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農業シムに殺人ミステリーを融合『Grave Seasons』8月14日発売へ——恋人が犯人かもしれない農場シム

GadgetDrop 編集部6
農業シムに殺人ミステリーを融合『Grave Seasons』8月14日発売へ——恋人が犯人かもしれない農場シム

恋愛相手が殺人犯になるかもしれない農場シム——Stardew Valleyのような農場運営シムに殺人ミステリーを掛け合わせた異色のインディーゲーム『Grave Seasons』が、8月14日にXbox Series X/S・Steam・PS5・Switch 2向けに発売されます。開発はPerfect Garbage。試遊した記者は20分では全体像を掴みきれなかったとしつつも、強い関心を示しています。

寂れた農場の再建中、村長が惨殺される

プレイヤーは荒れ果てた農場と母屋を引き継ぎ、土地を切り拓き、畑を耕し、種をまきながら近隣住民と親交を深めていきます。ところが農作業を始めて数日後、村長が無惨な姿で殺害される事件が発生し、プレイヤーはその真相を追うことになります。

地下室には不気味な機械も鎮座していますが、それは後回しというわけです。最初の殺害シーンそのものは描写されないものの、Engadgetの試遊レポートによれば、続く犠牲者はより直接的に画面上で描かれるようになり、捜査が進まなければ被害者は増えていくと伝えられています。ただしコージーなピクセルアートのトーンを維持するため、グロ表現には一定の限度が設けられています。

犯人は固定されない——恋愛相手が殺人鬼になる可能性も

『Grave Seasons』で特に興味深いのは、犯人が事前に1人に固定されていない点です。とはいえ手続き的生成ではなく、Perfect Garbageが多数の「作り込まれたキャンペーン(bespoke written campaigns)」を用意しており、それぞれ異なる住民が真犯人として設定されているとされています。

全キャラクターが犯人になり得るわけではありませんが、プレイヤーがロマンスを進めている相手が真犯人だったというパターンもあり得るため、恋に踏み込むことそのものがリスクを伴う構造になっています。村人にはたくましい農夫のHari、村の占い師Danteといった定番からエソテリックなキャラクターまでが揃い、それぞれの好き嫌いを把握することが捜査の手がかりになります。

シャベルとバールで進める「コージー捜査」

主人公は農作業用のシャベルなどの道具に加えて、バールも所持しています。これは村の家屋や施設に押し入るために使えますが、当然リスクも伴います。

  • 侵入行為を目撃された場合、住民との友好関係が崩れる
  • 室内に住人がいる状態で押し入った場合、相手を死に追いやる可能性もある

のどかな農場経営と、住民との信頼を踏みにじってでも真実に迫る捜査行為——この対比こそが、本作のフックといえます。

「超自然的な脅威」の気配——カブを収穫しながら殺人犯を追うループ

Engadgetの記者は、農場シムの反復ループそのものには惹かれなかったとしつつ、「超自然的な脅威(supernatural threat)の可能性をはらんだ謎の殺人犯を、ニンジンを収穫しながら追いかける」ループであれば時間を投じたいと述べています。コージーなピクセルアートの世界で殺人捜査が進行するという対比に加え、地下室の不気味な機械の存在も含め、本作のフックは「のどかさと不穏さの同居」にあるといえそうです。

発売は8月14日。コージーな農場運営と殺人捜査のテンションをどこまで両立させられるかが、本作の成否を分けるポイントになりそうです。

パブリッシャーはBlumhouse Games——Game PassにDay 1対応

『Grave Seasons』のパブリッシャーは、ホラー映画レーベルBlumhouseのゲーム部門であるBlumhouse Gamesです。映画事業で培ったホラー演出の知見をゲーム領域に展開しているレーベルであり、コージーな農場運営と不穏な連続殺人を同居させる本作のトーン設計とも親和性が高い座組みになっています。

配信面の要点は次のとおりです。

項目内容
パブリッシャーBlumhouse Games
対応プラットフォームPS5 / Xbox Series X|S / Steam / Switch
Xbox Game Pass発売初日から対応

月額サブスクリプション加入者は追加課金なしでプレイを開始できるため、農場シムと殺人ミステリーという題材のニッチさに対して、初動の試遊ハードルは大きく下げられています。なお本作は当初より早い時期での発売が想定されていましたが、各機種版を磨き込むためにスケジュールが再調整された経緯があり、8月14日という発売日はその上で確定したタイミングです。

舞台は「Ashenridge」——主人公は脱獄囚という設定

本作の舞台は「Ashenridge(アシェンリッジ)」と呼ばれる町に設定されています。牧歌的な外観の裏側に不穏な空気が漂う土地であり、主人公は脱獄囚として描かれます。身を隠して新しい生活をやり直すために寂れた農場へ流れ着いた人物、という導入が物語の出発点に据えられています。

  • 静かな再出発を狙った直後に連続殺人が始まる、という落差の大きいシナリオ構造
  • プレイごとに発見できる証拠が変化し、住民の証言も入れ替わる
  • 物語の進行方向そのものが周回ごとに分岐していく

つまり、農場運営という反復的なゲームループの上に、毎周回で異なる事件の輪郭が積み上がる設計です。一度のプレイで全容を掴むことを前提とせず、複数回の周回を通じてAshenridgeという町の全体像へ近づいていく、リプレイ性を強く意識したナラティブ構造になっています。

Q&A

Q. グロ表現はどの程度ですか? 最初の村長殺害シーンは直接描写されませんが、Engadgetによれば後続の犠牲者はより直接的に画面上に描かれるとのことです。ただしコージーなピクセルアート調のため、表現には一定の限度が設けられています。

Q. 捜査が進まないとどうなりますか? 犯人に近づけないまま時間が経過すると、犠牲者が増えていく仕様だと伝えられています。捜査の停滞が世界の被害拡大に直結する構造です。

Q. 犯人は毎回同じですか? いいえ。Perfect Garbageは複数の作り込まれたキャンペーンを用意しており、プレイごとに異なる住民が真犯人となる可能性があります。ただし手続き的生成ではなく、全キャラクターが犯人になり得るわけでもありません。

Q. ロマンス要素はありますか? あります。ただし恋愛相手が真犯人として明らかになる可能性もあるため、踏み込むこと自体がリスクを伴います。

出典

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