Samsung Galaxy XRで深刻なメモリリーク問題が発生していましたが、Googleが修正パッチを配信しました。Android Authorityが2026年5月6日に報じています。ただし、一部ユーザーからは別の不具合が発生している可能性も指摘されており、手放しで喜べる状況ではないかもしれません。
何が起きていたのか——20〜30分で使用不能になるほどの深刻な不具合
問題の発端は4月に配信されたアップデートです。このパッチ適用後、Android XRプラットフォームで動作するSamsung Galaxy XRにメモリリークが発生するようになりました。
ユーザーが報告した症状によると、ヘッドセットのメモリ使用量が20〜30分かけて徐々に増加し、上限に達した時点でフレームレートが「急落」し、ほぼ操作不能な状態に陥るというものでした。日常的に使用するには致命的な問題であり、ユーザーからの苦情が相次ぎました。
事態を受けてGoogleはこの問題を公式に認め、修正を「最優先事項(absolute top priority)」と位置づけると表明しました。ただし、その時点では修正パッチの配信時期については明示されていませんでした。
Googleが修正パッチを配信——バージョンI610UEU2AZD8
Android Authorityによると、GoogleコミュニティチームのGrace氏がRedditへの投稿を通じて、バージョンI610UEU2AZD8の配信を発表しました。
投稿では、このパッチが「最新のソフトウェアアップデートに関して受け取ったフィードバックをもとに、一連のシステム安定性とパフォーマンスの最適化を導入するもの」と説明されています。なお、具体的な変更内容を記した変更履歴(チェンジログ)は公開されていません。
パッチの適用方法は、設定(Settings)→ ソフトウェアアップデート(Software Update) から手動でダウンロード・インストールする手順です。
一部では改善も——ただし新たな不具合の可能性も
Redditの発表へのコメントを見ると、今回のアップデートによってメモリリーク問題が解消されたと報告しているユーザーが存在することが確認されています。トラッキングのひっかかりが解消されたという声も上がっています。
一方で、新たな問題が発生している可能性も指摘されています。具体的には、バーチャルデスクトップ内でカーソルを仮想ディスプレイの内外に移動させると、「破損・乱れたフレーム(corrupted/garbled frames)」が表示されるという報告が寄せられています。この問題が広範に発生しているのか、一部の環境に限られるのかは現時点では確認されていません。
今すぐアップデートを——ただし続報も確認を
メモリリーク問題に悩まされているGalaxy XRユーザーにとって、今回のパッチは待望のアップデートです。現時点では、設定からソフトウェアアップデートを確認し、バージョンI610UEU2AZD8を適用することが推奨されます。
ただし、バーチャルデスクトップでの表示乱れという新たな問題の可能性も報告されているため、アップデート後の動作には注意が必要です。Googleからの続報や追加パッチの情報を引き続き確認することをおすすめします。
Q&A
Q. 修正パッチはどこからダウンロードできますか? Galaxy XRの「設定(Settings)」→「ソフトウェアアップデート(Software Update)」から確認・ダウンロードできます。バージョン番号はI610UEU2AZD8です。
Q. アップデート後に問題は完全に解消されましたか? 一部のユーザーからはメモリリーク問題の改善が報告されています。ただし、バーチャルデスクトップでカーソルを移動した際に画面が乱れる可能性が新たに指摘されており、すべての問題が解消されたかどうかは現時点では確認されていません。
Q. 変更内容の詳細は公開されていますか? 今回のパッチに関する具体的な変更履歴(チェンジログ)は公開されていません。Googleは「システム安定性とパフォーマンスの最適化」と説明するにとどまっています。
出典
- Android Authority — Galaxy XR users with memory leak problems need to download this update ASAP