OpenAIがChatGPTをMicrosoft ExcelとGoogle Sheetsに直接組み込み、スプレッドシートの作成・編集・解説をAIが担う機能を展開しています。Android Authorityがこの統合を報じており、ユーザーがスプレッドシートを扱う手間を大幅に省く可能性があるとしています。
スプレッドシートの作成もデータ整理もAIが代行——ChatGPTがExcel・Sheetsのサイドバーに登場
今回の統合により、ChatGPTはExcelおよびGoogle Sheetsのサイドバー上で動作します。ユーザーは普通の言葉で指示を入力するだけで、AIがスプレッドシートの操作を代行してくれます。
Android Authorityによると、具体的にできることとして以下が挙げられています。
- ゼロからシートを作成:予算管理表やトラッカーなどを指示するだけで構築
- データの整理・クリーニング:重複エントリや壊れた数式が混在したシートを整理
- 数式の修正・説明:複雑な数式や多タブのファイルの内容を解説
- シナリオ分析:モデルの調整や複数条件のテストを手動作業なしで実行
複数タブが絡み合った複雑なスプレッドシートを開いた瞬間に途方に暮れた経験がある方には、まさに刺さる機能といえます。
対応プランと導入方法
利用可能なプランはBusiness・Enterprise・Education、およびChatGPT Free・Go・Plus・Proとなっています。
導入手順はそれほど複雑ではありません。
Excelの場合:「Add-ins」メニューからChatGPTをインストールし、リボンからアクセスします。Google Sheetsの場合:Workspace Marketplaceから追加し、インストール後は「Extensions」メニューに表示されます。いずれもChatGPTアカウントへのサインインが必要です。
現時点での制限——チャット履歴は別管理、マクロ・VBAは不完全対応
便利に見える一方で、現時点ではいくつかの制限があります。
- チャット履歴が独立:スプレッドシート内でのやり取りは、通常のChatGPTの会話履歴とは別管理になります
- メモリ機能は非対応:過去の会話内容を引き継ぐメモリ機能は利用できません
- マクロ・VBAは不完全対応:高度な自動化機能であるマクロやVBAへの対応は現時点では不完全です
Q&A
Q. ChatGPTのどのプランで使えますか? Business・Enterprise・Education、およびChatGPT Free・Go・Plus・Proプランが対象です。
Q. 通常のChatGPTと会話履歴は共有されますか? されません。Excel・Google Sheets内でのチャットは、通常のChatGPT会話履歴とは独立した別管理となっています。メモリ機能も利用できません。
日常的にスプレッドシートを扱う方にとっては試す価値が十分ある機能です。まずは無料プランで使い勝手を確かめ、業務での活用を検討するのが現実的な判断といえるでしょう。