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PS4エミュレーター「ShadPS4」が過去最大級のv0.16.0公開——ローカル協力プレイとBig Picture Modeに対応

GadgetDrop 編集部6
PS4エミュレーター「ShadPS4」が過去最大級のv0.16.0公開——ローカル協力プレイとBig Picture Modeに対応

PS4向けエミュレーターとして最有力とされる「ShadPS4」が、開発陣自ら「過去最大級」と呼ぶアップデート、v0.16.0を公開しました。最大の目玉はローカルマルチプレイヤー対応で、同じ部屋にいる複数人が同一タイトルで一緒に遊べるようになります。プレイ可能タイトルもWindowsで111本、Linuxで144本まで拡大しています。

ローカルマルチプレイヤーとBig Picture Modeが追加

ShadPS4 v0.16.0は、GitHubのプロジェクトページとDiscordグループで告知されました。Android Authorityによると、今回のリリースで最も注目すべき追加要素はローカルマルチプレイヤーへの対応で、対応タイトルにおいて同じ部屋の2人以上で協力・対戦プレイができるようになります。

加えて、コントローラーを使ってソファからでも快適に操作できるBig Picture Modeを実装。リビング環境でのプレイ動線が大きく改善されることになります。そのほか、今回のリリースでは以下の主要機能が追加されました。

  • スクリーンショット機能
  • カメラの初期サポート
  • OpenALオーディオの初期サポート
  • 新しい設定・コンフィグレーションシステム

「初期サポート」と明記されている項目については、現時点では完全対応ではない段階の実装である点に注意が必要です。

Vulkan周りの調整でパフォーマンスと安定性が向上

新機能だけでなく、エミュレーターの内部基盤にも大きな手が入っています。今回のアップデートでは、Vulkan関連の広範な調整、メモリと同期処理の改善、テクスチャ関連の変更、そしてPS4 Pro機能を利用するタイトルへの対応強化が行われました。

開発チームはこの変更がもたらす効果について、次のようにコメントしています。

Many games that previously crashed, hung, or exhibited incorrect behavior now progress further or operate correctly.(これまでクラッシュ・ハング・誤動作していた多くのゲームが、より先まで進むか、正しく動作するようになりました)

ほかにもトロフィー関連の各種改善、通知システムの追加、ネットワーク・オンライン機能の大幅な作業も含まれており、エミュレーターとしての完成度を一段引き上げる内容となっています。

新たに6本が「プレイ可能」入り——FF1・FF2・INSIDE・クラッシュも

ShadPS4の互換性リストでは、このアップデートにより新たに6本のタイトルが「プレイ可能」として追加されました。具体的に挙げられているのは以下の作品です。

  • Final Fantasy 1
  • Final Fantasy 2
  • INSIDE
  • Crash Bandicoot N. Sane Trilogy

これによりプレイ可能タイトルはWindows版で111本、Linux版で144本となりました。Linux版のほうが対応本数で先行している傾向はそのまま継続しています。

環境プレイ可能タイトル数
Windows111本
Linux144本

Android Authorityは、PS4エミュレーションは「まだ比較的初期の段階」としつつも、ShadPS4はその分野で「ずば抜けて最良のエミュレーター」だと評価しています。

今すぐ試す価値はあるか

PS4の実機を所有していなくても遊べる選択肢が広がるという意味で、対応タイトルを実プレイ環境で楽しんでいるユーザーには即座に適用する価値が高いアップデートです。一方、未対応タイトルや安定性が重要な検証用途では、引き続き互換性リストでの確認と慎重なバックアップが前提となります。ShadPS4本体はオープンソースで配布されており、最新ビルドはGitHubから入手可能です。

開発を率いるのはPCSX2共同創設者

ShadPS4の急成長を支えているのは、開発リーダーを務めるGeorge Moralis氏の経歴です。

PS1・PS2エミュレーターからの長い系譜

Wikipediaによれば、Moralis氏は「shadow」というユーザー名でPS1エミュレーター「PCSX」に貢献し、続いてPS2エミュレーター「PCSX2」の共同創設者として2002年から2005年までコアCPUエミュレーションとデバッグを担当した経歴を持ちます。PCSX2公式の開発者ブログでは、プロジェクトが2001年中頃にLinuzappz氏とShadow氏の2名で立ち上がった経緯が紹介されています。Moralis氏がShadPS4の開発に着手したのは2022年10月で、PS1・PS2両世代の実装で培ったCPUエミュレーション知見が、わずか数年でPS4エミュレーション分野の最有力プロジェクトへ押し上げる原動力になっています。

macOSも視野に入ったマルチプラットフォーム展開

ShadPS4はWindowsとLinuxに加えmacOSにも対応しており、Apple Silicon世代のMacではARM64ネイティブで動作します。BrightCodingの2026年版ガイドによると、動作要件は環境ごとに次のように示されています。

環境必要OSバージョン
Apple Silicon MacmacOS 15.4以上
Intel MacmacOS 14以上

性能面では、Wikipediaが引用するDigital Foundryの2026年1月のレポートで、NVIDIA GeForce RTX 4080環境において最大4K解像度・60FPSでの動作が確認されています。一方、60FPSを超える設定ではグリッチが発生する可能性も指摘されています。Emulation General Wikiでは、ShadPS4に次ぐ互換性を持つのはFree Pascalで開発された「fpPS4」とされ、PS4エミュレーション分野でShadPS4が事実上の主流となっている構図が示されています。

Q&A

Q. ShadPS4 v0.16.0で追加された主な新機能は? ローカルマルチプレイヤー対応、Big Picture Mode、スクリーンショット機能、カメラの初期サポート、OpenALオーディオの初期サポート、新しい設定システムが主な追加機能です。

Q. 今回のアップデートで何本のゲームが新たにプレイ可能になりましたか? 6本が新たに「プレイ可能」リストに加わりました。Final Fantasy 1、Final Fantasy 2、INSIDE、Crash Bandicoot N. Sane Trilogyなどが含まれます。プレイ可能タイトルはWindowsで111本、Linuxで144本になりました。

Q. WindowsとLinuxではどちらが対応タイトルが多いですか? Linux版のほうが多く、144本に対してWindows版は111本です。33本の差があり、Linux版が先行している状態が続いています。

出典

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GadgetDrop 編集部

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