携帯ゲーム機向けゼルダシリーズの傑作のひとつとして知られるゲームボーイアドバンス(GBA)用ソフト『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』の非公式PCポートが公開されました。Android Authorityが報じています。すでにいくつかのゼルダ作品が非公式にPCへ移植されていますが、今回のリリースによってそのリストにまた新たな名作タイトルが加わりました。ポートの名称は「TMC」で、動作にはユーザー自身が用意したゲームROMが必要です。
セットアップはWindowsで動作確認済み
Android Authorityによると、セットアップ手順はWindows環境では比較的わかりやすいとのことです。GitHubからリリースファイルをダウンロードして解凍(TARファイルも含む)し、ふしぎのぼうしのROMをasset_extractorおよびtmc_pcアプリと同じフォルダに配置します。なお、米国版ROMを使用する場合はファイル名をbaserom.gbaにリネームする必要があります。
その後tmc_pcアプリを起動すると、ROMデータの抽出が自動で始まります。完了するとゲームが自動的に起動します。2回目以降の起動時には抽出処理を繰り返す必要はありません。
キーボード操作・コントローラーにも対応——設定メニューで細かな調整も可能
Android Authorityの実機確認では、キーボード操作は問題なく機能するとのことです。コントローラーについても動作が確認されています。
ゲーム内でLボタンを押すと、PCポート専用の設定メニューにアクセスできます。このメニューでは以下の調整が可能です。
- ウィンドウスケーリング: 拡大表示に対応
- フィルター切り替え: 複数の選択肢から切り替え可能
- フレームレートオプション: 複数の選択肢から切り替え可能
- フルスクリーン表示: トグルで切り替え可能
初期リリースのため制限あり——ワイドスクリーン・Mod・高解像度グラフィックは非対応
現時点では、ワイドスクリーン対応・Modサポート・高解像度グラフィックといった機能は搭載されていません。ただし、今後のリリースでさらなる機能や選択肢が追加される可能性があるとAndroid Authorityは伝えています。
非公式PCポートの系譜に連なる一作
今回のリリースは、近年続くコンソールゲームの非公式PC移植の流れの一環です。こうしたプロジェクトはワイドスクリーン出力やHDビジュアルといったモダンな機能に対応することが多いとされています。ゼルダシリーズにおいても、すでに複数のタイトルが非公式PCポートとして公開されており、ふしぎのぼうしはその系譜に続く形となります。
初期リリースということもあり、ワイドスクリーンやMod対応を期待するユーザーには物足りなさを感じる部分もあるかもしれませんが、今後の機能追加の可能性も示されており、引き続き動向が注目されます。
Q&A
Q. 「TMC」PCポートのプレイに必要なものは何ですか?
ふしぎのぼうしのゲームROMファイルが必要です。ROMをGitHubからダウンロードしたポートファイルと同じフォルダに配置し、米国版の場合はファイル名をbaserom.gbaにリネームする必要があります。
Q. エミュレーターとPCポートは何が違うのですか? PCポートはゲームのコードをPC向けにネイティブ移植したものです。エミュレーターがハードウェアをソフトウェアで再現するのとは異なり、ワイドスクリーンやHDグラフィックといったモダンな機能追加の余地があるとされています。
Q. ワイドスクリーンやMod機能はいつ対応しますか? 現時点では非対応です。今後のリリースで機能が追加される可能性があるとAndroid Authorityは伝えていますが、具体的な時期や対応内容は明らかにされていません。
出典
- Android Authority — One of the best handheld Zelda games now has an unofficial PC port