AppleがWWDC 2026で示したとされる「watchOS 27」の対応機種リストが極めて短いと、Android Authorityは報じています。同メディアによれば、iPhone側では比較的古いモデルまで含めて長期の更新が提供されている一方、Apple Watch側は複数モデルが一気に外れる形となり、SamsungとGoogleのウェアラブル更新方針との差が際立つ結果になったと伝えられています。お手持ちのApple Watchが対象に含まれるかどうかは、本文の対応機種リストでまず確認できます。
なお、当初リストから外れていたApple Watch Series 9については、その後の更新でAppleが9to5Macに対し「watchOS 27の対象である」と認め、リストに追加されたとAndroid Authorityは伝えています。
Series 6〜8・SE 2・初代Ultraが一斉脱落——対応はわずか5機種か
Android Authorityによると、Appleが当初示したwatchOS 27の対応機種は、iPhone(iOS 27搭載)とペアリングすることを前提に、以下の5機種だったと報じられています。
- Apple Watch SE 3
- Apple Watch Series 10
- Apple Watch Series 11
- Apple Watch Ultra 2
- Apple Watch Ultra 3
前世代にあたるwatchOS 26(およびwatchOS 11)の対応リストには、Apple Watch Series 6・Series 7・Series 8・Series 9・SE 2・初代Apple Watch Ultraが含まれていたとAndroid Authorityは伝えています。今回の発表時点では、これら6モデルがすべて最新プラットフォーム更新の対象から外れたとされています。Appleはこれらを明示的に「サポート終了(end-of-life)」と位置付けてはおらず、watchOS 26向けのセキュリティ更新やバグ修正は引き続き提供される可能性がありますが、新機能の主役からは外れた形だと報じられています。
Series 9問題——「2回の更新で打ち切り」だったのか
特に物議を醸したのが、発売から日が浅いApple Watch Series 9の扱いです。当初リストに含まれず、同時期に登場したApple Watch Ultra 2だけが対象になっていたことから、ユーザーから疑問の声が上がったとされています。Series 9はwatchOS 10とともに発売され、watchOS 11とwatchOS 26という2回のメジャーアップデートを受けたところでリストから外れる形になっていたとAndroid Authorityは報じています。
その後、SNS上ではSeries 9所有者がwatchOS 27のベータを問題なくインストールできたという報告が相次ぎ、Android Authorityは「Appleの対応リストは不完全だった可能性がある」と指摘しています。最終的にAppleは9to5Macに対し、Series 9はwatchOS 27の対象であると認め、リストに正式追加されたと伝えられています。とはいえ、当初発表との齟齬は残り、Appleからの正式な訂正告知は確認されていないとAndroid Authorityは報じています。
Samsungが4年保証、Googleが3年保証で「何もせず」優位に
Android Authorityは、この一件で「歴史的に断片化していたAndroidエコシステムが、いまや安定性を提供する側になった」と指摘しています。
| メーカー | メジャーアップデート保証 | 代表機種の現状 |
|---|---|---|
| Samsung | 4年(Galaxy Watch 4世代以降) | Galaxy Watch 6はWear OS 4で発売、5・6を取得済み、残り2回 |
| 3年 | Pixel Watch 2は2026年10月に最後の更新予定 | |
| Apple | 明示なし(機種により変動) | Series 9は2回更新で当初リストから脱落 |
Samsungは、Galaxy Watch 4世代以降について、One UI WatchおよびWear OSのメジャーアップデートを4年間提供すると約束しているとAndroid Authorityは伝えています。Galaxy Watch 6はWear OS 4で登場し、Wear OS 5・Wear OS 6を受け取り済みで、さらに2回のメジャーアップデートが控えていることになると報じられています。
Googleもウェアラブル製品で3年のソフトウェア更新枠を維持しており、Wear OS 4とともに登場したPixel Watch 2は、2026年10月に最後のソフトウェア更新を受け取る予定だとされています。これがWear OS 7になればAppleのSeries 9向けコミットメントを上回る可能性があり、仮にそうならなくても、少なくともSeries 9の寿命と並ぶ計算だとAndroid Authorityは報じています。
「いつサポートが切れるか分かる」ことの価値
今回の出来事が示しているのは、ウェアラブル選びにおける「予測可能性」の重要性です。Samsungのユーザーは購入時点でサポート終了時期を把握できますが、Apple Watchではそれが言いづらくなったと、Android Authorityは指摘しています。
Apple Watchの購入を検討している場合、現時点ではSeries 11・Ultra 3・SE 3のいずれかを選ぶのが、最も長く更新を受けられる選択肢だと読み取れます。一方、すでにSeries 6〜9・SE 2・初代Ultraを所有している人は、新機能の追加は期待しづらいものの、watchOS 26向けのセキュリティ更新が継続される可能性があるため、すぐ買い替える必然性は低いと判断できます。
Q&A
Q. 結局、Apple Watch Series 9はwatchOS 27に対応するのですか? 対応するとAndroid Authorityは伝えています。Appleは当初リストから外していましたが、その後9to5Macに対しSeries 9も対象であると認め、公式リストに追加したと報じられています。SNS上ではすでにSeries 9でwatchOS 27ベータが動作するとの報告も出ているとされています。
Q. 今回外れたApple Watchはもう使えなくなるのですか? すぐに使えなくなるわけではありません。AppleはSeries 6・7・8・SE 2・初代Ultraを明示的にサポート終了とは位置付けておらず、watchOS 26向けのセキュリティ更新やバグ修正は当面継続される可能性があります。ただし、新機能の追加対象からは外れるとAndroid Authorityは報じています。
Q. SamsungとGoogleはどのくらい長くアップデートを保証していますか? Samsungはギャラクシーウォッチ4世代以降について4年間のメジャーアップデート、Googleはウェアラブルについて3年間のソフトウェア更新枠を提供していると伝えられています。Galaxy Watch 6はすでにWear OS 5・6を受け取り、さらに2回のメジャー更新が控えているとされています。