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1,000万台ノルマ——Metaが$19 billionの赤字を背負い年内グラス4機種+AIペンダントへ

GadgetDrop 編集部6
1,000万台ノルマ——Metaが$19 billionの赤字を背負い年内グラス4機種+AIペンダントへ

2025年単年で$19 billion(約2.9兆円)の赤字を計上したReality Labs部門を抱えるMetaが、2026年下半期にウェアラブル1,000万台の販売を目標とし、年内に最大4機種の新型スマートグラスとAIペンダントを投入する計画だと、The Informationが報じています。コードネームベースの社内情報には、Ray-Ban/Oakleyの枠を超えた新ライン、法人向けサブスク「Wearables for Work」、未発表AIエージェント「Hatch」までが含まれていると伝えられており、ハードウェア事業の立て直しに向けた攻めの製品計画が見えてきました。現時点でMeta自身は報道内容を認めていません。

AIペンダントは2025年買収のLimitlessが起点か

The Informationによれば、MetaはAIペンダントを開発しており、今後1年かけてテストを開始する計画です。文脈として注目されているのが、Metaが2025年に買収したLimitlessの存在です。Limitlessが手がけていた製品はそのものずばり「Pendant」と呼ばれ、クリップ型のBluetoothマイクが日常会話や周囲の音を録音し、要約やトランスクリプト、検索可能な記録データベースを提供するというコンセプトでした。

買収当時、Limitless CEOのDan Siroker氏は「Metaは最近、すべての人にパーソナル・スーパーインテリジェンスを届けるという新しいビジョンを発表しました。素晴らしいAI搭載ウェアラブルを作ることはそのビジョンの重要な柱です」とコメントしました。Metaが買収時点でAIウェアラブル路線を打ち出していた以上、ペンダント型デバイスが具体化するのは時間の問題だったと見る向きが多いようです。

これが実現すると、ユーザーは一日中の会話や周囲の音声を自動で記録・要約させ、後から検索可能な「個人の記憶アーカイブ」として活用できるようになる可能性があります。スマートフォンや専用アプリを起動する必要がない、首掛け型ハンズフリーのAI体験が現実味を帯びてきます。

コードネームと投入時期——Modelo・Luna・RBM2 Refresh・Mojito VIP

Metaのスマートグラス展開は、これまでのRay-Ban・Oakleyとの協業を超えて、さらに拡大すると報じられています。Metaのウェアラブル担当VPであるAlex Himel氏が社内メモで投入計画を共有したとされ、コードネームベースで以下の通り整理されています。

コードネーム投入時期(予定)備考
Modelo2026年6月にも年内ラッシュの口火を切る最初の新モデル
Luna2026年秋RBM2 Refreshと並ぶ秋の主力候補
RBM2 Refresh2026年秋名称からRay-Ban系列のリフレッシュ版とみられる
Mojito VIP2026年12月年内最後を飾る上位/特別仕様の可能性
Artemis将来モデルテスト中
SSG(supersensing glasses)将来モデルテスト中

これらは非公式の社内情報に基づくリークであり、最終製品の仕様や名称、発売時期は変わる可能性があります。The Informationによれば、新型グラスはいずれもMetaのAIモデルと、開発中の未発表AIエージェント「Hatch」によって動作する見込みとされています。

すでにRay-Ban Metaを持っているユーザーにとっては、RBM2 Refreshが直接の後継候補となる一方、Luna・Modelo・Mojito VIPといった新ラインの登場で、用途・価格帯・デザインの選択肢が一気に広がることになりそうです。

法人向け「Wearables for Work」とサブスク戦略

The Informationはあわせて、Metaが「Wearables for Work」と呼ばれる法人向けサブスクリプションサービスを準備していると伝えています。Himel氏のメモには、Metaがより多くのユーザーに自社AIモデルを使わせ、サブスク課金へ導くことを目標として掲げているとの記述があるとされ、対象には開発中の消費者向けAIエージェント「Hatch」のサブスクも含まれるとのことです。

Metaは最近、Instagram・Facebook・WhatsAppに専用機能付きの有料プランを導入し、新しい月額決済システム「Meta One」もテストしています。Wearables for Workは、その流れを法人領域に広げる位置づけと読むことができます。報道では、Metaは少なくとも10社の契約と、100台規模を必要とする大口顧客2社以上への導入を目標に置いていると伝えられています。

1,000万台ノルマ——Zuckerbergが投資家に約束した「赤字縮小」の中身

Himel氏は社員に対し、2026年下半期にウェアラブル1,000万台を販売するという目標を示しました。新モデルの投入だけでなく、販売国の拡大によってこの数字を取りに行く構えだと報じられています。

背景には、Reality Labs部門が長年赤字を続け、2025年単年で$19 billion(約2.9兆円)の損失を出した事実があります。Mark Zuckerberg氏は2025年第4四半期決算の電話会議で、同部門が今後グラスやウェアラブルに注力していくこと、そして損失は徐々に縮小していく見込みであることを投資家に伝えました。年内の積極的な新製品ラッシュは、この方針を具体化したものと位置付けられます。

現時点ではMetaが公式に認めた計画ではなく、コードネーム・投入時期・サブスクの詳細はいずれも変わる可能性があります。年内のスマートグラス4機種ラッシュとAIペンダントが本当に実現するのか、続報を待ちましょう。

Q&A

Q. AIペンダントが常時録音するなら、プライバシー面で問題にならないのですか? 公開情報の範囲では、Metaが具体的なプライバシー設計をどうするかは明らかにされていません。原型となったLimitless「Pendant」のコンセプトは、装着者が自ら録音・要約させて検索可能な記録を残すというものですが、周囲の会話を拾う以上、運用ルールや同意取得をどう設計するかが普及の鍵を握ると見られます。

Q. 年内に投入される新型スマートグラスは確定しているのですか? いいえ。Modelo・Luna・RBM2 Refresh・Mojito VIPはThe Informationが伝えるコードネームで、Meta自身は公式に認めていません。最終的な製品名・発売時期・スペックは変わる可能性があります。

Q. Wearables for Workとは誰が使えるサービスですか? 法人向けのサブスクリプションとして報じられており、一般消費者向けではありません。Metaは少なくとも10社の契約と、100台規模の導入が見込める大口顧客2社以上への展開を目標にしているとされています。

Q. 日本での発売はどうなりますか? 日本展開の具体的な時期や対象モデルは、現時点で明らかにされていません。Himel氏が「販売国の拡大」によって1,000万台目標に到達したい意向を示したと報じられていることから、対象地域の拡大余地はあると読めますが、日本が含まれるかどうかは続報を待つ必要があります。

出典

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