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GeminiにTroubleshootingモードが一部ユーザーで出現——Googleが誤って有効化した可能性

GadgetDrop 編集部7
GeminiにTroubleshootingモードが一部ユーザーで出現——Googleが誤って有効化した可能性

Google Geminiのモデルピッカーに、未発表とみられる「Troubleshooting(トラブルシューティング)」モードが一部のユーザーで表示されているとAndroid Authorityが報じました。テキストと対話型ウィジェットを組み合わせて問題解決を案内する仕組みで、Android Authorityは、Googleが誤って有効化した可能性があると報じています。

モデルピッカーに突如現れた「Troubleshooting」モード

今回の発見はXのユーザーtestingcatalogによる報告がきっかけです。Geminiアプリのモデル選択メニュー内に、これまで存在しなかった「Troubleshooting」モードが新たに表示されているとされています。投稿のコメント欄には、自分のアカウントでもこのオプションが見えているという複数のユーザーからの報告も寄せられているとのことです。

ただし、Android Authorityが自社アカウントで確認したところ、この選択肢は表示されていませんでした。同メディアは、機能が誤って一部ユーザーに有効化された可能性が高く、Googleがいつ変更を巻き戻してもおかしくないと報じています。Android Authorityによれば、現時点でGoogleが正式に発表した機能であるとは伝えられていません。

テキスト+対話ウィジェットで原因を絞り込む仕組み

選択時の挙動については、テキスト出力と対話型ウィジェットを組み合わせてトラブルシューティングの手順を提示するとAndroid Authorityは報じています。Xユーザーが共有した実例として、「車が始動しない」といった問題に対する応答が紹介されています。

この例では、まずGeminiが想定される一般的な原因を示したうえで、追加のアドバイスに進むための選択肢をいくつか提示します。ユーザーは自分の車に現れている症状に該当するオプションを選ぶことで、さらに踏み込んだ診断や対処法を受け取れる流れになっているようです。BartokGabi17氏(X)のスクリーンショットもAndroid Authorityの記事内で参照されています。

低温度設定で「雑談を省いた回答」を志向か

Android AuthorityはRedditでの議論を引用し、新モードは通常より低い温度(temperature)設定で動作しており、回答の正確性を保ちつつ、相談対象の問題から外れないよう調整されているとされていると報じています。

挙動の特徴は次の通りと伝えられています。

  • 会話的な「雑談(conversational fluff)」を加えない
  • 最も可能性の高い診断結果を提示する
  • 問題解決のための手順を案内する

通常のGeminiが汎用的な対話に強い一方で、Troubleshootingモードはユースケースを「問題の切り分けと解決」に絞り込んだ専用モードとして設計されている、とAndroid Authorityは読み取れる旨を伝えています。

公式テストか、A/Bか、それとも事故か

Android Authorityは、これがGoogleによる社内テストなのか、限定的なA/Bテストなのか、あるいは開発者が本番環境でフラグを無効化し忘れただけなのかは現時点で不明だと述べています。同メディアはGoogleにコメントを求めていますが、本稿執筆時点では回答は得られていないと報じています。

リーク経路としては、X・Redditでの目撃情報という非公式ルートに依存している点に留意が必要だとAndroid Authorityは指摘しています。アプリの未公開UIが偶発的に一部アカウントへ露出した事例とみられ、正式リリースに至らない可能性も残ると報じられています。現時点では「Troubleshootingモードがテスト段階にある」と捉えるのが妥当であり、続報を待つのが現実的だと同メディアは伝えています。

モデルピッカーに追加された「Thinking level」と並ぶ位置づけ

Googleは2026年5月以降、Geminiアプリのモデルピッカーに「Thinking level(思考レベル)」という設定を正式に追加していると9to5Googleが報じています。FastまたはGemini 3.1 Proを選択した際に表示され、「Standard」と「Extended」の2段階を切り替えられる仕様だとされています。

  • Extended ThinkingはAndroid Authorityによれば無料ユーザーにも開放されており、最上位の「Deep Think」はGoogle AI Ultra契約者限定のままだと報じられています
  • Androidheadlinesによれば、高度な推論モードはトークン消費が速いため、日常的な質問ではStandardの利用が推奨されています
  • FastまたはGemini 3.1 Pro選択時にのみ切り替えUIが現れる点が、モデルピッカー内の操作性を特徴づけています

モデルピッカー側で「思考の深さ」を切り替えるUIが正式機能として整備されつつある中で、専用ユースケース向けの別モードもピッカー経由で検証が進む構図が浮かび上がります。

I/O 2026で示された「エージェント志向」への舵切り

Googleは2026年5月のI/O 2026において、新モデル「Gemini 3.5 Flash」を発表したとGoogle公式ブログおよびTechCrunchが伝えています。Google Antigravity、Gemini API、Google AI Studio、Android Studio経由で一般提供が開始されたとされています。

Gemini 3.5 Flashは、コーディングおよびエージェントベンチマークでGemini 3.1 Proを上回り、出力トークン毎秒で他のフロンティアモデル比で最大4倍の速度を実現しているとTechCrunchは説明しています。

項目内容
提供形態Google Antigravity・Gemini API・Google AI Studio・Android Studioで一般提供
性能比較Gemini 3.1 Proをコーディング・エージェントベンチマークで上回る
速度フロンティアモデル比で出力毎秒4倍

加えて、24時間稼働するパーソナルAIエージェント「Gemini Spark」も発表されており、米国のGoogle AI Ultra契約者向けベータ提供が予定されているとGoogle公式ブログが伝えています。チャットボット中心の体験からエージェント中心の体験へ軸足を移す方針が示されています。

Q&A

Q. 今すぐ自分のGeminiアプリで使えますか? Android Authorityによれば、一部ユーザーのモデルピッカーで表示されていると報じられている段階で、すべてのユーザーが利用できる状態ではありません。Android Authorityの確認時点でも、同メディアのアカウントでは表示されていませんでした。

Q. 通常のGeminiとの違いは何ですか? Android Authorityが紹介するRedditでの議論では、低い温度設定で動作し、雑談的な要素を省いて最も可能性の高い診断と対処手順を提示する点が特徴とされています。回答はテキストに加え、対話型のウィジェットを組み合わせて提供されると報じられています。

Q. 機能はこのまま残りますか? Android Authorityは、Googleが誤って有効化した可能性が指摘されており、変更がいつ巻き戻されてもおかしくないと報じています。社内テスト・A/Bテスト・本番への流出のいずれなのかは明らかになっていないとされています。

出典

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