Appleは、Apple Watch向けの最新ソフトウェアアップデート「watchOS 26.5」の配信を開始しました。目玉は、70色以上のカラーから最大12色まで自由に組み合わせられる新文字盤「Pride Luminance」の追加です。さらに、デュアルSIM環境でApple WatchのメッセージがiMessageではなくSMSを使ってしまう問題や、iPhoneが近くにない時のワークアウト音声アラートが鳴らない問題も修正されています。
新文字盤「Pride Luminance」が追加——70色以上×最大12色の自由配色
watchOS 26.5の最大の追加要素は、新しい文字盤「Pride Luminance」です。iOS 26.5の新しいiPhone壁紙と同様に、豊富なカスタマイズオプションが用意されています。
9to5MacのZac氏による解説によれば、カスタマイズ可能な項目は以下の通りです。
- カラー
- ダイヤルの形状
- スタイル
- コーナーコンプリケーション(円形ダイヤル時)
カラーについては、Appleが用意したプリセットの組み合わせが11種類用意されているほか、70色以上の中から1〜12色を自由に組み合わせて自分好みに仕上げることができます。新しい文字盤は、文字盤ギャラリーからインストール可能です。
デュアルSIMユーザー必見:SMS誤使用の問題が解消
新文字盤の追加に加え、watchOS 26.5にはバグ修正とパフォーマンス改善が含まれています。Appleが特に挙げている修正は次の2点です。
| 対象 | 修正内容 |
|---|---|
| メッセージ | デュアルSIMのiPhoneとペアリングしている場合に、Apple WatchのメッセージがiMessageではなくSMSを使用してしまうことがある問題を修正 |
| ワークアウト | iPhoneが近くにない場合にワークアウトAppの音声アラートが再生されないことがある問題を修正 |
デュアルSIM環境のユーザーは、Apple Watchからのメッセージ送信時にiMessageではなくSMSが使われるケースが報告されており、今回の修正で本来のiMessage経由での送信が期待できるようになります。また、iPhoneを家に置いてランニングやワークアウトを行うユーザーにとっても、音声アラートの再生不具合が大幅に改善される点は実用的な改善です。
次の大型アップデート「watchOS 27」は来月発表予定
アップデートは、iPhoneの「Watch」アプリ内から今すぐインストールできます。なお、Apple Watchにとってより大きな変化となる「watchOS 27」は、来月発表される予定です。9to5Macによれば、watchOS 27ではApple Watchにとってより大きな変更が予定されているとのことで、今回のwatchOS 26.5は次期メジャーアップデート前の安定化・機能追加を担う中間アップデートという位置付けになります。新文字盤の追加と実用上のバグ修正にとどまるため、watchOS 27までの「橋渡し」として捉えると分かりやすいでしょう。
来月発表「watchOS 27」の中身——コードネーム「Orchid」と新Modular文字盤
watchOS 27は中間アップデートではなくメジャーアップデートとして位置づけられており、すでにリーク情報が出始めています。Bloombergのマーク・ガーマン氏の報告によれば、Appleはコードネーム「Orchid」と呼ばれるwatchOS 27向けに複数の新文字盤をテストしているとされています。
Modular Ultraの簡略版で何が変わるか
リーク情報によれば、大きな時計がディスプレイ上部を占め、その下に3つの小さなコンプリケーションが並ぶレイアウトとなり、これまでUltra限定だったModular Ultra文字盤のデザイン要素が標準Seriesモデルにも広がる見通しです。発表時期については、Appleは2026年6月8日のWWDC 2026基調講演でwatchOS 27を披露し、安定版は9月にApple Watch Series 12と並んでリリースされる流れが予想されています。ハードウェア面でも、Apple Watch Series 12とUltra 4にTouch IDが搭載される可能性がリーク情報で示唆されており、ソフトウェアとハードウェアの両面で次世代Apple Watch体験の刷新が進められています。
Pride Luminanceの「動く配色」——Sport Loopと連動する2026年Prideコレクション
新文字盤は単体ではなく、ハードウェアアクセサリーとセットで展開されるコレクションの一部です。本日から注文可能となった新しいPride Edition Sport Loopは11色のナイロン糸で織られ、色から色へとブレンドする精緻な織りがバンド全体に奥行きと動きを生み出しています。
| 要素 | デザインの特徴 |
|---|---|
| Sport Loopバンド | 11色のナイロン糸を編み込み、色がブレンド |
| 文字盤パターン | ラジアル(時刻マークに沿う色の放射)とバーティカル(縦縞)の2種類の幾何学パターン |
| 動的演出 | ロック解除時に色がダイナミックに屈折し、Always-On Displayでも別の遷移を見せる |
iPhone側も連動しており、iOS 26.5ではスペクトラムをダイナミックに屈折させるPride Luminance壁紙が用意されているほか、エンドツーエンド暗号化RCSメッセージ(ベータ)やApple Mapsの「Suggested Places」も同時搭載されています。Apple Watch側の文字盤と組み合わせて使うことで、デバイス間で統一感のあるビジュアル体験を楽しめる構成となっています。
Q&A
Q. watchOS 27まで待たず、いま26.5を入れるべきですか? watchOS 27は来月発表予定とされており、実際の配信はそれ以降となります。それまでの間、デュアルSIM環境でのSMS誤使用やワークアウト音声アラートの不具合に該当するユーザーは、26.5を適用しておく実利があります。新文字盤「Pride Luminance」も26.5で追加されるため、待つメリットは小さいといえます。
Q. 新しい文字盤「Pride Luminance」のカスタマイズはどこまで可能ですか? カラー、ダイヤル形状、スタイル、コーナーコンプリケーション(円形ダイヤル時)が変更できます。カラーは11種類のプリセットに加え、70色以上から1〜12色を自由に組み合わせられます。
Q. watchOS 26.5はどうやってインストールしますか? iPhoneの「Watch」アプリ内からインストール可能です。文字盤ギャラリーから「Pride Luminance」を選んで追加できます。