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Intel LGA-1954はRazor Lake以降もサポートか——64MB SPI ROM搭載Zシリーズ基板の延命リーク

GadgetDrop 編集部8
Intel LGA-1954はRazor Lake以降もサポートか——64MB SPI ROM搭載Zシリーズ基板の延命リーク

事実上2世代で打ち止めとなったLGA-1851に対し、次期ソケット「LGA-1954」は64MB SPI ROM搭載のZシリーズ基板であればRazor Lake以降のCPUにも対応する可能性がある——リーカーJaykihn氏が2026年6月2日にXへ投稿した情報を、VideoCardzが報じています。さらに、CPUクーラーに35lbfの締結力を要求する新固定機構「2L-ILM」の存在も同氏が裏付けました。Intelによる公式確認はなく、Jaykihn氏の主張として扱う必要があります。

結論:LGA-1851ユーザーは買い替えを急ぐべきか

買い替え判断を今すぐ動かす根拠は薄い、というのが現時点での妥当な見方です。Jaykihn氏の主張が正しければ、LGA-1954のZシリーズ基板は3世代以上にわたって使える可能性があります。一方でIntelの公式アナウンスはまだ出ておらず、エントリー帯のボードでは延命対象から外れる可能性も残ります。Razor Lake世代までの対応を見込んで投資するなら、Intelおよびマザーボードベンダーの公式発表を待つのが安全です。

64MB SPI ROM搭載のZシリーズはRazor Lake以降もサポートか

Jaykihn氏によると、LGA-1954ソケットは64MB SPI ROMを備えたマザーボードに限り、Razor Lake以降のCPUにも対応するとされています。同氏は「Zシリーズの基板すべてに該当する」と述べており、ハイエンド帯のオーバークロック向けボードであれば、最初の2世代だけで終わらない長寿命プラットフォームになる可能性があると報じられています。

主な要点は以下の通りです。

  • LGA-1954はLGA-1851の後継ソケットとして、Nova Lake-S世代でデビューする見込み
  • Nova Lake-Sは「Core Ultra 400S」シリーズとして登場するとされる
  • 関連チップセットとしてB960、Z970、Z990、Q970、W980のIntel 900シリーズが過去のリークで挙げられた
  • 64MB SPI ROMはBIOSフラッシュ容量を指し、複数世代のマイクロコード格納に必要となる可能性がある

複数のCPU世代をサポートする際にBIOS ROM容量が制約になること自体は、過去のIntel・AMDプラットフォームでも珍しい話ではありません。ただし、Intel自身がLGA-1954の延命計画を公表したわけではなく、Jaykihn氏の主張がそのまま製品仕様に反映されるかは不透明です。

2L-ILMの存在も裏付け——35lbfの締結力を要求

同じ投稿でJaykihn氏は、VideoCardzが2026年4月に報じていた「2L-ILM(two-lever independent loading mechanism)」についても裏付け情報を出しました。LGA-1851で採用されている「RL-ILM」の後継となる固定機構で、IHS(ヒートスプレッダ)の平面性を高めることを狙った2レバー方式と説明されています。

特徴を整理すると以下のようになります。

項目内容
機構名2L-ILM(two-lever independent loading mechanism)
採用ソケットLGA-1954
置き換える機構LGA-1851のRL-ILM
狙いIHS(ヒートスプレッダ)の平面性向上
クーラーに要求される締結力35lbfの機械的荷重

2L-ILMは当初、エンスージアスト・オーバークロック志向の設計を想定したオプション機構として伝えられていました。CPUクーラー側にも35lbf相当の荷重をかけられる強度が求められ、対応クーラーの設計やマウントキットの互換性が話題になりそうです。

リーカーJaykihn氏の信頼度はどこまで?

今回の情報源は、X上でIntelプラットフォーム関連のリークを継続的に発信しているJaykihn氏のポストです。LGA-1954周りのリーク情報を数か月にわたり発信してきた人物で、4月にVideoCardzが先行して報じた2L-ILMの存在を今回追認した格好です。匿名のソーシャル発信であり、Intelの公式ロードマップや内部資料が直接公開されているわけではない点には注意が必要です。

加えて、Jaykihn氏の主張のうち「Razor Lake以降の対応」と「Zシリーズ基板すべてが該当」という部分は、Intelによる公式確認が取れていないと明記されています。Razor LakeはNova Lake-Sの次世代として位置づけられている世代ですが、ロードマップ自体が今後変更される可能性は残ります。マザーボードベンダーがBIOS容量をどう実装するかによって、最終的な対応世代も左右されます。

オーバークロックユーザーへの示唆

オーバークロック志向のユーザーにとっては、2L-ILMによってIHSの平面性が改善されるかが焦点です。ただし、35lbfという締結力に対応するクーラー側の準備が必要で、既存のLGA-1851向けマウントがそのまま流用できるかは明らかにされていません。64MB SPI ROMを採用しないエントリー帯ボードでは対応世代が限られる可能性もあるため、購入時にはBIOS ROM容量の確認が重要になりそうです。

900シリーズチップセットの仕様詳細——Z990は48 PCIeレーン構成

リーク情報をもとに整理されている900シリーズのスペックでは、フラッグシップのZ990チップセットがCPU側16本のPCIe 5.0レーンに加えて、チップセット側からも48本のPCIeレーンを供給するとされています。内訳は12本のPCIe 5.0と12本のPCIe 4.0で、Intelとしては初めてチップセット側にPCIe 5.0レーンを実装する世代になる見通しです。

項目Z990の想定仕様
CPU側PCIe 5.0レーン16本
チップセット側PCIe 5.0レーン12本
チップセット側PCIe 4.0レーン12本
Thunderbolt 4/USB42ポート
USB 3.2 20Gbps最大5ポート

900シリーズのマザーボードはLGA-1954ソケットとセットで2026年後半に登場するとTom's Hardwareは伝えており、B860やH810相当のメインストリーム/エントリー帯チップセットは2027年初頭に続く見込みとされています。

Razor Lake以降のロードマップ——Griffin Cove採用で2027年Q4登場の見込み

リークされたIntelのロードマップでは、LGA-1954ソケットを使う世代はNova Lakeで終わらず、Razor Lake、Titan Lake、Moon Lakeまで2028年にかけて続く構図が描かれています。Razor LakeはNova Lakeとピン互換性が示唆されており、マザーボードを使い回せる可能性が指摘されています。

ロードマップの主な要素は以下の通りです。

  • Razor Lake: 2027年Q4登場予定。Griffin Cove(Griffon Cove)のPコアとGolden EagleのEコアを採用し、最大52コア構成も報じられています
  • Titan Lake: Razor Lakeの後継として2028年方面に位置づけられる世代
  • Moon Lake: モバイル向け系列としてロードマップに記載される世代
  • Nova Lake: TSMCのN2プロセスで製造され、最大52コア・288MBのL3キャッシュを備える見込み

LGA-1954は最大4世代にわたって使われる可能性があるとTechSpotは伝えており、ソケット寿命の短さで批判されてきたIntelのデスクトッププラットフォーム戦略が方針転換しつつあるとみられています。

Q&A

Q. LGA-1954はいつ登場するソケットですか? Intelからの公式発表はまだありません。リーク情報ベースでは、LGA-1851の後継としてNova Lake-S(Core Ultra 400Sシリーズと見られています)のデビューと同時に登場する見込みです。具体的な発売時期も公表されていません。

Q. 64MB SPI ROMを搭載していないマザーボードはRazor Lake世代に対応できないのですか? 今回のリークでは「64MB SPI ROMを備えた基板で対応する」と述べられているのみで、それ未満の容量のボードがどう扱われるかは明示されていません。Intelの公式確認も取れていないため、断定はできない状況です。

Q. 2L-ILMで既存のCPUクーラーは使えますか? 2L-ILMは35lbfの機械的荷重をかけられるサーマルソリューションを要求すると報告されています。LGA-1851向けのRL-ILMと同じ締結力という記述があるため、対応マウントキットがあれば流用できる可能性はありますが、最終的な互換性は各社の対応次第です。

出典

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