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モバイルルーター×モバイルバッテリーの2in1——Baseus EnerGeek GX11を実機レポート

GadgetDrop 編集部5
モバイルルーター×モバイルバッテリーの2in1——Baseus EnerGeek GX11を実機レポート

旅先でのバッテリー切れとWi-Fi難民——この二大ストレスを1台で解決しようとする製品が登場しました。Baseusの「EnerGeek GX11 MiFi Power Bank」は、20,000mAhのモバイルバッテリーに4G LTEホットスポット機能を統合した2in1デバイスです。Android Authorityが数週間にわたって実機を使用したインプレッションをお届けします。

本体デザインと基本スペック——片手に収まるコンパクトさ

本体サイズは4.69 x 2.01 x 2.01インチ、重量は約15.2oz(約431g)です。上部にUSB-C×2とUSB-A×1の計3ポートを備え、側面にはWi-Fiのオン/オフを切り替えるトグルスイッチと電源ボタンを配置しています。電源ボタンはスクリーンの起動も兼ねており、バッテリー残量や接続状況を確認できます。

特徴的なのはキャリングループがUSB-Cケーブルを兼ねている点です。持ち運びやすさと「ケーブルを忘れない」利便性を同時に解決するアイデアで、Android Authorityはこの設計を高く評価しています。

ホットスポット機能——150以上の地域に対応、ただし5Gは非対応

このデバイスを他のモバイルバッテリーと差別化する最大の特徴が、uCloudlink CloudSIMを使ったグローバルホットスポット機能です。物理SIMカードの挿入もeSIMプロファイルの追加も不要で、専用アプリ「Baseus MiFi」からデータプランを購入するだけで使い始められます。対応地域は150以上で、デバイスが現地の最適なネットワークに自動で切り替わります。

最大10台まで同時接続が可能です。Android Authorityの実使用ではノートPC・タブレット・スマートフォン2台の計4台を同時接続しており、これで十分だったと報告しています。

通信速度はダウンロード最大150Mbps・アップロード最大50Mbpsとされていますが、実測ではダウンロード60〜100Mbps・アップロード20〜30Mbps程度だったとのことです。なお、5Gには対応していません。Android Authorityは「1人で使う分には快適に作業できたが、家族全員が動画をストリーミングするような状況では速度が不足する可能性がある」と指摘しています。

また、フルスピードで使えるデータ量は50〜200GBでキャップされているようです(ソース記事では「seemingly capped」と表現されており、確定情報ではありません)。

データプランの料金体系——利便性は高いが費用は割高

データプランはアプリ内で購入します。主なプランは以下の通りです。

  • 1日グローバルパス(最安値): 16ドル・4GB
  • 100GB・30日グローバルパス: 499ドル
  • 年間USAパス: 499ドル・月50GBのフルスピード付き

本体購入時には20GBのローカルデータプランが付属し、60日間有効です。まず試してみるには十分な量といえます。なお、以前は1年間毎月1GBのグローバルデータが付与される特典がありましたが、現在は廃止されています。

Android Authorityは「プランは割高だと感じた」としつつも、「1台のデバイスで世界中どこでもデータにアクセスできる利便性は魅力的」と評価しています。年に数回しか海外渡航しない場合や、同一国内での利用が中心の場合は、現地のSIMプランの方がコスト面で有利になる可能性があります。

バッテリー性能——3日間使っても50%以上残った

20,000mAhのバッテリーは、ホットスポット単体での稼働時間が最大114時間とされています。Android Authorityの実測では、3日間の週末旅行で1日あたり8〜10時間使用した後(合計24〜30時間)、残量が50%以上あったと報告しています。

モバイルバッテリーとしての充電速度は最大67Wで、一般的なスマートフォンを2〜4回充電できる容量です。Android Authorityは「同価格帯の優れたモバイルバッテリーが多数存在する中で、ホットスポット機能まで使えるなら選ぶ理由になる」と述べています。

購入を検討するなら——向いているユーザーと向かないユーザー

価格は129.99ドルです。Android Authorityは、以下のようなユーザーに特に向いていると評価しています。

  • RVや車中泊で長期旅行をする人: メイン回線のバックアップとしても有効
  • 複数国を頻繁に出張する人: SIM調達やローミング手続きが不要
  • キャンプや山岳地帯に行く人: 複数ネットワークへの自動切り替えで電波を確保しやすい

一方、年に数回の海外旅行や国内利用が中心の場合は、データプランのコストが割高になりやすいため、現地SIMやeSIMとの比較検討をおすすめします。


Q&A

Q. 物理SIMやeSIMは使えますか? 使えません。このデバイスはuCloudlink CloudSIM技術を採用しており、物理SIMカードの挿入もeSIMプロファイルの追加もできません。データプランはすべて専用アプリ「Baseus MiFi」から購入する仕組みです。

Q. 日本でも使えますか? ソース記事には日本での動作確認に関する記載はありません。対応地域は「150以上の地域」とされていますが、日本が含まれるかどうかはソース記事からは確認できません。購入前に公式サイトや販売ページで対応地域をご確認ください。

Q. 付属のデータプランはどのくらい使えますか? 本体購入時に20GBのローカルデータプランが付属し、有効期間は60日間です。まず試してみるには十分な量ですが、使い切った後は有料プランの購入が必要です。

出典

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GadgetDrop 編集部

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