Galaxy S24 Ultraを2年間使い続けているAndroid Authorityのライターが、「S25 Ultraを試したが、買い替える理由が見つからない」と率直に評価しています。デザインの個性、SペンのBluetooth機能の削除、そして据え置きのバッテリー容量——そうした変化が示す「停滞感」こそが、買い替えを踏みとどまらせる本質だとAndroid Authorityは述べています。その背景にある3つの理由を整理しました。
① デザインの個性——新旧の区別がつきにくくなったという指摘
Galaxy S24 Ultraには、シャープでボクシーなシルエットという独自の存在感があります。Android Authorityは、これをGalaxyのNote時代のDNAを受け継いだ「ファブレット的な存在感」と表現しています。街中で持ち歩くと人々がすぐに機種を認識するほどの視覚的なインパクトがあり、「群衆に埋もれないデザイン」として評価されています。
一方、Galaxy S25 Ultraはエッジが丸みを帯び、持ちやすさは向上しています。しかしAndroid Authorityは、S24 Ultraの時代にはUltraと標準モデルを一目で区別できる個性があったものの、新世代ではその差が薄れていると指摘しています。
では、デザイン以上に「ユーザーの手元での体験」を変えてしまった変更が次に控えています。
② SペンのBluetooth削除——カメラリモートとして使っていたユーザーには明確な機能後退
Galaxy S25 Ultraから、SペンのBluetooth機能(Air Actions)が静かに削除されました。Samsungは「Air Actionsを使っているユーザーが多くなかった」と説明しているとAndroid Authorityは伝えています。
ただし、この点は読者によって受け止め方が大きく異なります。日常的にSペンのBluetooth機能を使っていなかったユーザーにとっては、さほど影響のない変更かもしれません。一方、Bluetooth搭載時代のSペンをカメラのリモートシャッターとして活用し、集合写真や自撮りの際にボタン一押しで撮影していたユーザーや、ペンを持ったままボタン長押しでズームやモード切り替えを行っていたユーザーにとっては、Android Authorityが「明確な機能後退」と評価するほどの変化です。
S25 Ultra以降のSペンは精度・書き心地の面では優秀ですが、「スタイラス以上の使い方」を経験したユーザーにとっては、機能が一段階下がったと感じられる変更です。
そしてデザイン・Sペンに続く3つ目の問題は、数字として最もわかりやすく「停滞」を示しています。
③ バッテリー容量——Galaxy S20 Ultra以来ずっと5,000mAh
Android Authorityが最も「停滞」として強調しているのが、バッテリー容量の問題です。Galaxy S24 Ultraのバッテリーは5,000mAhです。Android Authorityによると、Samsungはこの5,000mAhという容量をGalaxy S20 Ultra以来実質的に変えていないとしています。
ソフトウェア最適化による効率改善は行われているものの、ハードウェアとしての容量は据え置きです。一方でAndroid Authorityは、他のブランドがより大容量化を進めていることも指摘しており、Samsungのバッテリー容量が相対的に目立たなくなってきているとの見方を示しています。
「最大7年のサポートで使い続けられる」——買い替え検討のポイント
Galaxy S24 UltraはSamsungの最大7年間のソフトウェアサポートを受けられます。Android Authorityはこの点を踏まえ、まだしばらくの間は実用的に使い続けられると評価しています。
買い替えを検討するなら、「デザインの個性」「SペンのBluetooth機能」「バッテリー容量の実質的な増加」という3点が自分にとって重要かどうかを確認するのがポイントです。これらを重視するユーザーにとっては、S25 Ultraへの移行は現時点では「明確な前進」とは言いにくい状況だとAndroid Authorityは述べています。
Q&A
Q. Galaxy S25 UltraでSペンのBluetooth機能はなぜ削除されたのですか? Samsungは「Air Actionsを実際に使っているユーザーが多くなかった」と説明しているとAndroid Authorityは伝えています。ただし、カメラリモートなどとして活用していたユーザーには機能後退と感じられる変更です。日常的にSペンのBluetooth機能を使っていなかったユーザーにとっては、影響が限定的な変更とも言えます。
Q. Galaxy S24 Ultraはいつまでソフトウェアサポートを受けられますか? Samsungは最大7年間のソフトウェアサポートを約束しています。Android Authorityは、これにより長期間にわたって実用的に使い続けられると評価しています。
Q. S24 Ultraからの乗り換えを検討する価値があるのはどんなユーザーですか? Android Authorityは、デザインの個性・SペンのBluetooth機能・バッテリー容量の増加を重視しないユーザーにとっては乗り換えの選択肢として検討できるとしています。一方、これらの点を重視するユーザーにとっては、現時点では「明確な前進」と言いにくい状況とされています。
出典
- Android Authority — 3 reasons the Galaxy S24 Ultra is the last true Galaxy Ultra Samsung ever made