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Instagramがメインフィードのアルゴリズムを「興味トピック」で調整可能に——ただしフォロー中アカウント優先は不可

GadgetDrop 編集部6
Instagramがメインフィードのアルゴリズムを「興味トピック」で調整可能に——ただしフォロー中アカウント優先は不可

Instagramのメインフィードに、「保護犬」「子育てユーモア」といった興味トピックを指定して、おすすめに表示される量を自分で増減できる機能が拡大しました。これにより、今後はフィードで見たいテーマを能動的にコントロールできるようになります。一方で意外なことに、「フォローしているアカウントの投稿をもっと見たい」というリクエストはエラーとなり、対象外であることが明らかになっています。

興味トピック単位でフィードを調整可能に

Engadgetが2026年6月10日付で報じたところによると、Instagramはこれまで一部の領域に限定されていたアルゴリズムのパーソナライズ機能を、アプリの中心であるメインフィードにも拡大しました。ユーザーは「rescue dogs(保護犬)」「parenting humor(子育てユーモア)」といった興味トピックを指定し、おすすめに表示される量を増減できるようになります。

Instagram責任者のAdam Mosseri氏はThreadsへの長文投稿の中で、今回の変更はユーザーに体験への主体性をより多く与えることが目的だと説明しています。「人々が長時間を費やすプロダクトに対して意味のある主体性を持てるようにすることは、ビジネスとしても我々の利益になると信じている」と同氏は述べました。

「フォロー中アカウントを増やす」はエラーになる

ただし、この主体性はフォロー中アカウントの投稿には適用されません。今回の機能は興味ベースのトピックに限定されており、Engadgetの記者Karissa Bell氏が「posts from people I follow(フォローしている人の投稿)」を指定して試したところ、「no results found(結果が見つかりません)」というエラーメッセージが返されたと報じられています。

この点はクリエイターや事業者にとって長年の不満の種であり、Mosseri氏は投稿の中でその苛立ちを一定程度認めています。「誰をフォローするかは、かつては自分の体験を形作るための意味のあるツールだったが、メインフィードをおすすめが占めるようになると、そのツールは静かに機能しなくなった」と同氏は記しました。

そして、個人的な瞬間はストーリーズやDMに移行したという業界の認識に触れたうえで、「50人に1人の友人しか洗練された瞬間を投稿しないフィードは面白くなく、アルゴリズムによるおすすめがそのギャップを埋めた」と説明しています。

将来は「自分専用Instagram」も?LLMが拓くパーソナライズ

Mosseri氏によれば、今回の新しいパーソナライズ機能は大規模言語モデル(LLM)のおかげで実現したもので、これまで不可解だったアルゴリズムをある程度解きほぐすことが可能になったとされています。同氏は将来的には、同じ技術によってさらに踏み込んだパーソナライズや、ユーザーごとに完全にあつらえた(bespoke)バージョンのアプリすら実現し得るとの見方を示しました。

現時点では、人物・気分・コンテンツタイプといった指定への対応に「積極的に取り組んでいる」段階だと述べられています。一方で、おすすめ全体の規模を縮小する計画があるとは示唆されておらず、フォロー中アカウントを優先したいユーザー向けには専用の「following」フィードが引き続き提供される形となります。

Your Algorithmの段階的拡大と英語圏への一斉提供

今回のメインフィードへの拡張は、突然の単発リリースではなく、段階的なロールアウトの最終段階にあたります。Social Media Todayの報道によれば、Your Algorithmはまず2025年10月にReels向けのテストとして導入され、その後2026年4月にExploreフィードへ拡大され、今回ようやくアプリの中心であるメインフィードに到達しました。提供範囲についても、英語話者のInstagramユーザー全員に対して一斉にアクセス権が付与されたと説明されています。

初期トピックリストの生成方式

  • 最初に表示されるトピック候補は、ユーザーが手動で入力するのではなく、システムがアプリ内行動をもとに自動生成します
  • ユーザーがそのリストを編集することで、各ユーザーに割り当てられたアルゴリズム側のパラメータが書き換わる仕組みです
  • つまり「ゼロから興味を申告する」のではなく、すでに推定されている興味の重みを微調整する設計になっています

フォロー優先指定が通らない背景にある2026年のランキング設計

「フォロー中アカウントを増やす」という指定が結果なしになる背景には、2026年に確認された配信ロジックの大きな転換があります。BufferやCreatorFlowの解説によれば、Mosseri氏は現在のランキング上位シグナルをwatch time、sends per reach、likes per reachの3つだと明言しており、特にDM共有を示すsends per reachは通常の「いいね」より3〜5倍重く新規リーチに作用します。

2026年の主要な配信ルール内容
オリジナル投稿の優遇リポスト中心のアカウントより40〜60%多く配信
アグリゲーター除外30日間で10件以上リポストするとおすすめから外れる
オーディション方式投稿はまず非フォロワーの少数集団に提示され、反応が悪ければフォロワーへ届く前に絞られる

フォロワー数自体が以前ほどリーチの強い予測因子ではなくなっており、エンゲージメントの密度が配信量を決める設計になっていることが、フォロー単位での増量指定を受け付けない設計判断の土台になっているとみられます。

Q&A

Q. 現時点でどのようなトピックを指定できますか? 公表されている例としては、「rescue dogs(保護犬)」や「parenting humor(子育てユーモア)」といった興味ベースのトピックが挙げられています。Mosseri氏は、今後さらに人物・気分・コンテンツタイプといった指定への対応にも積極的に取り組んでいると述べており、指定できる軸は今後拡張されていく見込みです。

Q. 「フォローしているアカウントの投稿をもっと見たい」と指定することはできますか? できません。今回のパーソナライズ機能は興味トピックに限定されており、フォロー中アカウントを優先する指定はエラーとなります。フォロー中の投稿を中心に見たい場合は、専用の「following」フィードを使う形になります。

出典

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GadgetDrop 編集部

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