OLEDゲーミングモニターは長らく27インチが定番でした——その常識を、ASUSが24.5インチ・最大540Hzで覆そうとしています。ROG公式アカウントが公開したティーザー動画で示されたのは、Wccftechが「世界初」と報じる24-25インチ帯のOLEDゲーミングモニターです。解像度やパネルサプライヤーなど多くの仕様はまだ公表されていません。
TN/IPSで妥協していた競技勢に、ついに来た"黒が締まる540Hz"
Wccftechによると、ASUSは2026年5月31日、ROG Global XのSNSアカウントを通じて新しいOLEDゲーミングモニターのティーザー動画を公開しました。動画内で示されたのは以下の2つのキーナンバーです。
- 画面サイズ:24.5インチ
- 最大リフレッシュレート:540Hz
これまで一般的なOLEDゲーミングモニターは27インチクラスが主流で、24〜25インチ帯のOLEDゲーミング向け製品は市場に存在しませんでした。Wccftechは、複数のメーカーが24-25インチOLEDモニターを準備しているとの報道はあったものの、実際に発表に踏み切ったのはASUSが初だと伝えています。これまで競技勢はIPSやVAパネルの240〜360Hzで妥協してきましたが、ようやくOLEDの締まった黒と540Hzの滑らかさを両立できる選択肢が見えてきた格好です。
解像度・パネルメーカーは未公表——Wccftechは1080pと踏んでいる
ASUSは現時点で解像度を公表していません。ただWccftechは、24.5インチという画面サイズと競技ゲーミング用途を踏まえると、解像度は**1080p(フルHD)**と見ています。同サイズでは1080pが理想的とされるためです。
パネルメーカーについても明らかにされておらず、Samsungの第3世代/第4世代OLED、もしくはBOEのいずれが採用されているのかは判明していません。注目すべきは、リフレッシュレートが事前報道を上回っている点です。Samsungは1080p OLEDパネルを300〜360Hzのレンジで開発中と報じられていましたが、今回ASUSがティーザーで示したのは最大540Hz。実際にどのパネルが搭載されるかは続報を待つ必要があります。
OLEDが540Hzで動く——CS2/Valorant勢が待っていた組み合わせ
OLEDは深い黒の表現とコントラストでIPS/VAを上回り、応答速度の速さも特徴です。これが540Hzという高速リフレッシュレートと組み合わさることで、CS2やValorantのような競技タイトルでの視認性・追従性が改善されるとWccftechは見ています。
これまでプロシーンの定番は、TNやIPSの240〜360Hzパネル——画質より速度を優先せざるを得ない選択でした。24.5インチ・1080pというフォーマットは、視点移動が少なく敵の発見に集中できることから競技用途で長年支持されてきた仕様であり、その枠組みのままOLEDの画質を手に入れられる点が今回のティーザーの本質的な価値といえます。
価格・発売時期・DP2.1対応——ティーザーで"伏せられた"5つの情報
ティーザー段階のため、以下の情報はいずれも公表されていません。
- 価格
- 発売時期
- 正式な型番
- 解像度(1080pはWccftechの推測)
- パネル供給元(Samsung 3rd/4th gen OLED または BOE)
- HDR規格対応・接続端子(DisplayPort 2.1対応の有無、G-Sync/FreeSyncの実装方式)
現時点では「Wccftechが世界初と報じる24.5インチOLEDゲーミングモニターを、ASUSが最大540Hzで投入する」というティーザーの段階と捉えるのが妥当です。続報を待ちましょう。
ティーザーで型番判明——「ROG Strix OLED XG259QWPG Ace」とASUS既存540Hz機の位置関係
VideoCardz.comによれば、ASUSがティーザーで示した24.5インチOLEDモニターの型番は ROG Strix OLED XG259QWPG Ace であり、ASUS自身が「世界初のeスポーツOLEDモニター」と称しています。発表のタイミングは Computex 2026 に合わせたものと位置づけられています。
ASUSはこれまでも競技勢向け最速級LCDとして、24.1インチ・540Hz(OC)の「ROG Swift Pro PG248QP」を展開してきました。同機の特徴は次のとおりです。
- パネル方式:Esports-TN(OCで540Hzまで対応)
- 解像度:FHD(1080p)
- 機能:専用G-SYNCプロセッサ、NVIDIA Reflex Analyzer、ULMB 2
- HDR:DisplayHDR 400
- 実勢価格:おおよそ900ドル前後
新たな24.5インチOLED機は、このTN機のフォーマット(24インチ前後・540Hz・1080p)を踏襲しつつパネル方式を更新する後継的なラインに収まる構図です。
パネル供給側の最前線——Samsung Displayの31.5インチ4K 360Hz / FHD 680Hzデュアルモードパネル
OLEDパネル供給側でも競技向けの動きが急加速しています。Samsung Displayは 世界初の31.5インチ4K 360Hz QD-OLEDパネル を発表し、デュアルモード機能でフルHD時に 680Hz まで対応すると、Tom's HardwareおよびVideoCardz.comが報じています。
主な特徴は以下のとおりです。
- 解像度・リフレッシュ:4K / 360Hz、1080p / 680Hz のデュアルモード
- サブピクセル:RGBストライプ配列
- HDR:VESA DisplayHDR True Black 600
- 採用社:10社が予定されていると報じられている
これら新世代OLEDゲーミングモニターの発売は 2026年後半〜2027年初頭、価格は1,000ドル超になると見込まれています。1080p時の超高リフレッシュモードはeスポーツ用途を強く意識した設計とされ、競技向けOLEDの選択肢が複数サイズ・複数解像度へと広がる構図がうかがえます。
Q&A
Q. このモニターはいつ発売されますか? 発売時期・価格ともに現時点では公表されていません。ASUSが公開したのはティーザー動画のみで、正式発表を待つ段階です。
Q. 解像度は1080pで確定ですか? ASUSは解像度を公表していません。Wccftechは24.5インチという画面サイズと競技ゲーミング向けという用途から1080pと見ていますが、確定情報ではありません。
Q. 既存の27インチOLEDゲーミングモニターと何が違うのですか? 最大の違いは画面サイズです。Wccftechによれば、これまでOLEDゲーミングモニターは27インチクラスが中心で、24-25インチ帯の従来型OLEDゲーミングモニターは市場に存在していませんでした。今回ASUSがティーザーしたのは、その空白を埋める初の24.5インチOLEDという位置づけです。
Q. パネルメーカーはどこですか? 公表されていません。Wccftechは、Samsungの第3世代もしくは第4世代OLED、またはBOE製OLEDのいずれかが採用されている可能性に言及していますが、現時点では明らかにされていません。
出典
- Wccftech — ASUS Teases World’s First 24.5″ OLED Gaming Monitor For ESports
- VideoCardz.com — ASUS teases 24.5-inch ROG Strix OLED XG259QWPG Ace esports monitor with 540Hz refresh rate
- Tom's Hardware — Samsung Display announces world's first 360 Hz 4K QD-OLED panel — dual-mode support also offers 680Hz at FHD, 10 customers reportedly lined up