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Rivian R2を実走レビュー——$57,990スタートの新型2列SUV、330マイル航続で過去最高のRivian車との評価

GadgetDrop 編集部7
Rivian R2を実走レビュー——$57,990スタートの新型2列SUV、330マイル航続で過去最高のRivian車との評価

「Rivianの2台目のSUVは過去最高」——Tim Stevens氏による新型「R2」の実走レポートが公開されました。最上位のPerformance Launchで$57,990(約900万円)、航続330マイル・656馬力という意欲的なスペックを備え、Rivianにとって初の量販モデルとして強い手応えを示した内容となっています。

R1Sより小さく、安く——Model Yサイズで$57,990スタート

R2は2列5人乗りのSUVで、3列のR1Sが200インチあるのに対し、R2は15インチ短い設計です。サイズ感はTesla Model Yとほぼ同等で、R1Sの「大きすぎる」という不満を抱えていた層に刺さるポジショニングになっています。乗降性についても、R1T/R1Sがやや「よじ登る」感覚なのに対し、R2はドアを開けてそのまま座れる手軽さがあると述べられています。

価格構成は以下のとおりです。

グレード価格出力航続
Performance(Launch Package)$57,990(約900万円)656hp / 609 lb-ft(デュアルモーターAWD)330マイル
Premium未公表450hp(デュアルモーター)Performanceと同等の航続
Standard(2027年投入予定)$44,990(約700万円)から350hp(RWD)275または345マイル

比較対象のR1Sは$76,990(約1,200万円)からと紹介されており、R2のPerformanceの方が大幅に手頃な価格設定となっています。

88kWhバッテリーで航続330マイル——充電速度はやや控えめ

試乗車のPerformance Launchは88kWhの使用可能容量を持つバッテリーパックを搭載し、330マイルの航続を実現しています。最大充電速度は230kWで、Tim Stevens氏は「400kWのBMW iX3と比べるとやや非力に感じる」としつつ、80%までの充電は30分未満で完了すると述べています。

オフロード性能も妥協されておらず、地上高9.6インチ、アプローチ角25度、デパーチャー角26度を確保。ユタ州Park City周辺の急な登坂・下降・岩場・渡河を含むコースを走破したと報告されています。前後アクスルにモーターを1基ずつ配したシンプルな構成で、デフはオープン式ですが、空転した車輪に自動でブレーキをかけることでトラクションを確保する仕組みです。R1の4モーター構成ほどではないものの「驚くほど能力が高い」と評されています。

R1より洗練された乗り味とハイウェイでのUHF

R2のサスペンションはR1より簡素なスチールスプリング+ダンパー構成ですが、Performance仕様では圧縮・伸長を一つの調整軸で統合制御する適応式ダンパーが採用されています。車高調整や減衰の段階切替はない一方、自動制御の効果は体感できるレベルで、オフロードではしなやか、舗装路ではシャープという両立を見せたとされています。Tim Stevens氏は「R1モデルが大きな段差や荒れた路面で落ち着かない傾向があるのに対し、R2は遥かに整っている」と評価しました。0-60mphは3.6秒で、高速域でもレスポンスを維持するといいます。ステアリング自体はR1同様にややダル・遅めのフィールとも指摘されています。

ハイウェイでは「Universal Hands-Free(UHF)」と呼ばれるハンズフリー走行機能を試したところ、車線維持は二次道路や白線が不鮮明な場面でも良好だった一方、本来パッケージに含まれるはずの自動車線変更は試乗車では頑なに作動しなかったとしています。

インテリアと「Haptic Halos」

R2の内装は、はるかに高価なR1ファミリーと比べても安っぽさを感じさせない仕上がりだと評価されています。インターフェースは15.6インチのタッチスクリーンを中心に据えつつ、Rivianのエンジニアは触覚へのこだわりも残しており、ステアリング上には「Haptic Halos」と呼ばれる左右一対の大型スクロールホイールが配置されています。各ホイールは動的フィードバックを備え、ノッチ感をシミュレートしたり、状況によってロックされる挙動も可能だとされています。

結論——「Rivianのこれまでで最良のSUV」との評価

Tim Stevens氏は冒頭で「完璧ではないが、Rivianが本気で勝負しに来ていることを示す一台」と総括しています。価格を大きく下げながらチープさを感じさせず、走行性能・快適性ともに高水準でまとまっており、見出しのとおり「Rivianの2台目のSUVは過去最高」という評価が与えられています。Model YサイズでR1Sより手頃、かつオフロード性能も犠牲にしていない点が特徴です。

購入検討の観点では、$44,990のStandardモデルが投入される2027年まで待つか、いま$57,990のPerformance Launchを選ぶかが分かれ目になります。UHFの自動車線変更など一部機能は試乗車で動作しなかったとも報じられており、ソフトウェア面の熟成も今後の注目点となります。

トルネード直撃を乗り越えた生産開始と6月9日のデリバリー開始

R2のカスタマー向け生産は2026年4月22日、既存のイリノイ州Normal工場でスタートしました。注目すべきは、生産ラインが本格稼働するわずか5日前にEF-1規模のトルネードが工場を直撃し、R2専用エリアであるBuilding 2の屋根の一部が損傷していたにもかかわらず、当初計画どおりのタイミングで生産開始にこぎつけた点です。

  • 2026年通年で最大25,000台のデリバリーを計画
  • 一般顧客への納車開始日は2026年6月9日
  • 同日に予約保持者向けの注文招待送付も順次開始
  • 招待は予約タイムスタンプに沿ってバッチで案内される運用とされています

PerformanceのLaunchから出荷が始まり、Premiumグレードは2026年後半、Standardグレードは2027年に続く段階的拡大ロードマップが示されています。災害からの早期復旧と量産立ち上げを両立させた点は、Rivianの量販モデル戦略にとって象徴的なマイルストーンとなっています。

ネイティブNACS搭載でTesla Supercharger網へ直結

R2は2026年モデルからネイティブのNACS(北米充電規格)ポートを標準装備し、Tesla Supercharger網への直結アクセスを獲得しました。充電ポートは左後方へと移設されており、Supercharger利用時のケーブル取り回しを最適化する設計変更が施されています。

21,500基を超えるTesla Superchargerへプラグアンドチャージ方式で接続可能とされています。

項目R2(21インチホイール仕様)
EPA航続335マイル
電費105 MPGe
対Model Y Performance航続で約30マイル優位

EPA計測値では21インチホイール仕様で航続335マイル・105 MPGeを記録しており、Model Y Performanceに対しておよそ30マイルの航続優位を確保している点が報告されています。充電網へのアクセス性と電費の双方で実用性が引き上げられ、長距離移動でも扱いやすい一台に仕上がっています。

Q&A

Q. R2の価格と航続距離はどれくらいですか? 試乗車であるPerformance Launchは$57,990(約900万円)で、88kWhバッテリーで330マイルの航続を実現します。2027年に投入予定のStandardモデルは$44,990(約700万円)からとなる見込みです。

Q. R1Sと比べてどこが優れていますか? 全長が15インチ短くTesla Model Yとほぼ同サイズで取り回しがよく、価格もR1Sの$76,990(約1,200万円)からに対しPerformanceで$57,990(約900万円)と手頃に設定されています。Tim Stevens氏は、R1モデルが不安定に感じるような大きな段差や荒れた路面でも、R2の方が落ち着いた挙動を見せたと評価しています。

Q. オフロードはどこまで走れますか? 地上高9.6インチ、アプローチ角25度、デパーチャー角26度を備え、急な登坂・下降・岩場・渡河を含むコースを走破したと報告されています。オープンデフ構成ながら、空転車輪へ自動でブレーキをかけることでトラクションを確保する仕組みです。

出典

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