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Xboxクラウドゲーミング専用コントローラーがリークか——500mAh・Wi-Fi 6内蔵で遅延低減の可能性

GadgetDrop 編集部8
Xboxクラウドゲーミング専用コントローラーがリークか——500mAh・Wi-Fi 6内蔵で遅延低減の可能性

Xboxクラウドゲーミング向けに設計されたとされる新型コントローラーのリーク情報が浮上しました。500mAhバッテリーとWi-Fi 6を内蔵し、コンソールやPCを介さず直接ネットワーク接続できる点が大きな特徴とされていますが、規制当局への登録はまだ確認されていません。

ブラジルメディアが報じた「Micro Xboxコントローラー」の概要

このリーク情報は、ブラジルのメディアTecnoblogが入手したとされる資料を基に報じたもので、Windows Centralがこれを引用するかたちで伝えました。画像クレジットはEverton Favretto/Tecnoblog | Microsoftとされており、従来のXboxコントローラーをひとまわり小さく、薄くしたような形状に見えます。

Tecnoblogが入手したとされる資料に記載されていた主な仕様は以下の通りです。

項目内容
バッテリー500 mAh
無線接続Bluetooth / Wi-Fi 6(20 MHz帯域に制限)
採用チップRealtek RTL8730E
CPUARM Cortex-A7 デュアルコア(1.2 GHz)

Tecnoblogによると、Wi-Fi通信を担う無線チップとしてRealtek RTL8730Eが採用され、CPUコアにはARM Cortex-A7が用いられているとされています。これらはあくまでリーク資料に基づく情報であり、最終製品の仕様は変わる可能性があります。記事を執筆したAdam Hales氏は、現時点で米連邦通信委員会(FCC)への登録は確認されておらず、公的な規制関連の書類も見当たらないと指摘しています。画像やスペックが出ているとはいえ、慎重に受け止めるべき段階の情報です。

Wi-Fi 6内蔵が意味すること——「中継機器なし」のクラウドゲーミング

今回のリークで最も注目されているのが、Wi-Fi 6によるダイレクト接続機能です。通常のコントローラーはコンソール・PC・スマートフォンなどを「中継役」として経由しますが、Wi-Fi 6を内蔵すれば、コントローラー自体が直接ネットワークに接続できるようになります。これによって期待されるメリットとして、Windows Centralは次の点を挙げています。

  • Bluetooth経由で発生していた入力遅延の低減
  • デバイス間の切り替えが容易になる可能性
  • クラウドゲーミング体験の全体的な改善

この方向性自体は、Windows CentralのJez Corden氏が以前報じた「Xbox in 2026」レポートでも触れられていたとされます。同レポートでは、Microsoftが次世代コントローラーでBluetooth由来の遅延を取り除くためにダイレクトWi-Fi機能を採用するとの見方が示されていたと報じられており、今回流出した実機らしき情報はその内容とおおむね一致しているとAdam Hales氏は述べています。

ただし、現時点でMicrosoftは正式な発表を行っていません。同社が将来のコントローラー全般にこの機能を広げるかどうかも、公式には確認されていません。

発売時期は不明——「Project Keystone」との関係にも言及

このコントローラーがいつ発売されるのかについては、Windows Centralによると、Tecnoblogもリリース時期に関する手がかりは得られていないとしています。FCC登録の痕跡もないため、市場投入までにはまだ時間がかかる可能性があります。

Hales氏は、もしこの小型コントローラーが数年前に噂されていた「Project Keystone」と同時にローンチされていれば理想的だった、と振り返っています。Project Keystoneは、クラウド経由でXboxゲームをストリーミング再生できるとされた小型セットトップボックスでしたが、結果的に製品化されずに終わった経緯があります。

リークのどこまでが事実か

現時点で確認できる事実と、不確定な情報を整理すると次のようになります。

  • 確認されている事実: ブラジルメディアTecnoblogがリーク資料と画像を公開し、Windows Centralがこれを引用するかたちで報じている
  • 不確定な情報: コントローラーの実在、スペックの最終確定値、発売時期、対応プラットフォーム、価格
  • 未確認の事項: FCCへの登録、Microsoftによる公式コメント、Wi-Fi 6機能が今後の標準仕様になるかどうか

クラウドゲーミングを日常的に利用しているユーザーにとっては、遅延低減という観点で気になる動きですが、現時点ではあくまでリーク段階の情報です。Microsoftからの正式発表や、FCC等の公的な登録情報が出てくるまでは、続報を待つのが妥当でしょう。

リーク資料が示す追加スペックと並行リークの「Elite 3」

Tecnoblog由来の資料からは、本文で触れたWi-Fi 6以外にも複数の周辺仕様が読み取れます。eTeknixが伝えた情報によれば、コントローラーはBluetooth 5.3、2.4GHzおよび5GHzに対応するWi-Fi 6、USB-Cポート、内蔵式の500mAh充電池を備えるとされています。Windows Reportは、このコントローラーが「Microsoft controller model 2147」というコードネームで開発されており、非対称アナログスティックやABXYボタン、トリガー、バンパー、十字キーといった従来のXboxレイアウトを踏襲していると報じています。プロトタイプではブラックとホワイトの2色展開が示唆されています。

さらに同じ5月14日には、別系統のゲームパッドもリークしています。

  • 9to5Toysによれば、Anatel資料に記された次世代「Elite 3」とされる機種は、既存Elite 2の2,050mAhに対し1,528mAhの取り外し可能バッテリーを搭載するとされます
  • ローカルプレイとXbox Cloud Gamingモードを切り替える新しいペアリングボタンらしき機構も記載されています

クラウド向け小型機と上位機の双方でクラウド対応が意識されている点が特徴的です。

Xboxクラウドゲーミング側の地殻変動——画質・価格・対応デバイス

ハードウェアの動きと並行して、サービス本体も2026年に入って大きく変化しています。2026年2月のアップデートでは、Xbox Game Pass Ultimate加入者向けに1440p配信と高ビットレートが、Xbox Series X|S、Xbox One X/S、Xbox PCアプリ、対応ハンドヘルドPC、対応ブラウザ、そしてSamsungとLGのスマートTV向けに展開されました。価格面では揺り戻しもあり、2026年4月時点でMicrosoftは$29.99への値上げを撤回し、Ultimateを月額$22.99に引き下げています。

対応デバイスの拡大も続いています。

動向内容
対応TV拡大2026年にXboxアプリがHisenseおよびVizio Home OS搭載スマートTVに対応し、Samsung TVと同様にコンソールなしでコントローラーから直接プレイ可能になります
戦略シフト2026年3月の報道では、Xboxが「Xbox is Every Screen」キャンペーンから専用コンソールハードウェア重視へと戦略の軸足を移したと伝えられています

クラウド側のスペック向上と接続先の多様化が進む中で、中継機器を要さないコントローラーという発想の位置付けが見えてきます。

Q&A

Q. このコントローラーはいつ発売されますか? 発売時期は現時点で不明です。Windows Centralによれば、Tecnoblogの報道時点でFCCへの登録もまだ確認されておらず、公的な規制関連の書類も存在していないとされています。

Q. 既存のXboxコントローラーとの主な違いは何ですか? リーク資料によれば、最大の違いはWi-Fi 6を内蔵している点です。Windows Centralは、コンソールやPCを中継せずコントローラーが直接ネットワークに接続することで、クラウドゲーミング時のBluetooth遅延を抑えられる可能性があると報じています。形状などその他の詳細は出典元を参照してください。

Q. Microsoftはこのコントローラーを正式に発表していますか? Windows Centralは、報道時点でMicrosoftからの正式な発表は確認されていないと報じています。現時点での情報はすべてリーク資料と画像に基づくもので、最終仕様や製品化の有無も確定していません。詳細は出典元を参照してください。

出典

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