PS6のRAMは噂どおりの30GB級、発売時期も2027年から動かさない——コスト高騰下でもSonyが当初計画を堅持するとのリーク情報が浮上しました。 YouTubeインサイダーのMoore's Law is Dead氏が主張する内容で、Android Headlinesが報じています。直近で取り沙汰されていた「RAM容量を24GBへ削減する」という別系統の噂と真っ向から対立する内容で、据置型PS6のスペックを巡る見方は依然として割れています。
据置型PS6は30GB級を維持、ハンドヘルド24GBとの棲み分けが鍵
Moore's Law is Dead氏によると、Sonyは部品コストの高騰を理由にPS6のスペックを変更する戦略は採らず、当初のRAM容量を維持する方向だとされています。初期のリークではPS6のRAM容量は約30GB〜32GBと噂されていました。
ところが、RAM価格が消費者・メーカーの双方で大きく上昇する「メモリ危機」を受けて、ここ数か月のあいだに「Sonyがコスト対策としてRAMを24GBまで引き下げるのではないか」という別の噂が流通していました。今回の情報は、そのコストダウン説に逆行する内容となります。
24GB案が見送られると見られる根拠として、Moore's Law is Dead氏はPS6のラインナップ構成に触れています。
- 噂されているPS6ハンドヘルドは、低電力版のPS6として24GB RAM搭載と報じられている
- 据置型PS6まで24GBに揃えると、すでに24GBを採用予定のハンドヘルド版とハードウェア構成が重なる、というのが同氏の指摘
ゲーマー視点で言えば、30GB級が維持されれば、より広いオープンワールドや高解像度テクスチャ、複雑なAI挙動など、メモリに余裕のある世代向けタイトルが想定どおりに設計しやすい一方、仮に24GBへ落とされた場合は据置版とハンドヘルド版で体験差が縮まる可能性がある、という構図になります。ただしSonyはPS6を正式発表しておらず、RAM容量はあくまでリーク段階の情報です。最終仕様は今後変更される可能性があります。
2027年発売を動かさない理由は「PS5の販売失速」
発売時期についても、Moore's Law is Dead氏は延期はないと主張しています。「Sony needs to get to next-gen(Sonyは次世代機に進む必要がある)」という同氏のコメントが伝えられており、Sonyとしてはこれ以上の延期は選択肢に入らないとの見方です。
その背景として、ポッドキャスト「Broken Silicon」の議論を引くかたちで、PS5の販売が落ち込んでいる点が挙げられています。Sony自身、RAM価格の上昇による製造コスト増を理由にPS5を値上げしており、価格上昇が販売減少の一因になっていることを認めているとされています。
PlayStationブランドの勢いと販売台数を取り戻すためにも、次世代機への移行を急ぐ必要があるという文脈で、Moore's Law is Dead氏によれば2027年発売の想定が維持されているとされます。あくまで非公式の情報であり、これまでに流れていた発売時期と矛盾しない内容にとどまります。
主張A vs 主張B——据置PS6のRAMはどちらに振れるのか
今回のソースであるMoore's Law is Dead氏は、半導体・ゲーム機関連でリーク情報を発信してきたYouTubeチャンネルで知られていますが、今回の主張もSonyの公式発表ではなく非公式の情報源によるリークである点には注意が必要です。
また、コスト高騰を受けて「RAMが24GBに減らされる」との別系統の噂は依然として存在しており、情報源によって主張が一致していません。
- 主張A(今回のリーク): 据置型PS6のRAMは噂どおりの30GB級を維持、2027年発売、計画変更なし
- 主張B(別系統の噂): RAM価格高騰のため24GBへ削減される可能性
このように据置型PS6のRAM容量については相反する見方が併存しており、いずれが正しいかは現時点では確定できません。
ゲーマー視点で何が変わるか
仮にMoore's Law is Dead氏の主張通り、Sonyが当初計画を堅持した場合、ゲーマー側から見たポイントは次のように整理できます。
- 据置型PS6は30GB級のRAMを搭載し、ハンドヘルド版(24GB)とのスペック差が明確化される
- メモリ帯域の余裕が必要な大型タイトル(オープンワールド・高解像度・大量NPC挙動など)の表現幅が、据置版で確保されやすい構図になる
- 2027年発売スケジュールが維持されれば、PS5の販売落ち込みを次世代機の立ち上がりで早めにカバーしたいというSonyの事情とも整合する
リーク段階の情報である以上、現時点では「2027年発売・RAM 30GBクラス維持の可能性が改めて主張された」という事実までを押さえ、続報を待つのが妥当です。Sonyの公式発表があるまでは、いずれの主張も確定情報ではないという前提で受け止めるのが安全です。
ハンドヘルド版PS6「Canis」のチップ構成と据置版との設計差
リーク情報を整理すると、据置版とハンドヘルド版は同じアーキテクチャ世代を共有しつつ、SoC規模とメモリ種別で役割を分ける構造が見えてきます。
据置版とハンドヘルド版のスペック比較(リーク情報)
| 項目 | 据置版PS6 | ハンドヘルド版(Canis) |
|---|---|---|
| CPU | AMD Zen 6系 | 4×Zen 6c+2×Zen 6 LPの計6コア |
| GPU | AMD RDNA 5 | 16基のRDNA 5 CU |
| プロセス | TSMC 3nm | TSMC 3nm |
| メモリ | GDDR7(160-bitバス、clamshell 3GB) | LPDDR5Xを192-bitバスで接続 |
| 動作クロック | — | 携帯時1.20GHz/ドック時1.65GHz |
据置版はGDDR7を160-bitバスで搭載し、帯域はPS5 Proより約11.1%増にとどまるとされています。この帯域効率を補う位置づけとして、AMDとSonyが共同開発する「Project Amethyst」でUniversal Compression技術が公開されています。ハンドヘルド側は携帯時1.20GHz、ドック接続時1.65GHzへ動作クロックを切り替える設計で、PS4・PS5の後方互換にも対応するとされています。据置版とは別系統のメモリ・コア構成を採ることで、性能と消費電力のバランスを取る方向性が読み取れます。
RAM危機が左右する発売時期と価格——業界全体の文脈
PS6のスペック議論の背景には、コンソール業界全体を覆うメモリ価格高騰の問題があります。
- Insider GamingのTom Hendersonは2025年12月29日付の報告で、RAM不足が次世代機の発売時期と価格に影響を及ぼしていると指摘しています。
- 次世代機は800〜1000ドルの価格帯になる可能性があり、Xbox Series Xの2TB版はすでに800ドルの水準にあるとされています。
- PS5は米国で2025年8月、EUで2025年4月にそれぞれ値上げが実施されています。
- Bloombergなどは2026年2月時点で、Sonyが2028年または2029年への発売延期を検討していると報じています。
一方でSony CFOのLin Taoは、事前にGDDR6在庫を確保しており、2026年ホリデー期はPS5の価格を維持する方針を表明しています。延期報道と価格維持表明が並走している現状は、メモリ調達の進捗次第で結論が動く局面と言えます。
Q&A
Q. PS6は本当に2027年に発売されるのですか? 現時点でSonyは公式にPS6を発表していません。Moore's Law is Dead氏によると2027年発売の計画に変更はないと報じられていますが、これは非公式のリーク情報であり、確定したスケジュールではありません。
Q. それまでPS5を今から買うのは「待ち」なのですか? 公開情報の範囲では、PS6は最短でも2027年発売とされており、現時点で正式発表もありません。少なくとも今から1年以上はPS5世代が現役という前提で考えることになりますが、Sony自身がRAM価格上昇を理由にPS5を値上げしている点はチェックしておきたいところです。
Q. PS6のハンドヘルド版とはどのようなものですか? リーク情報では、低電力版のPS6としてRAM 24GBを搭載するハンドヘルド機の存在が噂されています。据置型PS6とは別ラインの製品として位置づけられているとみられますが、こちらも公式発表はされていません。