Microsoftが、2026年6月後半から7月初頭にかけてXbox Game Passへ追加・移動するタイトル群を発表しました。FIFAワールドカップ開催に合わせたEA Sports FC 26と、過去作CoD投入の第一弾と目されるCall of Duty: Vanguardという2大フランチャイズが同週(6月17日・18日)に揃って投入される点が、加入者にとって最大のフックです。Wccftechの報道をもとに、7本の配信カレンダーと対象ティアを整理します。
目玉はEA Sports FC 26とCall of Duty: Vanguard
世界最大のサッカーゲームであるEA Sports FC 26は、PS Plus Essentialでの追加配信を経てGame Passへ登場します。配信タイミングはFIFAワールドカップという世界的イベントに合わせた格好で、「サッカー最大のイベント期間中にできるだけ多くのプレイヤーへ届ける」狙いがあるとの見方もあるとWccftechは伝えており、Microsoft/EAが公式に意図を明言しているわけではない点には注意が必要です。ワールドカップを友人と一緒に観戦・プレイしたい層や、購入を待っていた層にとっては、Game Pass加入で追加コストなく遊べるメリットが大きいタイミングと読めます。
もう一つの目玉、Call of Duty: Vanguardは、新作タイトルがXbox Game Pass Ultimateに即日追加されない方針のなか、過去作CoDをGame Passに順次投入していくと報じられている計画の「ソフトローンチ」的な位置づけだとWccftechは評しています。今後の過去作CoD投入の起点となる可能性があり、加入継続の価値判断にも関わるラインアップです。
6/16〜7/6に配信される7本のカレンダーと対象ティア
今回発表された7本の配信日・プラットフォーム・対象ティアは次の通りです。期間中に追加・移動するタイトルは合計7本で、配信は6月16日から7月6日までの約3週間に分散しています。
| タイトル | 配信日 | プラットフォーム | 対象ティア |
|---|---|---|---|
| Junkster | 6月16日 | Cloud / PC / Xbox Series X|S | PC Game Pass / Ultimate |
| Call of Duty: Vanguard | 6月17日 | Cloud / PC / Console | Premium / Ultimate / PC Game Pass |
| EA Sports FC 26 | 6月18日 | Cloud / PC / Console | Ultimate / PC Game Pass |
| Abyssus | 6月25日 | Cloud / PC / Xbox Series X|S | Premium / Ultimate / PC Game Pass |
| RV There Yet? | 6月30日 | Cloud / PC / Xbox Series X|S | Premium / Ultimate / PC Game Pass |
| Tony Hawk's Pro Skater 3+4 | 7月2日 | Cloud / PC / Console | Ultimate / PC Game Pass、新たにPremiumにも追加 |
| Winds of Arcana: Ruination | 7月6日 | Cloud / PC / Console | Premium / Ultimate / PC Game Pass |
Tony Hawk's Pro Skater 3+4は、今回唯一「ティアを跨いで移動する」タイトルで、これまでUltimate / PC Game Pass向けだったものが、第2階層のPremium加入者にも開放されます。インディー枠ではRV There Yet?が「昨年のヒットインディー群」のなかでも要チェック作品としてWccftechに挙げられています。
前半比で規模縮小、業界には大規模レイオフ報道の影
Persona 5 Royal、Undisputed、Total Chaosなどが投入された6月前半に比べると、今回のラインナップは規模が小さめです。ただし、加入者目線では「EA Sports FC 26 + Call of Duty: Vanguardが遊べれば、サブスク代の元は取りやすい月」と言えるとの見方もあります。
一方で業界全体では、Xboxで報じられている大規模レイオフの規模感が最大の関心事になっていると伝えられています。Wccftechによると、少なくとも2つのスタジオが買収先・新親会社を見つけられなければ閉鎖に向かう可能性があるとされ、さらに複数のスタジオも「リストに乗る可能性がある」とされています。具体的なスタジオ名や買収交渉先については、現時点では明らかにされていません。Xbox Game Studios全体でレイオフやプロジェクト中止のリスクが及び得るとされ、Game Pass加入者にとっても今後の供給ペースに影響しうる論点です。
値下げ後の料金体系から読むGame Pass加入判断
2026年4月21日、MicrosoftはGame Pass Ultimateを月額29.99ドルから22.99ドルへ引き下げ、PC Game Passも16.49ドルから13.99ドルへ改定しました。新Microsoft Gaming CEOのAsha Sharmaは社内メモで、Ultimateが「too expensive(高すぎる)」状態だったと認め、2025年10月の値上げ以降「millions of subscribers(数百万人の加入者)」を失ったとされています。
| ティア | 月額(2026年4月以降) | 改定前 |
|---|---|---|
| Ultimate | $22.99 | $29.99 |
| PC Game Pass | $13.99 | $16.49 |
| Premium | $14.99 | 据え置き |
| Essential | $9.99 | 据え置き |
EA Sports FC 26とCall of Duty: VanguardをカバーするのはUltimateとPC Game Passであり、値下げ後の料金で両タイトルへアクセスできる点は、6月後半の加入再開を検討する層にとって判断材料になります。
Xbox Resetが直撃するスタジオと供給体制
6月16日にはNinja Theoryの閉鎖が確認され、Xbox Games Showcaseでの新作発表からわずか9日後の決定だったと報じられています。同日付の報道ではDouble Fine ProductionsとCompulsion Gamesも閉鎖または買収交渉の渦中にあり、Xbox第一党スタジオ史上もっとも集中した一日の縮小だと評されています。
Xbox Resetの枠組み
これらの動きは、Asha Sharmaとチーフコンテンツオフィサー Matt Booty が6日前に公開メモで示した「Xbox Reset」フレームワークの最初の実行例と位置づけられています。Bloombergの報道では、2026年6月30日のMicrosoft会計年度末直後に部門全体でさらに大きな人員削減が行われる見通しとされています。
- Ninja Theory: 6月16日に閉鎖通告
- Double Fine / Compulsion Games: 閉鎖または身売り交渉中
- 部門全体の追加カットは7月以降に集中する見込み
供給ペースへの影響が現実化しつつあり、Game Pass加入継続の判断は7月以降のラインナップ発表と合わせて見直す必要があります。
Q&A
Q. EA Sports FC 26とCall of Duty: Vanguardはいつから遊べますか? Call of Duty: Vanguardが6月17日、EA Sports FC 26が6月18日から、それぞれ対象ティアで順次配信されます。
Q. 今回の7本をすべて遊べるのはどのティアですか? 今回発表された7本すべてに対応するのは、Xbox Game Pass UltimateとPC Game Passです。Game Pass Premiumでは、Junkster(PC Game Pass / Ultimate限定)とEA Sports FC 26(Ultimate / PC Game Pass限定)の2本が対象外となります。