Project Aces開発のフライトシューティング最新作『Ace Combat 8: Wings of Theve』のハンズオン速報がWccftechで報じられました。前作『Ace Combat 7: Skies Unknown』(2019年)から7年ぶりとなるStrangereal回帰作で、師匠Jan Copeと共に撃墜され海底に沈んだ後、プレイヤーがJanのマントとコールサイン「Rex」を引き継ぐ展開が描かれます。Wccftechは、ソーシャルメディアとプロパガンダで「FCU最高のパイロット」へと祭り上げられていく流れを物語の軸として報じています。一方、前作でPlayStation VRに強く対応した流れを期待していたファンには冷や水となる**「現時点でVR非対応」**を開発者が明言した点も大きなトピックです。本稿ではハンズオン会場で確認された確定要素と、現時点で残る不確定要素を整理します。
師匠Jan Copeの死とコールサイン「Rex」継承——10月2日にPS5・Xbox Series・PCで発売へ
Wccftechのハンズオン速報で明らかにされた発売情報は、以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 10月2日 |
| 対応プラットフォーム | PlayStation 5 / Xbox Series S|X / PC(Steam) |
| 予約特典 | 『Ace Combat Zero』のコピー |
| 開発 | Project Aces |
予約特典の『Ace Combat Zero』について、Wccftechは前作『Ace Combat 7: Skies Unknown』と同様に予約者へ提供されると伝えており、発売後は提供されなくなる期間限定特典になる可能性が高いと推測しています。ただしこの期間限定の点はWccftech側の推測であり、公式に期間が明示されたわけではありません。価格については、公開情報の範囲では明示されていません。
読者タイプ別の判断軸は次のとおりです。前作のPlayStation VR体験を主目的にしていた層は、VR非対応が明言された以上は様子見が現実的です。一方、Strangerealの物語派——特にシリーズ恒例の「師匠の死と新たなコールサイン獲得」というドラマツルギーに反応する層は、予約特典の『Ace Combat Zero』が期間限定の可能性が高いことを踏まえると早めの予約も選択肢になります。
舞台はStrangerealの2029年——FCUとWccftechが伝えるプロパガンダ戦争
本作の舞台はシリーズおなじみのStrangereal、年代は2029年のUsean大陸です。複数の勢力が大陸の支配を巡って争うなかで、FCUが中心的な存在として描かれます。FCUの首都Theveには、タイトルの「Wings of Theve」と呼ばれる伝説的パイロットJan Copeが住んでいます。
プレビュー序盤、プレイヤーはJan Copeとの共同任務で撃墜され海底に沈み、Janがコクピットから脱出できないまま命を落とす展開を経験します。プレイヤーはその後Janのマントとコールサイン「Rex」を引き継ぎ、世界からRexとして認識されるようになり、FCUを往時の姿に戻すための戦いに身を投じます。物語はソーシャルメディアと、Wccftechが「プロパガンダ」と表現する手法を通じてRexを「FCUの最高のパイロット」として演出する流れを軸に進み、空中戦の最中でもRex自身のモノローグが絶えず流れる構成です。Wccftechは本作の物語をプロパガンダ戦争として位置づけて報じており、語りは一人称視点のカットシーンを中心に展開されます。
操作系統とカスタマイズ——Expert modeで**6軸(6 degrees of freedom)**制御を継続採用
操作系統は前作の方向性を踏襲しており、簡略化されたフライト制御の「標準モード」と、バレルロールやハイGターンを2本のアナログスティックに**6軸(6 degrees of freedom)**でマッピングする「Expert mode」の2系統が用意されています。コントローラーでの標準操作はキャンペーンには十分という評価ですが、ターゲットを背後から振り切る挙動が「霧の中で機体を回しているような感触」とも報じられており、マルチプレイヤーで戦うにはExpert modeでの慣熟が必要と指摘されています。前作の操作感を活かしたい経験者には、Expert modeの維持は朗報と言える要素です。
機体カスタマイズはクレジットを消費するスキルツリーで拡張され、ミサイル増強や実験機の解禁が可能です。各機体には方向性の異なるアップグレードスロットが用意されています。
- プレイヤー機は1機あたり3〜4種類のミサイル・爆弾オプションを切り替え可能
- 機体によりミサイル兵装の強化に複数スロットを割くタイプ、加速・旋回性能のモディファイアを差し込むタイプなどに分かれる
- 僚機側は機種選択と既定武装の範囲に留まり、プレイヤー機ほど自由度は高くない
PSVRファンに冷や水——VR対応は「現時点で非対応」と開発者が明言
プレビュー会場のQ&AセッションではRPG Siteの記者から、前作『Ace Combat 7: Skies Unknown』がPlayStation VRに強く対応していたことを踏まえ、本作は当初VRを想定して開発されたのかという質問が出ました(Wccftechのハンズオン記事による)。なお原文では「PlayStation 2 VR」と記載されている箇所がありますが、ここでは原文の表記をそのまま尊重しています。これに対し開発者は、Ace Combat 8では現時点でVRモードが想定されていないと明言しています。カットシーンや爆発表現のフィデリティは前作より向上しているものの、見た目とプレイ感覚は前作に近い延長線にあると伝えられており、シリーズの方向性を大きく変えるよりもStrangerealの物語を深掘りする路線が選ばれた格好です。
現時点での判断材料——読者タイプ別の結論
ハンズオン会場で確定したのは、発売日・対応プラットフォーム・VR非対応・予約特典の構成までです。読者タイプ別の判断は次のとおりです。
- 前作PSVR派:VR非対応が明言された以上、PlayStation VR目当ての購入は様子見が妥当
- Strangerealの物語派・シリーズファン:師匠の死と新たなコールサイン獲得という強いフックがあり、予約特典の『Ace Combat Zero』が期間限定の可能性が高い点も踏まえると予約検討の余地あり
- マルチプレイ志向:Expert modeでの慣熟が前提となるため、発売後しばらくは練度を上げる時間を見込んでおきたい
残る不確定要素は、予約特典の提供期間、価格、最終製品で調整が入り得る細部です。
Q&A
Q. 『Ace Combat 8: Wings of Theve』はVRに対応しますか? A. 開発者はQ&Aセッションで、Ace Combat 8では現時点(at this time)でVRモードが想定されていないと明言しています。前作Ace Combat 7: Skies UnknownがPlayStation VRに強く対応していたことを踏まえた質問への回答でした。
Q. 前作PSVR対応からの落差はどの程度ですか? A. 前作はPlayStation VR体験が一つの目玉でしたが、本作では開発者が「現時点(at this time)では想定されていない」と述べるにとどまっています。このヘッジ表現は将来的な可能性を完全に否定するものではない点には留意が必要で、現状ではVR対応の有無は明言されていません。
Q. Steam Deck対応は触れられていますか? A. ハンズオン記事の範囲ではPC版がSteamで提供されることは明示されていますが、Steam Deck対応の可否についての言及はありません。詳細は出典元を参照してください。
Q. 予約するとどんな特典がありますか? A. 予約者には『Ace Combat Zero』のコピーが付属します。Wccftechは前作Ace Combat 7と同様の予約特典として伝えており、発売以降は提供されなくなる期間限定特典になる可能性が高いと推測されています。
Q. PCでもプレイできますか? A. PC版はSteamで提供され、発売日はPlayStation 5・Xbox Series S|X版と同じ10月2日です。