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Google DriveのAIファイル整理機能「Organize My Files」が広域展開——WorkspaceとAIプラン契約者から提供開始

GadgetDrop 編集部6
Google DriveのAIファイル整理機能「Organize My Files」が広域展開——WorkspaceとAIプラン契約者から提供開始

何年も放置してきた散らかったGoogle Driveを、数クリックでまとめて片付けられる日が近づいてきました。Googleが先行公開していたAIファイル整理機能「Organize My Files」が、より広範なユーザーへの展開を開始しました。手作業でのドラッグ&ドロップが不要で、AIが移動候補のファイルとフォルダを提案し、「Move files」ボタンを押すだけで整理が完了します。テスト報告では、楽曲ファイルや特定メディア関連の素材といった、テーマごとに散らばりがちなファイル群の自動振り分けに有効だったとされています。

AIが既存フォルダと新規フォルダへ自動振り分け

Android Authorityによれば、Googleは昨年に一部ユーザー向けに先行公開していた「Organize My Files」機能の展開範囲を広げました。これは、Drive内に散らばったファイルをAIが解析し、適切な移動先を提案してくれるツールです。

機能は「My Drive」や親フォルダの中に「Suggest File Moves」というオプションとして表示されます。クリックすると、既存フォルダに移すべきファイル群と、新規フォルダにまとめるべきファイル群の双方をAIが自動で選び出し、画面上に並べてくれる仕組みです。

実際にテストを行ったのは、Android AuthorityのライターであるAkshay Gangwar氏です。同氏のテストでは、Android Authority関連のファイルが既存フォルダに正しく振り分けられたほか、制作中の楽曲ファイルが新規の「Music」フォルダに集約される形で提案されたと報告されています。

提案内容はユーザー側で柔軟に調整可能

提案された移動先は自動で確定するわけではなく、ユーザーが手動で調整できます。具体的には次のような操作が可能だと伝えられています。

  • 提案された移動先フォルダを別の場所へ変更する
  • 個別ファイルを選択・選択解除する
  • 対象ファイルを新規タブで開いて中身を確認する
  • ホバーカード(カーソルを合わせたときに表示される小窓)でプレビューする

最終的に内容を確認したうえで「Move files」ボタンを押すと、Driveが選択されたファイルをまとめて移動させます。手作業でドラッグ&ドロップを繰り返す必要がなく、長年放置してきた散らかったDriveをまとめて整理したい人にとっては実用的なアップデートと言えます。

対象プランは限定——Workspaceと有料AIプランが中心

注意点として、「Organize My Files」は無料ユーザー全員に開放されたわけではありません。現時点で対象となるのは以下のプラン契約者だとされています。

対象プラン区分
Google Workspace法人・組織向け
Google AI Ultra個人向け上位AIプラン
Google AI Pro個人向けAIプラン
Google AI Pro for Education教育機関向け
AI Expanded Access拡張アクセス枠

【日本市場・日本語UIに関する重要ポイント】 提供範囲は英語環境のグローバル展開とされています。日本語UIでの利用可否や日本市場での展開時期については、現時点で公表されていません。日本のユーザーが利用を検討する場合は、英語UIに切り替えたうえで対象プランを契約する必要がある可能性が高い点に留意が必要です。

対象プランを契約済みのユーザーは、Drive上で「Suggest File Moves」のオプションが表示されているかをチェックすると良いでしょう。広域展開中の機能のため、アカウントによっては反映までしばらく時間がかかる可能性があります。

利用上限とプロモーション期間に関する追加情報

Google Workspace公式アップデートでは、提供条件についてより細かな情報も明らかになっています。2026年7月15日までは「higher limits(拡張上限)」のプロモーション期間として、対象プラン契約者が標準の利用上限を気にせず機能を試せる環境が用意されています。期間終了後は1ユーザーあたりの利用上限が適用される予定で、具体的な数値はヘルプセンターで事前に告知されるとされています。

UI上で可能になる細かな調整

  • 提案された移動先フォルダの名前をインラインで書き換える
  • バッチ移動の実行前に、共有権限の変更を確認する画面を経由する
  • Rapid Releaseドメイン・Scheduled Releaseドメインの双方で順次配信

これらの仕様により、意図しない共有範囲の拡大や、不要なフォルダ名のままでの新規作成を抑止しながら整理を進められる設計となっています。

2026年に相次ぐDrive向けGemini機能の一般提供

Organize My Filesと同じく、Gemini連携のDrive機能は2026年に複数が一般提供(GA)入りしています。Ask Gemini in DriveはRapid Releaseドメインで2026年4月22日、Scheduled Releaseドメインで5月6日に展開を開始しました。Driveのファイルに加え、Gmail・カレンダー・Chatのコンテンツを横断したマルチターンの対話に対応し、参照元としてキュレーションしたファイル群を「project」として保存・共有できる点が特徴です。

機能一般提供のタイミング
AI Overviews in Drive2026年4月
Ask Gemini in Drive2026年4月〜5月
Organize My Files2026年6月

DriveをハブとしたGeminiのファイル要約・対話・整理機能が、わずか数カ月の間にまとめて利用可能になった構図です。

Q&A

Q. 「Organize My Files」は無料のGoogleアカウントでも使えますか? 現時点ではWorkspaceプラン契約者と、Google AI Ultra・Google AI Pro・Google AI Pro for Education・AI Expanded Accessの各AIプラン契約者が対象です。無料アカウントへの開放は公表されていません。

Q. AIが勝手にファイルを移動してしまうのですか? いいえ。AIは「移動の提案」を行うだけで、最終的にユーザーが「Move files」ボタンを押した時点で初めて移動が実行されます。提案された移動先の変更や、対象ファイルの選択解除も可能です。

Q. 日本語UIで使えない場合、英語UIに切り替えれば利用できますか? 本機能は英語環境を対象としたグローバル展開と伝えられているため、Googleアカウントの言語設定を英語に切り替えたうえで対象プランを契約していれば、利用できる可能性があります。ただし、「Suggest File Moves」のメニュー名やAIの解析対象(フォルダ名・ファイル名)が英語ベースで設計されている点には留意が必要です。日本語ファイル名の振り分け精度については、現時点で明らかにされていません。

出典

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GadgetDrop 編集部

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