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Windows 11の標準アプリ7本が一斉アップデートへ——電卓・カメラ・時計の改善点をInsider向けにテスト中

GadgetDrop 編集部7
Windows 11の標準アプリ7本が一斉アップデートへ——電卓・カメラ・時計の改善点をInsider向けにテスト中

Windows 11に標準搭載されている7本のアプリが、まとめてアップデートを控えています。電卓・カメラ・時計を中心に、多数のバグ修正と機能追加がWindows Insiderを対象にテスト中です。

対象は7本——Experimentalチャンネルのインサイダーから先行利用可能

Windows Centralが報じたところによると、今回アップデートが予定されているのはCalculator(電卓)、Camera(カメラ)、Clock(時計)、Media Player(メディアプレーヤー)、Paint(ペイント)、Photos(フォト)、Sound Recorder(サウンドレコーダー)の計7本だ。

利用できるのは、Experimental・Experimental(26H1)・Experimental(Future Platforms)の各チャンネルで最新ビルドを実行しているWindows Insiderに限られる。一般ユーザー向けへの展開時期は現時点では明らかになっていない。

Microsoft LearnのサイトにはCalculator・Camera・Media Playerなどのアプリ専用セクションが追加されており、リリースノートを個別に確認できるようになった。

電卓(Calculator):計算精度の修正と高コントラスト表示の改善

電卓では4点の修正が加えられる。

まず計算精度の問題だ。sqrt(2.25) - 1.5 のように本来ゼロになるべき計算が、ごくわずかな余剰値を返してしまうレアケースが修正される。

表示面では、「ハイコントラスト アクアティック」および「デザート」テーマ使用時に設定テキストの色が正しく表示されない問題が解消される。アラビア語・ヘブライ語などの右から左に読む言語環境では、グラフ・テンキー・数式フィールド・スクロールボタンの配置が正しく反転するよう修正された。

起動トラブルについても対処されており、大幅に古いバージョンからアップグレードした場合に残存する古い設定データがアプリの起動を妨げる問題が修正される。

カメラ(Camera):ズームスライダーの対応機種拡大とQRコード機能の改善

カメラアプリは6点の変更を受ける。

ズームスライダーの対応範囲が広がり、最新のカメラでも動作するようになる。また、細かい単位でズームできるデバイスの一部でスライダーが3段階しか表示されなかった問題も修正される。一部の広角デバイスでフロントカメラが機能しなかった問題も解消される。

動画解像度の選択肢はこれまで一部が非表示になっていたが、今後はすべての解像度を選択できるようになる。対応アプリがないURLをQRコードでスキャンした場合、現在はそのまま処理が終わってしまっていたが、今後はリンクがクリップボードにコピーされ、ストアへの検索オプションも表示されるよう改善される。

時計(Clock):タイマーがゼロ後も継続計測、スヌーズに15分オプション追加

時計アプリは最も変更点が多い。

タイマーがゼロに達した後も計測を継続し、例として「-00:27:31」のように経過超過時間を表示するようになる。設定を解除し忘れた際などに経過時間を把握しやすくなる変更だ。

アラームのスヌーズに15分間隔の選択肢が追加される。カウントダウンウィジェットは同時に動かせる数がこれまでの2本から3本に増える。フォーカスセッションでは1日の目標を設定しない「オフ」オプションが追加され、すでに完了済みのタスクはリストから非表示になる。

バグ修正としては、1日のフォーカス進捗が1分少なく表示される丸め誤差(50分が49分になるなど)の修正、ワールドクロックの比較ページでスクロール時に日付が動的に読み込まれるようになるレスポンス改善、極地での白夜中に月アイコンが誤って表示される問題の修正、時計比較画面で「戻る」ボタンを押すと日付が1926年に飛ぶバグの修正などが含まれる。ニューファンドランドのタイムゾーンが正しくセント・ジョンズに修正される対応も入る。

なおMedia Player・Paint・Photos・Sound Recorderについても今回のアップデート対象に含まれているが、各リリースノートの詳細はWindows Centralの元記事を参照してほしい。

現時点ではInsider向けテスト段階であるため、一般ユーザーはしばらく続報を待つのが妥当だ。Insiderプログラムに参加しているユーザーは、Experimentalチャンネルで最新ビルドを適用することで先行して試すことができる。

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Experimentalチャンネルの最新構成——26H1ビルド系列とBeta併設の動き

今回のアプリ更新の配信元となるInsiderプログラムでは、2026年6月にチャンネル構成そのものが大きく動いています。Experimental (26H1)チャンネルはビルド番号が28000系から28100系へ移行し、同時に新設されたBeta (26H1)チャンネルが28000系を引き継ぐ形となりました。

チャンネルビルド系列位置付け
Experimental (26H1)28100系先行検証向け
Beta (26H1)28000系安定性重視

両チャンネル間は「設定 > Windows Update > Windows Insider Program」からインプレースアップグレードのみで相互に切り替えでき、クリーンインストールは不要とされています。Experimental (26H1)のビルド28120.2242では、設定画面から管理者保護(Administrator Protection)を有効化できる項目も追加されています。アプリ更新を試したいInsiderにとって、自分が今どの系列に在籍しているかを確認することが重要になっています。

26H1の位置付け——Snapdragon X2世代向けの分岐リリース

Windows 11 26H1は、すべてのPCに配信される通常の年次アップデートとは異なる、限定的な分岐リリースとして位置付けられています。

  • 対象は2026年に投入される特定シリコン、特にQualcomm Snapdragon X2 Seriesを搭載したデバイスです
  • 26H1は24H2・25H2とは異なるWindowsコアを基盤としています
  • 26H1で稼働するデバイスは、2026年下半期に予定される次の年次機能アップデートへ直接移行できないとされています

Devices running Windows 11 version 26H1 will not be able to update to the next annual feature update in the second half of 2026 because it is based on a different Windows core than Windows 11 versions 24H2 and 25H2.

電卓・カメラ・時計などの標準アプリ改修がExperimental (26H1)を含む複数チャンネルで並行テストされている背景には、こうしたコアの分岐事情があります。Snapdragon X2世代の新規ユーザーにも標準アプリ体験を揃えて届けるための布石といえる構図です。

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Q&A

Q. これらのアップデートはいつ一般ユーザーに届くのか? 現時点では一般向けの展開時期は発表されていない。Windows InsiderのExperimentalチャンネルでテスト中の段階であり、続報を待つ必要がある。

Q. Windows InsiderのExperimentalチャンネルとはどのようなものか? Microsoftが正式リリース前の機能をテストするプログラムのチャンネルのひとつだ。今回の対象となるExperimental・Experimental(26H1)・Experimental(Future Platforms)は安定性よりも新機能の先行体験を重視したチャンネルであり、不具合が含まれる可能性がある点は留意が必要だ。

出典

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GadgetDrop 編集部

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