GadgetDrop
その他注目

スクエニ新作『Final Fantasy Resonance』はあえてランダムエンカウント採用——2026年10月、5機種同時発売でノーマルも歯ごたえ重視

GadgetDrop 編集部5
スクエニ新作『Final Fantasy Resonance』はあえてランダムエンカウント採用——2026年10月、5機種同時発売でノーマルも歯ごたえ重視

スクウェア・エニックスの新作『Final Fantasy Resonance』が、2026年6月のNintendo Directで発表されました。注目すべきは設計思想です。2026年10月にPC・PS5・Xbox Series X|S・Nintendo Switch・Nintendo Switch 2の5プラットフォームで同時発売される本作は、近年主流のシンボルエンカウントを採用せず、あえて真のランダムエンカウントと手応えのあるボス戦を中心に据えていると、Wccftechが報じています。久々の2D本編がなぜ「時代に逆行する」選択をしたのか、開発陣のコメントから読み解きます。

久々の2D本編、2026年10月にマルチプラットフォームで発売

『Final Fantasy Resonance』は、モバイルゲーム『Final Fantasy Brave Exvius』のシーズン1を基にした作品で、Square Enixが手がけるFinal Fantasyシリーズ本編としては久しぶりの2D作品となります。発売は2026年10月で、対応プラットフォームはPC(Steam)、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch、そしてNintendo Switch 2の5機種です。

ターン制バトル、真のランダムエンカウント、そして高めの難易度という、ここ数年「時代遅れ」と見なされがちだったクラシックな設計を意図的に採用している点が特徴です。

「印象に残る戦闘」のためにあえてランダムエンカウントを選択

プロデューサーのKeisuke Nakashima氏はAUTOMATONに対し、シンボルエンカウントの利便性を認めつつも次のように語っています。

「シンボルエンカウントはプレイヤーの自由なプレイスタイルを尊重する仕組みです。一方で、本当に印象に残る戦闘が少なくなってしまうこともあります。最近のシンボルエンカウント採用RPGをプレイしてきた自分自身の実感です」

Nakashima氏は、ランダムエンカウントが時に煩わしく感じられることは認めつつも、「強敵に苦戦した記憶や、戦闘報酬で運良く良いものが出た時の喜びといった、本当に心に刻まれる瞬間を作ってくれる」と述べ、その「memorability(記憶に残る性質)」こそが今回ランダムエンカウントを採用した理由だとしています。

ただし、フラストレーションを軽減するための調整も入る見込みです。パズル要素のあるダンジョンではエンカウント率を下げ、ミニマップの色で戦闘が近いかどうかを示す仕組みも導入されるとされています。これにより、謎解きに集中したい場面で戦闘に何度も中断されるストレスが軽減され、「次に戦闘が来そうだ」という心構えを持って探索できるため、テンポ良くダンジョンを進められると期待されます。

誰と戦うか選ばない——進行中の敵を全て倒す設計思想

ディレクターのHiroto Furuya氏は、ダンジョン設計についてこう説明しています。

「ダンジョンを攻略するという感覚自体、ランダムエンカウントを選んだことと結びついています。誰と戦うかを選ぶのではなく、進行中に遭遇する敵をすべて倒していく——そういった方向に舵を切りました。クラシックなFinal Fantasy体験を追求した結果、たどり着いた選択です」

Wccftechは、こうした「ポジティブな摩擦」の欠如が現代のJRPGでは強く感じられるとし、『Dragon Quest VII Reimagined』のような古典のリメイクでも顕著だったと報じています。リソース管理しながらダンジョンを制覇する感覚の復活は歓迎すべきものだと伝えています。

ノーマル難易度でも「歯ごたえ重視」、苦手な人向けにCasualも用意

バトルディレクターのTakashi Shiraga氏は難易度設計について、ノーマル難易度を「印象に残る体験」として設計したと語っています。

「ボスを含めた敵全員をすぐに簡単に倒せるようにしてしまったら、心に残るものにはなりません。最初にボスに負けても、新しい戦略を練り直す余地を残すことが重要でした」

ボスはチーム編成を見直すきっかけとなる大きな障害として設計されており、ノーマル難易度はある程度の挑戦を伴う設計となっています。デモで公開された難易度もノーマルで、RPGが苦手なプレイヤー向けには少し易しいCasual難易度も用意されるとのことです。

判断軸は「ポジティブな摩擦」を楽しめるか

NES・SNES時代の本編作品の系譜に連なる作品として、コミュニティの期待は高まっていると報じられています。アクション重視の現代的JRPGとは異なる需要が存在することを示せるかどうかが、今後のシリーズの方向性にも影響を与える可能性があります。購入を検討する際の判断軸は明快で、ランダムエンカウントの「強敵に苦戦する手応え」やリソース管理を楽しめるか、それともテンポ良く進められるシンボルエンカウント型を好むかの一点に集約されます。前者を求めるファンにとっては、2026年10月の発売に向けて続報を待ちたい1本です。なお、次回情報公開のタイミングは現時点では明らかにされていません。

Q&A

Q. 『Final Fantasy Resonance』はどのプラットフォームで発売されますか? PC(Steam)、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch、Nintendo Switch 2の5プラットフォームで、2026年10月発売予定です。

Q. なぜランダムエンカウントを採用したのですか? シンボルエンカウントでは戦闘の印象が薄れがちという開発陣の問題意識が出発点です。「強敵に苦戦した記憶」や「報酬の運に一喜一憂する瞬間」など、プレイヤーの心に刻まれる体験を生む仕組みとして、あえて旧来のシステムが選ばれました。

Q. 難易度設定はどうなっていますか? 歯ごたえのあるNormalと、RPGが苦手なプレイヤー向けの少し易しいCasualが用意されます。Normalはボスで一度負けても戦略を練り直す余地がある設計とのことです。

出典

ポストLINEで送るはてブ
GD

GadgetDrop 編集部

スマホ・PC・AI・XRなど幅広いテクノロジーを、スペックの行間まで読む視点で解説します。速報から深掘り分析まで、テック選びと業界理解に役立つ情報をお届けしています。