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Pixel 7 Pro のバッテリー交換68ドルが250ドルに——Googleの修理対応をめぐる体験談が波紋

GadgetDrop 編集部4
Pixel 7 Pro のバッテリー交換68ドルが250ドルに——Googleの修理対応をめぐる体験談が波紋

68ドルのはずが250ドルに——3度の修理センター訪問を経てその差額182ドルを請求されたPixel 7 Proオーナーの体験談が、Redditへの投稿をきっかけに広まっています。Android Authorityがこの事例を取り上げ、Googleの修理サポート体制に疑問を呈しています。

3度通って182ドル余分に取られた——Pixel公式修理の実態

Redditユーザー(u/ProudEcho8442)が投稿した体験談によると、Pixel 7 Proのバッテリー交換を求めて修理センターを訪れたものの、一筋縄ではいきませんでした。

1回目の訪問では、端末にカスタムROMがインストールされていることを理由に修理を断られました。この対応自体はある程度理解できるものです。

2回目の訪問では、バッテリーの在庫がなく修理不可という結果に。スタッフからは「来週届くかもしれないが、保証はできない」という曖昧な返答しか得られなかったとされており、さらに店舗の連絡先電話番号の提供も拒否されたといいます。ユーザーはGoogleのオンラインサポートに問い合わせたところ、「24時間以内に店舗に連絡する」と約束されましたが、後になって「当該店舗は対応不可」との回答が届いたとのことです。

3回目の訪問でようやく端末を預けることができましたが、約20分後にスタッフから「ディスプレイに焼き付きの痕跡があり、不良品と判断した」と告げられました。バッテリー交換と同時にディスプレイ交換も必要だとして、請求額は合計250ドルに跳ね上がりました。Googleが公式に提示しているバッテリー交換費用は68ドルであり、その差は182ドルにのぼります。

公式修理センターへの持ち込みを検討しているPixel 7 Proオーナーは、事前に端末の状態(カスタムROMの有無・ディスプレイの状態)を確認しておくことが重要です。

「無関係な損傷を理由に修理拒否」——別の事例も浮上

Android Authorityによると、同様の事例は他にも報告されています。別のユーザーは、eSIMの問題を保証修理で対応しようとしたところ、実際には存在しないとされるディスプレイの損傷を理由に修理を拒否され、300ドルの支払いを求められたといいます。

投稿者は、Googleがバッテリー交換のために背面を開ける際にディスプレイを傷つけてしまう責任を回避するため、軽微な使用感を理由に修理を断っているのではないかと主張しています。Android Authorityは、この仮説は部分的に事実である可能性があると報じています。Pixel 7 Proは発売当時から修理のしやすさの評価が高くなく、YouTubeチャンネルPBKreviewsが背面カバーの開封やバッテリー取り外しの難しさを指摘していました。強力な接着剤が使用されているため、分解作業自体がリスクを伴うとされています。

また、投稿者はこの状況を「計画的陳腐化」——つまりGoogleが修理よりも新端末の購入を促すことで利益を得ようとしているのではないかと主張しており、Redditの多くのコメントがこの見方に同調しているとのことです。ただし、これはあくまでユーザーの推測であり、Googleが公式にそのような意図を認めているわけではありません。

DIY修理という選択肢——iFixitキットなら49.99ドル

公式修理の高額化・不透明さに対する現実的な代替手段として、iFixitが提供するPixel 7 Pro向けのセルフリペアキットが注目されます。価格は49.99ドルで、ステップバイステップの修理ガイドも付属しています。公式の68ドルよりも安く、今回のような250ドルの請求とは比べるまでもありません。

ただし、Pixel 7 Proは修理難易度が高い端末であるため、すべてのユーザーが自信を持って対応できるわけではありません。自分で修理できる自信があるなら、iFixitのキット(49.99ドル)を選ぶ方が費用面でのリスクが低い可能性があります。続報や同様の事例が増えるようであれば、Googleの修理ポリシーへの対応が求められることになるでしょう。

Q&A

Q. Pixel 7 Proの公式バッテリー交換はいくらですか? Googleが公式に提示しているバッテリー交換費用は68ドルです。ただし今回の事例のように、修理センターがディスプレイ交換などを条件として追加し、合計250ドルを請求されたケースが報告されています。

Q. 修理センターにカスタムROMがインストールされた端末を持ち込むとどうなりますか? 今回の事例では、カスタムROMがインストールされていることを理由に1回目の訪問で修理を断られています。公式修理センターへの持ち込み前にソフトウェアの状態を確認しておくことが重要です。

Q. iFixitのDIY修理キットはいくらで、自分でできますか? iFixitはPixel 7 Pro向けのセルフリペアキットをステップバイステップガイド付きで49.99ドルで提供しています。ただしPixel 7 Proは強力な接着剤が使われており修理難易度が高いため、すべてのユーザーに適しているとは限りません。

出典

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GadgetDrop 編集部

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