Apple Watch 11がようやく24時間の壁を超えたものの、毎日の充電を余儀なくされる状況は変わりない。7日以上の連続使用を実現するウェアラブルをEngadgetが6製品まとめた。価格・機能・トレードオフを整理する。
Apple Watch 11でも「1日が限界」——Ultraでも最大約3日
Apple Watchはスマートウォッチ市場でトップシェアを誇る製品だが、バッテリーには根本的な制約がある。最新モデルのApple Watch 11でようやく24時間の閾値を達成したものの、実際の使用環境では結果に幅が出る。ヘビーユーザーは1日2回の充電が必要になるケースもある。最上位モデルのApple Watch Ultraでも省電力モードで最大約3日が上限だ。
こうした課題から、より長持ちする代替製品を求めるユーザーが増えている。
本格スマートウォッチ:Garmin Venu 4とCMF Watch 3 Pro
Garmin Venu 4(550ドル)はApple Watch Seriesの直接競合に位置付けられ、最大10日間のバッテリー持続を実現する。AMOLEDタッチスクリーン、ステンレス鋼+Gorilla Glass製の外装を採用し、睡眠・フィットネス全般・皮膚温度・ホルモンサイクルなど幅広いトラッキングに対応する。価格は標準Apple WatchとApple Ultraの間に位置するが、Engadgetは「本格的なアスリートにはかなりお得な選択肢」と評価している。
サブブランドCMF by NothingのCMF Watch 3 Proは100ドル未満で最大13日間駆動する。4チャンネル心拍センサーと100以上のスポーツモード(長距離ランニング等を含む)を搭載し、AIコーチによるフィットネスアドバイス機能も持つ。血中酸素・月経健康・ストレス管理にも対応。さらにChatGPT統合チャットボットと、AIでカスタム文字盤を作成できる「Watch Face Studio」を備える点が他製品との差別化ポイントだ。ただし1.43インチAMOLEDの常時表示(AOD)をオンにすると稼働日数は4.5日まで落ちるため、7日以上を目指すならAODオフが必須となる。
コスパ重視&健康特化:Amazfit Bip 6・Whoop 5.0・Withings ScanWatch 2
Amazfit Bip 6は80ドルという低価格で最大1週間のバッテリーを実現する。内蔵GPS、心拍・血中酸素センサー、AMOLEDディスプレイを搭載し、Engadgetの実機テストでは睡眠トラッキングの精度が上位機と同水準であることが確認された。一方、ワークアウトの自動検出はApple Watchのように機能することをマーケティングでは謳っているが、テストでは「当たり外れあり(hit or miss)」との結果だった。ワークアウトを手動ログすることに抵抗がないなら有力な選択肢だ。
スクリーンを持たないスマートバンドWhoop 5.0は、1回の充電で14日間使用できる。常時装着を前提とした設計で、睡眠センサー・ECG・血圧測定・心拍・歩数を計測する。ほぼすべての機能は年200〜360ドルのサブスクリプションにロックされているが、このサブスクにはWhoop 5.0本体と全機能アプリの利用が含まれる。
リスト中で最長バッテリーを誇るのはWithings ScanWatch 2で、1回の充電で最大35日間持続する。タッチスクリーンは搭載せず、アナログ針と文字盤を持つ従来型時計デザインを採用している。体温・心拍・心調律・睡眠品質・月経サイクルなどを追跡できる。多くの機能は年約100ドルのサブスクリプションの背後にある点は要注意だ。
リングという選択肢:Oura Ring 5
スマートウォッチやバンドにこだわる必要はない。Oura Ring 5は最大9日間のバッテリーを持ち、指に目立たない形で装着できる極薄・軽量デザインが特徴だ。血圧・夜間呼吸など多様な健康指標を計測できる。ディスプレイを持たないため、フィットネス・健康データの収集に特化したユーザーには合理的な選択肢になり得る。
購入を検討するなら、「スクリーンの有無」「サブスク費用の有無」「自動ワークアウト検出の精度」の3点を優先度に応じて整理するのがポイントだ。
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Oura Ring 5の小型化と新機能「Health Radar」の詳細
Oura Ring 5は2026年5月28日に発表され、正式出荷は同年6月4日から始まっています。価格は399ドルからで、予約はすでに受付中です。
寸法と新たな信号アーキテクチャ
| 項目 | Oura Ring 4 | Oura Ring 5 |
|---|---|---|
| 幅 | 7.99mm | 6.09mm |
| 厚さ | 2.88mm | 2.28mm |
| サイズ縮小 | — | 約40%小型化 |
新世代では12本の信号経路と強化されたLEDを採用し、指の太さや肌色を問わず一貫した計測精度を実現しています。
注目すべき新機能が「Health Radar」です。社内医師40名以上と共同開発され、血圧シグナルと夜間の呼吸パターンを背景で常時追跡し、心血管系への負担や睡眠障害を深刻化する前に検出することを狙いとしています。あわせてリアルタイムのライブアクティビティ追跡と、期間指定で記録を消去できるData Deletion機能も6月中に展開されます。
Garmin Venu 4が追加した健康・測位機能
Garmin Venu 4は550ドルというポジショニングに見合う健康トラッキング機能を新たに揃えています。
- ECG計測: 心電図の単独計測に対応し、医療指標寄りのデータ取得が可能になっています
- Sleep Coach: 直近の訓練負荷と睡眠履歴から、適切な就寝時刻を能動的に提案します
- Lifestyle Logging / Health Status: 日常行動の記録と夜間の健康トレンドを横断的に可視化します
- Sleep Alignment / Sleep Consistency: 概日リズムと就寝時刻の一貫性を分析する睡眠解析機能を追加しています
- 女性向けヘルス: サイクル予測と妊娠モードを刷新したスイートを搭載しています
ハードウェア面ではフルメタルケース、輝度を高めたディスプレイ、内蔵フラッシュライト、そしてマルチバンド(L1+L5)対応のデュアル周波数GPSが目立つアップグレードです。ケースは40mmと45mmの2サイズが用意され、内部仕様は共通ながら45mmモデルがより大容量のバッテリーを搭載しています。
<!-- ENRICH:END -->Q&A
Q. Apple Watchから乗り換えるならどれが最も近い体験を得られますか? Apple Watch Seriesに近い機能を求めるならGarmin Venu 4が最も直接的な競合だ。550ドルとApple Watchより高価だが、最大10日間のバッテリーとAMOLED搭載の本格スマートウォッチとして位置付けられている。
Q. サブスクなしで使える製品はどれですか? Garmin Venu 4とAmazfit Bip 6、CMF Watch 3 Proはサブスクリプション不要で全機能を利用できる。Whoop 5.0・Withings ScanWatch 2・Oura Ring 5は多くの機能がサブスクの背後にあるため、長期的なランニングコストを考慮する必要がある。
Q. CMF Watch 3 Proで常時表示をオフにしないと何日持ちますか? 常時表示(AOD)をオンにすると4.5日まで落ちる。7日以上を目指す場合はAODをオフにして使用することが推奨されている。