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Intel「Raptor Lake Next」は最大20コア・DDR4対応で2027年Q1登場か——リーカーが詳細スペックを報告

GadgetDrop 編集部8
Intel「Raptor Lake Next」は最大20コア・DDR4対応で2027年Q1登場か——リーカーが詳細スペックを報告

Intelが第3のRaptor Lakeリフレッシュ「Raptor Lake Next」を準備しているとの情報が相次いでいる。信頼性が高いとされているリーカーJaykihn氏が2026年6月13〜14日にX(旧Twitter)へ投稿した内容をもとに、Tom's Hardwareが詳細を報じている。

なぜ今また旧アーキテクチャを——高歩留まりの活用と安定性修正の恩恵

Tom's Hardwareによると、Intel「Raptor Lake Next」はRaptor Lakeシリコンを使った3度目のリフレッシュで、2027年初頭の投入が見込まれている。ソケットはLGA 1700を継続、ブランドはCore 200世代を引き継ぐ可能性があるとされている。

新機能の追加はなく、RPL-R(Raptor Lake Refresh)が持っていたWiFi 7・Fast Throttle・APOといった機能も新たには引き継がないとJaykihn氏はX投稿で述べている。本質的には14世代CPUのリブランドになる見込みだ。

Tom's Hardwareは、Intelが13・14世代の安定性問題を解決するために多大な時間とコストを投じた結果として高い歩留まりが実現しており、そのシリコンを最大限に活用する狙いがあると読めると報じている。Core i9-14900KはIntelがこれまでにリリースしたゲーミングCPUの中で最も高い性能を持つという点も指摘されており、「余り物のシリコン」と呼ぶのは正確ではないとTom's Hardwareは述べている。

ラインナップ詳細——Core 9なし、最大20コアのCore 7が最上位

Jaykihn氏が報告したRaptor Lake Nextのデスクトップ向けiGPU内蔵SKU構成は以下のとおりだ:

https://t.co/Q5nzFtSMTvt.co
  • Core 7(8P+12E、20コア、65W) — Core i7-14700と同等のコア数
  • Core 5(8P+8E、16コア、125W) — Core i7-13700Kと同一構成
  • Core 5(6P+4E、10コア、65W、L3キャッシュ24MB) — 従来の同コア構成(20MB)から増加した特別仕様
  • Core 3(4P+0E、4コア、65W) — E-coreなしのP-coreのみ構成

Jaykihn氏によると、現時点でCore 9 SKUは確認されていない。アーキテクチャはRaptor Cove(P-core)とGracemont(E-core)の組み合わせで、iGPUはArrow Lakeで採用されたArc XeではなくIntel HD 700シリーズになるとみられている。デスクトップ・モバイル双方に展開され、最大125WモデルとHXモデルも用意される可能性があるとされている。

なお、Bartlett Lakeシリコン(P-coreのみ構成のエッジ・組み込み向け)は採用されないとされており、12P-coreのSKUは現時点では否定されている。

6P+4E構成の10コア65W SKUは注目に値する。従来の同コア数モデル(13490F・14490Fなど)ではL3キャッシュが20MBにとどまっていたが、今回は24MBに増加している。Jaykihn氏はX投稿で、無効化されたコアクラスタのキャッシュ領域がそのままアクセス可能になっているとみられ、これが今後のトレンドになるかもしれないと示唆している。また、13490F・14490FはiGPUが無効化されていたのに対し、Raptor Lake NextのこのSKUはiGPUが有効化された構成で提供されるとされている点も相違点の一つだ。

DDR4対応とNova Lakeとの共存——バリュー路線の軸になるか

Raptor Lake NextはLGA 1700プラットフォームを継承するため、DDR4メモリに対応する。DDR5の価格が依然として高止まりしている状況では、コストを抑えた構成を組みたいユーザーにとって一定の選択肢になる可能性がある。

生産は2027年1月からの開始が見込まれており、Q1 2027中に入手可能になるとみられている。Nova Lakeとも並行して販売される見込みで、Tom's Hardwareは「Core 200(Raptor Lake Next)対Core 400(Nova Lake)」というブランドの区別が消費者にとっての重要な判断軸になるだろうと述べている。

Nova Lakeについては非公式の情報では来年以降に遅延するとの観測もあるが、公式には今年中の発表がまだ想定されている状態だ。両ラインナップが市場で重複する期間が生じる可能性が高く、購入タイミングと予算に応じた選択が求められる局面になりそうだ。

いずれにせよ、現時点でのすべての情報はリーカーによる未確認情報であり、Intelによる公式発表はない。続報を待ちながら判断するのが妥当だ。

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並走するNova Lakeの全貌——LGA 1954・最大52コア・bLLCでX3Dに対抗

Raptor Lake Nextと市場で重なるNova Lakeについては、より具体的なスペックがリークと公式情報から明らかになってきています。TechSpotによると、Intelは2026年後半にNova Lakeを投入する計画で、新ソケットLGA 1954を採用し、最大52コア構成、Xe3グラフィックスを内蔵するとされています。

注目のbLLCバリアント

  • 「D」「DX」バリアント — AMDのX3Dに対抗する設計で、最大288MBのbLLC(Big Last Level Cache)を搭載
  • コンピュートタイル — Intel自社の18AプロセスとTSMC N2の組み合わせで製造される見込み
  • アーキテクチャ刷新 — 性能・効率両スレッドに新マイクロアーキテクチャを採用

LGA 1700を継承するRaptor Lake Nextとはソケットレベルで非互換となるため、Core 200とCore 400はプラットフォーム選択の時点で明確に分岐する構図になります。bLLC搭載モデルはゲーミング向けのフラッグシップ枠として、Core 9相当が存在しないRaptor Lake Nextの上位を補完する位置付けになると見られています。

2026年メモリ市況の急変——DDR4が逆転値上がりする異常事態

DDR4対応の価値は2026年のメモリ市況によって大きく揺らいでいます。Tom's HardwareのRAM価格トラッキングによれば、DDR4は2026年初頭の1週間で約10%値上がりし、8GBキットは12%、16GBキットは8%上昇しました。

製品2025年10月2026年1月
32GB(2x16GB)DDR4キット$60〜$90$150〜$180

InnoAIoTの分析によれば、主因はAIインフラ需要で、メモリメーカーがHBMと高密度DDR5の生産を優先しているためDDR4の供給が縮小しています。結果として構成によってはDDR4のGB単価がDDR5を上回る逆転現象が発生しており、TrendForceやGartnerは2026年を通じて高止まりが続き、緩和は2026年末から2027年と予測しています。LGA 1700プラットフォームの「コスト優位」という前提は、需給次第で揺らぐ局面に入っています。

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Q&A

Q. Raptor Lake Nextは今使っているZ690/Z790マザーボードで動くのか? リーク情報によると、LGA 1700ソケットを継続するとされているため、既存の対応マザーボードで動作する可能性がある。ただしBIOSアップデートの要否を含め、Intel側からの公式確認はまだ行われていない。

Q. Core i9に相当するハイエンドモデルは出ないのか? Jaykihn氏の報告では、現時点でCore 9 SKUは確認されていない。最上位は8P+12E・20コア・65WのCore 7にとどまるとされている。

Q. DDR4対応はコスト面でどれほど有利か? ソース記事ではDDR5の価格が「近い将来に値下がりする兆候がない(doesn't seem to be getting cheaper anytime soon)」と指摘されている。DDR4対応はDDR4メモリや既存プラットフォームを流用できるため、新規・乗り換えどちらでも構成コスト削減につながる可能性がある。

出典

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GadgetDrop 編集部

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