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Dua LipaがSamsungを提訴か——TV化粧箱への写真無断使用を主張、損害賠償を請求

GadgetDrop 編集部6
Dua LipaがSamsungを提訴か——TV化粧箱への写真無断使用を主張、損害賠償を請求

あのDua Lipaの写真が、なぜかSamsungのテレビ化粧箱に——。世界的ポップスターのDua Lipa氏が、自身の写真を無断でテレビ製品の化粧箱に使用したとして、Samsungを提訴したとAndroid Authorityが報じました。訴状では著作権・商標権・パブリシティ権の侵害が主張され、損害賠償が請求されているとされています。なお本記事の内容は訴状の主張および報道に基づくものであり、事実関係や最終判断は今後の裁判で示される点にご留意ください。

なぜバックステージ写真がテレビ箱に?問題の1枚の正体

Android Authorityによると、訴状ではSamsungが「小売販売用のSamsung製テレビが入った段ボール箱の前面」にDua Lipa氏の写真を使用したと主張されています。問題の写真はバックステージで撮影された1枚とされ、その著作権はDua Lipa氏本人が単独で保有していると主張されています。

訴状ではDua Lipa氏について「非常に成功した歌手、ソングライター、パフォーマー、モデル」であり、「自身の名前・肖像・類似性に関する極めて価値の高い著作権・商標権・パブリシティ権を保有している」と位置づけられています。

「事前にSamsungへ連絡したが応答は冷淡だった」と主張

Android Authorityが伝える訴状の主張によれば、Dua Lipa氏側は提訴の前にSamsungに連絡を取り、テレビ化粧箱への写真使用の中止を求めたとされています。しかしSamsungの対応は「軽視的で冷淡(dismissive and callous)」だったと記載されているとのことです。

訴状はさらに、Samsungがこの写真使用によって「Dua Lipa氏が同社テレビを推奨している」という誤った印象を消費者に与え、そこから利益を得たと主張しているとされます。具体的には次のような論点が含まれていると報じられています。

  • Samsungが「彼女が苦労して築いたブランドを愚弄(mockery)し、自身の資産をコントロール・収益化する能力を奪った」
  • 同氏は商業パートナーシップに対して非常に選択的であり、「該当製品の販売に関連して自身の名前・肖像・類似性のライセンスに同意することはあり得なかった」

損害賠償と恒久的差止を要求

Android Authorityによると、訴訟で求められている救済内容は、金銭的賠償と差止命令の両面にわたります。具体的には、Samsungに対しDua Lipa氏の肖像使用および著作権侵害行為を行わないよう命じる恒久的差止命令と、損害賠償・原状回復が請求されているとのことです。

Samsungはこれまでも音楽アーティストとのパートナーシップを行ってきた実績があるため、今回のように小売向け化粧箱に無断で著名アーティストの写真を使用していたとされる経緯は、コンプライアンス体制の観点からも目を引く案件です。Samsungユーザーや消費者にとっては、今後の製品パッケージや広告表現、ブランドコラボの取り扱いに影響が及ぶ可能性もあり、注視に値するニュースといえます。

訴訟は提起されたばかりであり、Samsung側の反論や裁判所の判断はこれから示されることになります。現時点ではDua Lipa氏側の主張に基づく情報であり、訴状の詳細や事実関係は今後の裁判で争われる見込みです。なお本記事は訴状の記載と報道時点の情報に依拠しているため、今後の審理を通じて主張内容や事実認定が変わる可能性があります。続報を待つのが妥当でしょう。

請求額1500万ドル・提訴日と対象モデル——訴状の具体的内容

報道で明らかになった訴訟の具体像は、元記事の概要よりも踏み込んだ内容となっています。本件は2026年5月8日に提起された民事訴訟で、Dua Lipa氏はSamsungのCrystal UHDテレビのパッケージに自身の著作権付き写真が無断使用されたと主張しており、少なくとも1500万ドルの損害賠償に加えてSamsungが得た利益の支払いも求めています。

写真と法的構成

問題の写真は「Dua Lipa - Backstage at Austin City Limits, 2024」と題され、米国著作権局に登録済みでDua Lipa氏に帰属するとされています。訴状は著作権侵害、カリフォルニア州パブリシティ権の違反、連邦Lanham Actに基づく請求、そして商標関連の主張を併せて構成しています。Samsungは昨年に米国で販売したテレビの「相当部分」でこのパッケージを使用したとされ、Dua Lipa氏側は2025年6月に使用を認識して中止を要求したものの、同社は「軽視的かつ冷淡」で繰り返し拒否したと主張しています。

既存ブランド提携と業界への波及——なぜこの一件が注目されるのか

訴状とその報道は、Dua Lipa氏のブランド戦略と本件の重さを浮き彫りにしています。

観点内容
既存の商業パートナーApple、Porsche、Versace、Bulgari、Nespresso
弁護団が追加で挙げる提携先Puma、Versace、Yves Saint Laurent、Apple、Tiffany & Co.
管轄エンタメ・知的財産紛争の主要法廷であるカリフォルニア中央地区連邦地裁で、判決は全米の類似案件に影響を及ぼし得る

訴状はX(旧Twitter)上の投稿を引用し、「TVを買う予定はなかったが、箱を見て買うことに決めた」「Dua Lipaが載っているという理由だけでそのTVを買う」といったコメントを購買誘引の証拠として添付しています。一方で防御側の論点も指摘されており、Samsung側が「simulated broadcast(シミュレーション放送)」の抗弁を持ち出してDua Lipa氏の請求を阻もうとする可能性が報じられています。著名アーティストの肖像をパッケージという物理媒体で扱うリスクが、今後の業界慣行に再考を促す案件として位置づけられています。

Q&A

Q. Dua Lipa氏がSamsungに請求している内容は何ですか? Android Authorityによると、損害賠償と、Samsungが今後彼女の肖像を使用したり著作権を侵害したりすることを禁じる恒久的差止命令を求めているとされています。最終的な判断は裁判所によって示されます。

Q. 問題となっている写真はどのようなものですか? バックステージで撮影された写真とされており、著作権はDua Lipa氏が単独で保有していると訴状で主張されています。これがSamsung製テレビの段ボール化粧箱の前面に無断で使われたとされています。なお、事実関係は今後の裁判で確定する見込みです。

Q. 一般の消費者にはどんな影響が考えられますか? 直接の影響は限定的とみられますが、訴訟の行方によっては、メーカーが製品パッケージや広告で著名人の肖像を扱う際の慣行や、今後のブランドコラボの在り方に波及する可能性があります。詳細は出典元を参照してください。

出典

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