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SamsungのドローイングアプリPENUPが大幅アップデート、50種類以上の新ブラシとデバイス間同期に対応

GadgetDrop 編集部6
SamsungのドローイングアプリPENUPが大幅アップデート、50種類以上の新ブラシとデバイス間同期に対応

Galaxyタブレットで描きかけたスケッチを、外出先のスマートフォンで開いて続きを描く——そんな使い方が現実的になりました。SamsungがGalaxyスマートフォン向けのドローイングアプリ「PENUP」を大幅にアップデートし、50種類以上の新しいブラシに加え、ドラフトの書き出し・読み込み、デバイス間同期など、S Penでのスケッチを快適にする機能が追加されています。

タブレットで描いた続きをスマホで——ドラフト共有が大きな目玉

PENUPはSamsung Notesよりも幅広いツールを備え、塗り絵用ステンシルや任意の画像をスケッチのリファレンスとして使えるほか、作品をSNSやアプリ内コミュニティで共有できるドローイング特化アプリです。学びながらスケッチ技術を上達させたいユーザーに向けた位置づけとされています。

Samsungは別途、最新ベータでNotesアプリ向けにマスキングテープ風の「tape」を含む新しいペンスタイルも追加していますが、これはGalaxy S26シリーズ向けOne UI 9ベータに限定された機能でした。今回のPENUPアップデートは、より広範なGalaxyユーザーに向けたS Pen関連の更新となります。

50種類以上のブラシとDualブラシで表現の幅が広がる

今回のアップデートでは次の機能が追加されています。

  • 50種類以上の新ブラシ:アプリ内の「Download more brushes」から追加ダウンロードが可能
  • Dualブラシ:異なる2つのブラシストロークを同時に使え、1ストロークで複雑な質感を表現できる
  • 個別ブラシ設定の刷新:選択画面でブラシを2回タップすると詳細設定が開き、変更内容をプレビューで確認できる
  • Export Draft / Import Draft:未完成の作品を「.penup」拡張子で書き出し、別のSamsung端末で続きを描ける。レイヤーや設定情報も保持される
  • Lassoツールの「Auto Select」モード:オブジェクトを自動的に選択
  • 横画面への自動回転対応:端末側で自動回転をオンにしている必要あり
  • Samsungアカウントによるデバイス間同期:複数端末でファイルを共有可能

Dualブラシは、たとえば下地と質感を1本のストロークで重ねられるため、レイヤーを切り替えながら描く手間を減らせるのが特徴です。個別ブラシ設定もプレビューを見ながら追い込めるので、「思った線が引けない」と試行錯誤する時間を短縮しやすくなります。

ドラフトの書き出しと同期に対応したことで、Galaxyタブレットで腰を据えて下書きし、移動中にスマートフォンで細部を仕上げる、といった制作フローを組みやすくなりました。

対象デバイスと入手方法

今回のアップデートは特定のOne UIバージョンに紐づくものではなく、PENUPを利用しているGalaxyデバイスのユーザー全般が対象となる見込みです。最新版を入手するには、Galaxy Storeからアプリを更新する必要があります。

S Penを活用してスケッチや塗り絵を楽しんでいるGalaxyユーザーであれば、即座に適用してよい更新と言えるでしょう。特に複数のGalaxy端末を併用しているユーザーにとっては、ドラフトの書き出しと同期機能の追加は制作環境を一段引き上げるアップデートになりそうです。

バージョン3.9.22.23として配信、One UIアップデート群と並走する展開

今回のアップデートはPENUP単体のバージョン情報として明確に番号が付けられています。SamMobileによれば、SamsungはGalaxyスマートフォン向けにPENUPの大型アップデートを公開しており、バージョンは3.9.22.23で6つの変更点を含みます。入手手順はGalaxy Store > メニュー > アップデートに進む形で、配信はグローバル・全デバイス向けに展開されている模様です。

同時期のOne UI動向

PENUPの更新は単独で進んでいるわけではなく、プラットフォーム全体の更新サイクルの一部として位置づけられます。同じタイミングでSamsungはGalaxyスマートフォン向けにOne UI 8.5(Android 16 QPR2)の配信を進めており、One UI 9.0(Android 17)のベータ版もリリースしています。OSベータとアプリ単体更新が並行している状況のため、ベータ参加者でなくてもGalaxy Store経由でPENUPの新機能だけは先取りできる構図になっています。

PENUPを使うハードウェア環境——Galaxy S26 UltraのS Penはどう変わったか

PENUPの主要ユーザー層であるS Pen搭載モデルの最新世代でも、2026年は本体側に細かな仕様変更が入っています。SamMobileの報道によれば、Galaxy S26 UltraのS Penは紙面上は前世代とほぼ同等で、Bluetooth接続は引き続き非搭載、低遅延の描き味は維持されているとされています。一方で、S Pen本体はS25 Ultraより細身になり、寸法は5.8×4.35mmから5.0×4.15mmへと変更されています。これはS26 Ultraが歴代Ultra最薄の7.9mm筐体になったことに合わせた設計とみられています。

項目内容
筆圧段階4,096段階
互換性S26 / S26+とは非互換(Ultra専用)
起動経路Air CommandメニューからPENUP等にアクセス

S Pen本体の小型化と細径化は握り心地に影響しうるため、PENUPで長時間スケッチするユーザーにとっては、新ブラシ群を試す前にグリップ感の変化も把握しておきたいポイントです。

Q&A

Q. アップデートを受け取るために特定のOne UIバージョンが必要ですか? 今回のアップデートは特定のOne UIバージョンに紐づいておらず、PENUPを利用するGalaxyデバイス全般が対象とされています。Galaxy Storeからアプリを更新してください。

Q. PENUPの利用に料金はかかりますか? ソース記事では課金に関する記載はなく、Galaxy Storeを通じた通常のアプリ更新として案内されています。詳細は出典元を参照してください。

Q. 既存のブラシは新ブラシ追加後も使えますか? 今回の更新は新たに50種類以上のブラシが追加されるという内容で、既存ブラシの削除や置き換えに関する記述はありません。新ブラシは「Download more brushes」から追加でダウンロードする形式とされています。

Q. 書き出した「.penup」ファイルは他社製アプリでも開けますか? 書き出し機能はSamsungデバイス間でドラフトを共有するためのもので、レイヤーや設定情報を保持したままSamsung端末同士でやり取りできる仕様として案内されています。他社製アプリとの互換性については現時点で公表されていません。

出典

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GadgetDrop 編集部

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