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CPU・GPUリーク注目

DDR5価格高騰で「RAMpocalypse」深刻化か——複数ベンダーがDDR4マザー増産へ、AM4人気はAM5に肉薄

GadgetDrop 編集部8
DDR5価格高騰で「RAMpocalypse」深刻化か——複数ベンダーがDDR4マザー増産へ、AM4人気はAM5に肉薄

DDR5メモリが同容量のDDR4と比べ4〜5倍の価格で売られ、エントリーレベルのPCすら$1000未満で組めない異常事態が、自作市場をDDR4回帰へと向かわせているようです。Wccftechが2026年6月4日に伝えたところによると、Tom's Hardwareの最新レポートを引用するかたちで、複数のベンダーがDDR4プラットフォームの生産を増やしているといいます。Wccftechによれば、AM4プラットフォームの人気はalmost 40%にまで上昇し、AM5に肉薄する位置にあるとされ、業界では「RAMpocalypse」と呼ばれる現象が深刻化しているとされています。

DDR5は同容量DDR4と比べ4〜5倍——$1000未満の自作が困難に

Wccftechは、2026年下半期に入ってもDDR5メモリとSSDの価格上昇が止まらず、$1000未満でエントリーレベルのシステムを組むことすら極めて困難な状況が続いていると指摘しています。DDR4メモリ自体も決して安価とは言えませんが、同容量のDDR5モジュールと比較すれば「nothing compared to(比較にならない)」水準だとWccftechは表現しています。なお、Wccftech記事の見出しでは「DDR5 Memory Continues to Sell for 4-5 Times Higher」と、DDR5がDDR4の4〜5倍で売られていると示されています。

価格差はメモリ単体にとどまりません。Wccftechは、プラットフォームそのもののコストにも次のような差があると指摘しています。

  • AM5(AMD最新世代): DDR5対応プラットフォーム
  • LGA 1851(Intel最新世代): DDR5対応プラットフォーム
  • LGA 1700 DDR5(Intel): DDR5プラットフォーム群に含まれるとWccftechは整理(原文では「LGA 1700 DDR5 included as well」と記載)
  • AM4(AMD): DDR4プラットフォームで、AM5・LGA 1851・LGA 1700 DDR5を含むDDR5プラットフォームと比べて比較的安価

Wccftechは、この価格構造が多くのユーザーをDDR4プラットフォームに引き戻す主要因になっていると見ています。

Tom's Hardware報道——over half a dozenのベンダーがDDR4需要増を観測

Wccftechは、Tom's Hardwareの最新レポートを引用するかたちで、多くのベンダーがDDR4対応マザーボードの生産再開に向けて準備を進めており、「RAMpocalypse」開始以降、需要の大きな伸びを目にしていると伝えています。Tom's Hardwareの取材では、マザーボードメーカーとメモリメーカーを含むover half a dozen(半ダース超)のベンダーが、DDR4メモリおよびDDR4対応マザーボードの需要が顕著に伸びていると回答したといいます。

そのうち2社のマザーボードベンダーは、DDR4マザーボードの生産を増やしており、2026年後半も増産を続ける方針だとTom's Hardwareに語ったと報じられています。これはWccftechが過去に伝えていた、ASUSがLGA 1700-DDR4およびAM4マザーボードの2026年向け増産を目指しているとの情報とも整合するとされています。

ただし、これらは現時点では報道ベースの情報であり、各ベンダーから正式な増産発表が出ているわけではない点には留意が必要です。

AM4人気はalmost 40%——Ryzen 5000がAmazonトップ10に

DDR4回帰の動きはユーザー側のデータでも裏付けられているとWccftechは指摘します。Wccftechは過去の自社報道として、AM4プラットフォームの人気がalmost 40%まで上昇し、近年AM5と並ぶ位置にあると指摘しています。

Amazonのプロセッサ売れ筋ランキングでも、Ryzen 5500やRyzen 5800XTをはじめとするRyzen 5000シリーズが、現時点でトップ10入りを果たしているとされ、AM4の根強い人気が示されています。さらに、AMDがAM4 10周年を記念して再設計版のRyzen 7 5800X3Dを復活させたことも、AM4の延命を後押ししているとWccftechは見ています。

Wccftechは、AM4がAM5と人気面で互角に渡り合う展開もあり得ると示唆しています。

DDR4回帰が現実化したら——2026年後半のPC市場はこう動くか

Wccftechが伝えるTom's Hardwareの報道が正確だった場合、2026年後半の自作PC市場では次のような変化が見込まれます。

想定される変化影響を受けるユーザー
AM4・LGA 1700-DDR4マザーボードの供給増コストを抑えて自作したい層
「RAMpocalypse」下でのDDR4需要の継続的な伸びすでにRyzen 5000やLGA 1700-DDR4を持つユーザー
over half a dozenのベンダーによる増産方針の継続2026年後半に新規パーツ購入を検討する自作派

ただし、これらはあくまで報道を統合した観測であり、最終的な生産計画は各ベンダーの公式発表で変わる可能性があります。現時点では「DDR4プラットフォームの選択肢が広がりつつある」と判断するのが妥当で、続報を待つことをおすすめします。

DDR5高騰の根本原因——AI向けHBM需要がDRAMウェハーを圧迫

Tom's Hardwareは、HBMが1ギガバイトあたりDDR5の約3倍のウェハー容量を消費する点を、DRAM供給逼迫の構造的要因として挙げています。NVIDIA GPU向けHBMスタックに割り当てられるウェハーは、ミッドレンジスマートフォンのLPDDR5XモジュールやコンシューマノートPCのSSDから直接奪われているとされています。

「each gigabyte of HBM consumes roughly three times the wafer capacity of DDR5」(HBMは1GBあたりDDR5の約3倍のウェハー容量を消費する)

価格面では、SamsungがDDR5の契約価格を1ユニットあたり約$7から$19.50へと100%以上引き上げ、Q4 2025からQ1 2026にかけてメモリ価格はセグメント全体で四半期比80〜90%の上昇を記録したとTechTimesは伝えています。さらにSamsungのメモリ部門責任者は4月30日に、「significant shortages」が2027年まで続くと警告しており、アナリストは価格上昇が2028年以降も継続する可能性を指摘しています。

Ryzen 7 5800X3D 10周年エディションの詳細——6月25日$349で復活、再エンジニアリングの裏側

Tom's Hardwareによれば、限定版Ryzen 7 5800X3D AM4 10th Anniversary Editionは2026年6月25日に$349で発売される予定です。

主な仕様と互換性

  • コア構成: 8 Zen 3コア / 16スレッド
  • 動作クロック: ベース3.4GHz / ブースト最大4.5GHz
  • 総キャッシュ: 100MB
  • TDP: 105W
  • 対応マザーボード: AMD 400・500シリーズ全般

VideoCardzは、AMDが元のプロセスでそのまま再生産することができなかった点に注目しています。初代3D V-Cacheの製造に使われたTSMCの第一世代スタッキング設備がすでにオフラインとなっており、Zen 3 X3D設計を第二世代スタッキングプロセスへ再認定する必要があったといいます。BigGo Financeは、AMDが同時にRyzen 7 7700X3DとRadeon RX 9070 GREもComputex 2026で発表したと伝えており、AM4延命とAM5新規投入を並行で進める「two-track戦略」が鮮明になっています。

Q&A

Q. AM4で今組むなら最低限どのCPU・マザーを選べばよいですか? 公開情報の範囲では、AmazonのプロセッサランキングでRyzen 5500やRyzen 5800XTを含むRyzen 5000シリーズがトップ10入りしているとされ、現実的な選択肢として挙げられています。ゲーミング重視であれば、AMDがAM4 10周年を記念して再投入した再設計版のRyzen 7 5800X3Dも有力な候補です。マザーボード側は、over half a dozenのベンダーがDDR4対応モデルの需要増を観測しており、2社が2026年後半まで増産方針と伝えられています。

Q. 今からDDR4プラットフォームで自作するのはアリですか? コスト重視であれば現実的な選択肢といえます。Wccftechの整理によれば、AM4・LGA 1700-DDR4ともにマザーボードの供給増が見込まれており、DDR5モジュールと比べてメモリ・プラットフォームともに比較的安価とされています。詳細は出典元を参照してください。

出典

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GadgetDrop 編集部

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