Infinity Wardが、2026年10月23日発売予定の『Call of Duty: Modern Warfare 4』について、コスメティック(スキン)やコラボレーションを作品世界の雰囲気に沿わせる「グラウンデッド」方針を明言しました。Lady GagaやNicki Minaj、『Invincible』のOmni-Manといった近年シリーズで定番化していた派手なコラボを、開発元自身が名指しで否定するのは極めて異例の対応です。
「すべてが物語に紐づく」——スタジオが明言した方針
Infinity Wardは2026年5月28日(木)に『Modern Warfare 4』に関する情報をまとめて公開し、その中でスキンやコラボの方針についても触れました。スタジオ公式Xアカウントでの投稿では、次のように述べられています。
Modern Warfare 4のすべての要素はゲームのナラティブに根ざしています。あらゆる機能、あらゆる決定がModern Warfareらしさに対して「本物」と感じられる必要があり、それにはコスメティックやコラボも含まれます。私たちはこれをグラウンデッドかつ透明に保つことに尽力します。
続いてスタジオはNicki Minajと『Beavis and Butt-Head』を明示的に「ノー」とし、Call of Dutyコミュニティマネージャーのアカウントも、Lady Gaga、『Invincible』のスーパーヒーローOmni-Man、子ども向けキャラクターのTeletubbies、そして『SpongeBob SquarePants』が『Modern Warfare 4』に登場することはないと明言しました。
軍事リアル路線への「原点回帰宣言」
この方針が異例に映る理由は、近年のCall of Dutyに登場したコラボキャラクターの顔ぶれにあります。これまでに採用された主な例は次の通りです。
- ミュージシャン: Nicki Minaj(Modern Warfare II、Modern Warfare III、Warzone 2.0にオペレーターとして登場、21 Savageと同時期)、Snoop Dogg(Vanguard、Mobile、Modern Warfare II、Modern Warfare IIIに登場)
- コメディアン・俳優: Seth Rogen(Black Ops 6 / Warzone 2.0)、Dave Chappelle(Black Ops 7 / Warzone 2.0、映画『Half Baked』のThurgood Jenkinsとして登場)
- サッカー選手: Lionel Messi、Neymar Jr.、Paul Pogba(Modern Warfare II / III / Warzone 2.0 / Mobile)
- アニメ・特撮キャラ: Beavis and Butt-Head、Ninja Turtles(いずれもBlack Ops 6 / Warzone 2.0)
- 海外ドラマ『The Boys』勢: Homelander、Starlight、Black Noir、A-Train、Firecracker(Modern Warfare II / III / Mobile)
- ゲーム・映画クロスオーバー: Lara Croft(Tomb Raider、Modern Warfare II / III / Warzone 2.0)、T-800(Terminator、Vanguard / Black Ops 6 / Warzone)、The Ghoul・Lucy MacLean・Maximus(Fallout、Black Ops 7 / Warzone 2.0)
軍事リアル路線で立ち上がったはずのModern Warfareブランドが、ここまでカオスなクロスオーバーの舞台になっていたのが直近のシリーズです。今回の宣言は、シリーズ本来の軍事リアル路線への「原点回帰宣言」とも読み取れる、転換点として位置づけられそうです。
「実際に守られるか」は不透明——前年のTreyarch事例
ただし、ファンが手放しで信用していないことも事実です。前年、Treyarchも『Black Ops 7』について「ゲームに筋の通るもの」のみを追加すると約束したものの、結局は微妙なキャラクターを少なくとも数体追加した経緯があります。
もっとも、Treyarchは「グラウンデッドに保つ」とまで誓約していたわけではなく、その点でInfinity Wardの今回の表明はより踏み込んだものと評価できます。コミュニティの反応はおおむね好意的で、公開された公式トレーラーはCall of Dutyチャンネル上で過去作のYouTube再生数を既に上回ったと伝えられています。
発売日・価格・対応プラットフォーム
『Modern Warfare 4』の発売日は2026年10月23日、価格は$69.99(約1万500円)です。PC版についてはレイトレーシングを全モードに対応させ、DLSS 4.5への対応や競技向けの事前チューニング設定を備えることも明らかにされています。同時に、Nintendo Switch 2版についてもすでに同機上で良好に動作していると説明されました。関連報道(Wccftech / インサイダー情報)では、Call of DutyがNintendoプラットフォームへ復帰するのは13年ぶりとされています。
プレイヤーにとって重要なのは「グラウンデッド宣言」が10月以降のシーズン運営でも維持されるかどうかです。軍事FPSとしての世界観に没入したい層には朗報と言える一方、近年シリーズの派手なコラボを楽しんでいた層には物足りなく感じられる可能性もあります。現時点では宣言の信頼度を判断する材料は限られているため、購入を検討するなら、発売後の最初のシーズンパスでどのようなオペレーターやスキンが投入されるかを見極めてから本格的にコンテンツへ課金するのが安全な判断と言えそうです。
Q&A
Q. 『Modern Warfare 4』にLady GagaやNicki Minajのスキンは登場しますか? Infinity WardとCall of Dutyコミュニティマネージャーの両アカウントが、Lady Gaga、Nicki Minaj、Omni-Man、Teletubbies、SpongeBob SquarePants、Beavis and Butt-Headは登場しないと明言しています。
Q. 発売日と価格を教えてください。 発売日は2026年10月23日、価格は$69.99(約1万500円)です。PC版はレイトレーシングとDLSS 4.5に対応し、Nintendo Switch 2でもプレイ可能とされています。
Q. コミュニティの反応はどうですか? おおむね好意的に受け止められていると伝えられています。公開された公式トレーラーはCall of Dutyチャンネル上で過去作のYouTube再生数を既に上回ったと報じられています。
Q. Treyarchの前例を踏まえて、この宣言は信頼してよいですか? 判断材料は限られています。前年、Treyarchも『Black Ops 7』について「ゲームに筋の通るもの」のみを追加すると約束しながら、結局は微妙なキャラクターを少なくとも数体追加した経緯があります。ただしTreyarchは「グラウンデッドに保つ」とまで誓約してはいなかった点で、Infinity Wardの今回の表明はより踏み込んだものと評価できます。実際にどのコラボやコスメティックが提供されるかは、10月23日の発売後にならないと判明しません。