GadgetDrop
スマートフォン注目

Chrome・Firefox・Samsung Internetを捨てた理由——Android AuthorityがBraveを「過小評価されているAndroidブラウザ」と報じる根拠

GadgetDrop 編集部6
Chrome・Firefox・Samsung Internetを捨てた理由——Android AuthorityがBraveを「過小評価されているAndroidブラウザ」と報じる根拠

主要なAndroidブラウザを渡り歩いた末に、Android AuthorityのPankil Shah氏はBraveに乗り換えたと報告しています。同メディアはBraveを「過小評価されているAndroidブラウザ(underrated Android browser)」と表現しており、プライバシー保護・広告ブロック・YouTube視聴体験など、他ブラウザが個別にしか提供できない機能をBraveがひとつにまとめている点が乗り換えの決め手になったといいます。

Chrome・Firefox・Samsung Internetの「惜しいところ」

Android Authorityによると、それぞれのブラウザには明確な弱点があります。

Chromeは拡張機能・広告ブロック・強力なプライバシー機能を欠いており、素のままでは物足りなさを感じやすいといいます。Firefoxは拡張機能やプライバシー設定が充実している一方、タブグループやブックマークマネージャーといった基本的な利便性が不足しています。Samsung Internetはデフォルトブラウザ候補として最も近い存在だったものの、デスクトップ版がまだ発展途上で、デバイス間の同期が煩雑になりがちだと指摘されています。

Braveのプライバシー機能——設定不要で即座に機能する

Android AuthorityがBraveを試した動機は、Redditで繰り返し目にしたプライバシー機能への高評価でした。実際に使ってみると、その評判は本物だったとPankil Shah氏は述べています。

BraveはサイトをまたいだトラッカーやサードパーティCookieをブロックし、ページを重くする不審なスクリプトやポップアップ・自動再生動画なども除去します。さらに、ブラウザの設定・画面解像度・ハードウェア構成からデバイスを特定する「フィンガープリンティング」への対策も備えています。

特筆すべきは、これらの機能がすべて初期状態で有効になっている点です。設定を掘り下げる必要がなく、インストール直後から保護が機能します。任意のサイトで「Brave Shields」アイコンをタップすると、ブロックされたトラッカー・広告・スクリプトの件数をリアルタイムで確認できます。

拡張機能なしでも困らない理由——ビルトイン機能の充実度

Android版のBraveは拡張機能に対応していません。 これは一見デメリットに見えますが、Android Authorityは「実際にはほとんど困らなかった」と評価しています。その理由は、拡張機能でカバーしていた機能の多くがBraveに標準搭載されているためです。

  • 広告ブロック:別途インストール不要で動作。ホワイトリスト登録で応援したいサイトは広告を表示できる
  • Force Dark Mode:夜間の閲覧に便利な強制ダークモード(FirefoxではこれにもExtensionが必要)
  • Copy Clean Link:URLに付加されたトラッキングパラメーターを除去してコピー
  • ファイアウォール&VPN:内蔵VPNサービスも用意されているが、利用には有料サブスクリプションが必要

サードパーティ製拡張機能に伴う不審なパーミッションやデータ収集のリスクを避けながら、必要な機能を使えるのが強みだとAndroid Authorityは述べています。

なお、読者コメントでは「Android版Braveは拡張機能に対応しておらず、記事がそれに対応しているかのような印象を与えている」という指摘も寄せられています。Androidで拡張機能を使いたい場合はFirefoxが選択肢となりますが、Firefox向け拡張機能もAndroid上では利用できるものに制限がある点に注意が必要です。

YouTube Premiumの代替として使える意外な実力

Android AuthorityがBraveでYouTubeを視聴し始めたのは偶然だったといいますが、今ではYouTubeアプリをほとんど開かなくなったとのことです。Braveは以下のYouTube Premium相当の機能を無料で提供しています。

  • 広告ブロック:スキップ不可の広告やスポンサーバナーを自動除去
  • バックグラウンド再生:画面をロックしても音声が継続再生。ポッドキャストや音楽に最適
  • ピクチャー・イン・ピクチャー:他のアプリを使いながら小窓で動画を表示
  • UIカスタマイズ:コンテンツレコメンドのブロック、メンバー限定動画の非表示、Shortsタブの完全削除なども可能

速度・オープンソース——ただし気になる点も

Android AuthorityはBraveの日常使いにおける速さについても言及しており、体感できる速さだと述べています。また、BraveはオープンソースかつChromiumベースで公開されており、コードの透明性を重視するユーザーにとっても安心材料になります。

一方で、Android Authorityはいくつかの課題も挙げています。暗号資産関連の機能(Brave Rewards等)については好みが分かれるとしており、拡張機能が使えない点は依然として大きな制限だと認めています。

また、読者コメントでは「Braveはサードパーティにユーザーのデータを販売している」という指摘も寄せられており、プライバシー面での評価は一枚岩ではありません。

乗り換えを検討するなら、拡張機能への依存度が低く、プライバシーとYouTube視聴体験を重視するユーザーにとって特に恩恵が大きいブラウザです。逆に、Firefox向け拡張機能を日常的に活用しているユーザーには、現時点では物足りなさが残る可能性があります。


Q&A

Q. Android版BraveはFirefoxのように拡張機能を使えますか? いいえ、Android版Braveは拡張機能に対応していません。Android Authorityによると、広告ブロックやダークモードなど多くの機能がビルトインされているため、実用上は大きな支障はないとのことですが、特定の拡張機能を必要とするユーザーには制限となります。なお、Androidで拡張機能を使いたい場合はFirefoxが選択肢ですが、インストールできる拡張機能には制限があります。

Q. BraveのVPN機能は無料で使えますか? いいえ、Braveに内蔵されているファイアウォール&VPN機能の利用には有料サブスクリプションが必要です。VPN以外のプライバシー機能(トラッカーブロック・広告ブロック・フィンガープリンティング対策など)は無料で利用できます。


出典

ポストLINEで送るはてブ
GD

GadgetDrop 編集部

スマホ・PC・AI・XRなど幅広いテクノロジーを、スペックの行間まで読む視点で解説します。速報から深掘り分析まで、テック選びと業界理解に役立つ情報をお届けしています。