MSIがComputex 2026で27型ゲーミングモニター「MPG 271KRAW18」を展示した。TFT CentralがComputexで現地取材した内容をもとに、Wccftechが報じた。MSIは本製品を「世界初のグロスコーティング搭載5K Mini LEDゲーミングモニター」と主張しており、2027年1月の発売を予定している。価格はまだ開示されていない。
2304分割調光・218PPI——5K Mini LEDパネルの仕様
MPG 271KRAW18は27インチのMini LEDパネルを採用し、2,304の調光ゾーンによる高精細なローカルディミングを実現する。
解像度は5Kで、4Kと比較して77%多いピクセル数を持つ。27インチというサイズとの組み合わせにより、画素密度は218PPIに達し、Wccftechはこれを「Retinaレベル」と表現している。
色再現性については98% DCI-P3のカバレッジ、Delta E<2の色精度、VESA DisplayHDR 400認証を備える。グロスコーティングはコントラスト感の向上に寄与する一方、映り込みの扱いが実運用での課題になる可能性がある点は留意したいところだ。
5K/180Hzと2K/330Hz——デュアルモード構成
本モニターが競合製品と差別化を図る最大の特徴が、2つの動作モードを切り替えられるデュアルモード構成だ。
5Kモード(最大180Hz):前世代の5K製品が最大165Hzだったのに対し、15Hzのリフレッシュレート向上を果たした。高解像度・高精細な映像体験を優先するユーザー向けのモードとなる。
2Kモード(最大330Hz):解像度を2Kに切り替えることで、最大330Hzという高リフレッシュレートを実現する。Wccftechは、このモードがAAAタイトルからeスポーツ系タイトルまで幅広く対応でき、5K/180Hzモードよりも滑らかな動作が期待できると報じている。
DisplayPort 2.1で80Gbps——接続端子の構成
5K/180Hzを非圧縮映像で出力するためには膨大な帯域幅が必要となるが、MPG 271KRAW18はそれに対応するDisplayPort 2.1ポートを1基搭載し、80Gbpsの帯域幅を確保している。
その他の接続端子は以下の通りだ。
- HDMI 2.1 × 1
- USB Type-C(DP Alt+98W PD対応)× 1
- USB Hub:USB Type-A × 2、USB Type-B × 1
- 3.5mmヘッドフォンジャック × 1
USB Type-Cポートが98WのPower Deliveryに対応している点は、ノートPCとの接続で充電しながら映像出力できる利便性につながる。
発売は2027年1月予定、価格は未発表
Wccftechによると、MPG 271KRAW18の小売発売は2027年1月を予定している。価格についてはMSIからまだ開示されていない。
5K・Mini LED・グロスコーティング・デュアルモードというハイエンド仕様が揃った製品だけに、価格帯は相応に高くなることが予想されるが、現時点では推測の域を出ない。続報を待つのが妥当だ。
Q&A
Q. 5K/180Hzと2K/330Hzのモードはどのように使い分けるべきか? Wccftechは、5K/180Hzモードは没入感と高精細さを優先する用途向け、2K/330HzモードはAAAゲームやeスポーツタイトルをより滑らかに動かしたい場合に適していると説明している。用途に応じた使い分けが前提の設計だ。
Q. DisplayPort 2.1が必須になるのか? 5K/180Hzを非圧縮で出力するにはDisplayPort 2.1ポート(80Gbps対応)が必要となる。既存のグラフィックスカードにDP 2.1が搭載されているかどうかを事前に確認する必要がある。