Galaxy S26を手放して物理キーボードスマホを1週間使い続けたら、どうなるか——Tom's GuideのJohn Velasco氏がそんな実験を敢行しました。その相手は、BlackBerry Passportにインスパイアされた「Unihertz Titan 2 Elite」です。スマホの"大型化一辺倒"に疲れたユーザーに刺さる理由を整理します。
前モデルから大幅に小型・軽量化——163gの手のひらサイズ
Titan 2 Eliteの最大の進化点は、そのサイズです。前モデルのUnihertz Titan 2が137.8×88.7×10.8mm・235gという大柄な筐体だったのに対し、Titan 2 Eliteは117.8×75×10.4mm・163gと大幅にコンパクト化されています。
ディスプレイは4.03インチ(1080×1200)のAMOLEDパネルで、正方形に近いアスペクト比が特徴。Tom's Guideのレビューでは「親指が四隅に届く」と評価されており、片手操作が現実的な数少ないAndroid端末のひとつとして紹介されています。フレームには航空宇宙グレードのアルミニウムを採用しており、コンパクトながら質感は高いと報じられています。カラーはブラックとオレンジの2色展開で、オレンジモデルはフラットエッジとラウンドコーナーの組み合わせがiPhone 17 Proに近い印象を与えるとのことです。
なお、Velasco氏はiPhone 17 ProとGalaxy S26を普段のメイン端末として使用しており、iPhone 17 Pro MaxやS26 Ultraのような大型モデルを避けているという文脈のなかで、Titan 2 Eliteのコンパクトさを特に評価しています。
物理キーボードの打鍵感と、惜しいソフトウェア
キーボードはBlackBerry伝統の「スカルプテッドキー」設計を踏襲しており、親指でなぞるだけで各キーを識別できる立体的な形状です。さらにタッチセンサー機能を備えており、キー面をスワイプするだけでWebページのスクロールやカーソル移動が行えます。
一方でソフトウェア面には課題もあります。数字専用の物理キー列はなく、「Alt」キーとの組み合わせで入力する仕様です。また、搭載されているKika-keyboardの予測変換は3候補を表示するものの、自動修正の精度が安定しないとTom's Guideは指摘しています。打鍵体験そのものは高評価ながら、ソフトウェアの完成度には改善の余地があると言えます。
日常パフォーマンスは合格点、縦型動画表示に課題あり
チップセットにはMediaTek Dimensity 7400を搭載し、RAM 12GB・ストレージ256GB・Android 16という構成です。メール返信・Web閲覧・ゲームといった日常タスクはGalaxy S26と遜色ない動作だったとTom's Guideは報じています。
ただし、正方形ディスプレイの影響でInstagramやTikTokの縦型動画リールが画面内でトリミングされ、字幕が切れるケースがあります。「ミニモード」で9:16表示に切り替えることは可能ですが、画面周囲に大きな余白が生じます。
カメラはリア50MP(メイン)+50MP(望遠)の2眼構成です。なお、前モデルのTitan 2のリアカメラは50MPメイン+8MP望遠(3.4倍光学ズーム)という構成でした。
バッテリーは4,050mAh・33W有線充電対応です。前モデルTitan 2の5,050mAhから容量は減少していますが、小型化とのトレードオフとなっています。
物理キーボードの復権を願うユーザーへの現実的な選択肢
Tom's Guideは物理QWERTYキーボードスマホとして、Titan 2 Eliteを評価しています。日常的なタスクについてはGalaxy S26と遜色ない動作を確認しており、コンパクトなボディと優れた打鍵感が強みとして挙げられています。一方で、正方形ディスプレイによる縦型動画の表示制限や、キーボードソフトウェアの精度といった課題も正直に認めています。
物理キーボードの復権を願うユーザーにとっては、現時点で最も現実的な選択肢のひとつと言えるでしょう。
Q&A
Q. 前モデルのUnihertz Titan 2とスペック面で何が変わりましたか? 主な変化はサイズ・重量・チップセット・OSです。Titan 2 Eliteは163g・117.8×75×10.4mmとTitan 2(235g・137.8×88.7×10.8mm)より大幅に小型・軽量化されています。チップセットはDimensity 7300からDimensity 7400に、OSはAndroid 15からAndroid 16に更新されています。一方でバッテリー容量は5,050mAhから4,050mAhに減少しています。
Q. 正方形ディスプレイはアプリ利用に支障がありますか? メール・Web閲覧・一般的なゲームは問題なく動作するとTom's Guideは報じています。ただし、InstagramやTikTokの縦型動画リールは画面内でトリミングされ字幕が切れる場合があります。「ミニモード」で9:16表示に切り替えることは可能ですが、画面周囲に大きな余白が生じます。