプで駆動する仕組みで、筐体は耐衝撃・漏出防止設計とされています。標準モデルの11S Proにはファンは搭載されるものの、この脈動液冷エンジンは非搭載で、両モデルの価格差を裏付けるハードウェア上の差別化要因となっています。

中国版価格とラインナップ——無印11S Proとの棲み分け

中国市場ではすでに価格と構成が明らかになっています。RedMagic 11S Proは12GB+256GB構成で5,499元(約760ドル)、11S Pro+は12GB+256GBが6,199元(約860ドル)、16GB+512GBが6,999元(約970ドル)、16GB+1TBが7,999元(約1,110ドル)からのラインナップです。

モデルバッテリー有線充電無線充電
RedMagic 11S Pro8,000mAh80W対応
RedMagic 11S Pro+7,500mAh120W80W

無印11S Proは8,000mAhバッテリーと80W有線充電を搭載するのに対し、Pro+は7,500mAhとやや小ぶりながら120W有線+80W無線という高速充電に振り分けられています。なお、ベンチマークの文脈で見ると、AnTuTuの2026年4月フラッグシップランキング首位はiQoo 15 Ultraの4,126,940点で、前世代のRed Magic 11 Pro+は4,098,742点で3位につけていました。今回の441万点はこれを大きく更新する水準となります。グローバル版の価格は5月27日午前8時(EDT)にREDMAGICグローバルストアで公開予定です。

Q&A

Q. RedMagic 11S Pro+のAnTuTuスコアは公式記録ですか? AnTuTuがWeibo上で公表した数値であり、第三者リークではなく半ばオフィシャルに近い性格を持ちます。ただし市販個体での再現性は別途検証が必要で、最終製品の挙動とは差が出る可能性があります。

Q. グローバル版は日本でも購入できますか? グローバル版は「RedMagic 11S Pro」として展開される見込みと報じられていますが、日本市場での販売有無や時期については現時点で公表されていません。詳細は2026年5月27日のイベントで追加情報が出る可能性があります。

Q. 『Genshin Impact』を144Hzで遊べますか?将来的に対応する予定はありますか? 現時点での報道では『Genshin Impact』など主要タイトルでの144Hz対応はまだ提供されていません。将来のアップデートで対応されるかどうかについては公表されておらず、現時点では明らかにされていません。一方、144Hz対応が明確に確認されているタイトルとしては『Honor of Kings』(平均145.5 FPS)が挙げられており、滑らかさを求める場合は対応タイトルを選ぶのが現実的な選択肢です。1% lowフレームレートが良好と報告されているため、非対応タイトルでもカクつきの少ないプレイが期待できる可能性があります。

出典

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GadgetDrop 編集部

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